微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

【経営転換】の際に考えたいこと

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■ここ最近、「コロナコロナ」
 と連続していますが…


 やはりこのコロナ禍においては
 経営の仕方も変えざるを得ない

 ということが
 少なからずあろうかと思います。

 とは言え、
 その経営の方向性を変える際にも、
 大切にしたいのは、

 【自分自身の専門性】

 ではないかと思っているところ。

 結局のところ、自らが専門家として
 切り開いてきたその分野を完全に撤退する
 ということは、
 場合によってはハイリスクである

 ということも考えられます。

 逆を言えば、

 【経営の転換をする際にも、
 何かしらその専門性を次に利用する
 という形で、次の展開を考える】

 ということも重要なのかもしれません。


■ドラッカーが説いた言葉として、


 『何によって憶えられたいか』

 というものがあります。

 つまり、経営者はその専門家としての
 道を歩んでいるわけであり、
 その専門性を追求した先に、
 その道のさらに卓越した存在に  
 なっていくというもの。

 その専門性や卓越性の行く末として、

 「自らの人生の最期に、人は自分のことを
 どのように想起するのか」

 といったことを考えることは、
 その経営においてはかなり重要だよ、
 ということなんでしょうね。

 こういった目的を持って
 仕事をしていかないことには、

 ただただ平凡に毎日が過ぎ去っていく
 ものであり、

 その結果、多少なりとも
 その進む方向がブレてしまう
 
 ということも考えられ得る
 気がしてなりません。


■とは言え、


 現在の経営分野において
 うまくいっていない場合、

 【どうしてもその他の分野に
 目がいってしまう】

 というもの。
 
 隣の芝生は青く見えるものであり、
 うまくいっていない今の状況からすると、
 そこはオアシスのように見えることも
 確かにありますよね。

 しかしながら、

 「もしかすると同業他社も
 同様に考えているのではないか」

 という仮定を立てるとどうでしょう。

 そして、それだけではなく、

 【これから進もうとしている分野には、
 従来からの専門家がひしめいている】

 ということも考えられないでしょうか。

 それはあたかも、

 弟子入りした直後の力士が
 実戦を通じて、勝ち名乗りを
 上げている横綱大関に
 宣戦布告をしていくようなもので、

 時には立合い前から勝負がついている
 ことが少なくありません。

 立合い後、張り手一発を浴びて
 早々に決着が付けば、
 むしろダメージ少ない状態で
 撤退することができますが、

 土俵上で(表現が良くないですが…)
 先輩力士に翻弄され、  
 体力を極限まで奪われ
 (資金力が尽き)、
 ボロボロの状態になった末に
 その場を去る
 
 ということもまた、想定されます。

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   ■かく言う私自身も、  税理士という仕事においては、  その将来性を俯瞰しながら、  その後の経営の展開もまた考えている  というところ。  税理士は、「将来消える職業」として、  栄えある高順位を  キープしていますので(涙)…   ■今の状況が続いていくことが    考えにくいことは、  このコロナの状況を見ていても  容易に想像がつくのではないでしょうか。  これはどの分野の経営においても  共通することではないかと、   私は感じています。  上述してきたことについては  経営の思索をする時間を日々確保し、  より高いところから  自らを俯瞰するとともに、  その時々で適切な経営戦略を練って  経営の方向性を考えたいものですね。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・どうしてもこういった  不安定な情勢においては、  これまで進んできた経営の道から  あえて逸れた形で、  その後の経営の展開を考えがちなもの。 ・しかしながら、同業他社も  同様の思索をしてはいないだろうか。  また、その進もうとしている分野には、  過去からのその道のプロがいるのでは  ないだろうか。 ・やはり、その道の専門家として  これまでに築いてきた道は、  それなりに価値があるものと想定される。  そのような状況から  今後の経営の展開を考えるにあたっては、  【これまでの専門性を利用する】  という形で、次なる経営の一手を考える  ということも有用であるかもしれない。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹


「その紹介料、経費で大丈夫?」

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■このコロナ禍においては、
 外出する機会が減ってきたため、


 従来開催されていた交流会などで

 【人との縁を紡いでいく】

 ということが難しくなってきました。

 そうなると、
 オンラインでの集客や、または、
 直接の紹介をしてもらう

 ということが多くなってきたように
 見受けられます。

 そこで今日は、
 紹介をしてもらった場合に
 支払うことが想定される『紹介料』
 について見ていくことにいたします。


■当然、


 紹介をしてもらった対価として
 紹介料を支払うため
 それは経費となり得るのですが、

 気を付けたいのが、
 その経費の取り扱いについて。

 原則としての考えとして
 押さえておきたい前提としては、

 【紹介料は『交際費』である】

 ということ。

 個人事業主については
 交際費であれその他の経費であれ、
 経費であることに変わりはないのですが、

 法人においては、(中小企業の場合)
 年間800万円を超える交際費となると、

 その超えた部分に関しては
 損金(法人税を計算する上での経費)として
 認められないこととなります。

 これが原則なんですね。

 そういった状況ですので、
 もし年間800万円を超える
 交際費の支出をしている状況で、
 この紹介料を支払ったとしたら、

 【その紹介料は丸々経費とならない】

 ということになってしまいます。


■しかしながら例外も。


 その紹介料の支払い先が、
 その紹介を業としている相手である場合は、
 これは交際費ではなく、

 【支払手数料】

 などの経費として、

 【法人においても全額損金として認められる】

 ということに。

 さらにもう一点注意が必要なのが、

 自社の従業員が紹介をしてくれて、
 その従業員に対し紹介料として
 対価を支払った場合は、

 その紹介料は原則として

 【給与課税】

 とされてしまいます。

 というのも、

 【自社と従業員の契約は
 『雇用契約』であるため、
 その対価として支払った場合は
 給与とみなされる】

 ということになるわけです。

 『給与課税』ということは、
 当然所得税や住民税、社会保険
 対象となってくる状況ですので、

 【従業員の税負担が増えてしまう】

 ことになるんですね(滝汗)。

 

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■ここ最近のコロナ禍においては、


 こういった『紹介』が増えているように
 見受けられますので、

 この紹介料の経理処理については
 重々注意をして、
 適切な税務処理をしていきたいものです。


------------------

《本日の微粒子企業の心構え》


・紹介料は、当然に
 その紹介に対する対価であるため
 経費となると考えがちであるが、
 【例外もある】ということを
 念頭においておくべし。


・原則として

 【紹介料は交際費】

 である。

 しかしながら、その相手先が
 紹介を業としている者である場合は、
 『支払手数料』などとして
 経費処理が可能となる。


・その紹介料の支払い相手が
 自社の従業員である場合は
 『給与課税』となってしまうため
 注意が必要であると言える。


・しっかりとこの
 紹介料の経理処理については、
 上述してきたようなことを念頭において、
 適正な会計処理と税務処理を
 していくべし。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

 

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

労使の健全な関係はまず【スタート】から

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================


■ビジネスが軌道に乗ってくると、


 より多くのそれに見合う
 『経営資源』が必要となってきます。

 代表的な経営資源は、

 【ヒト、モノ、カネ、情報】

 と言われますが、

 最も大切で、なおかつ
 コントロールが難しいのが

 【ヒト】

 ではないでしょうか。

 これは以前にも述べさせて
 いただいているように、

 人はまさに宝であり、

 【人財】

 という表現が適切であるように
 私は考えています。

 

人材は【人財】と考えよ! | 福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所

 

note.com

 (振り返ると、1年ごとに今回のような記事を
 書いているようですね(笑)。
 記事が溜まってくると、
 こういった傾向も見えて面白いものです。)

 とは言え、宝ではあるものの、それは時に

 【鋭利なダイヤモンド】

 のような存在にもなり得るものでもあり、

 その宝を手に入れた反面、
 身の危険を生じる
 という可能性も秘める、

 いわば『諸刃の剣』のような
 存在でもあると思っているところ。

 

■それはつまり、

 

 【労働者>経営者】

 となっている状況なんですよね。

 一般的に考えると、
 労働者は労働基準法などの法律により、
 強く守られている

 という感覚。

 労働者の権利は強いんですね。

 それに引き換え、経営者の権利は
 そんなに尊重されてないような…
 そんな気がしています。

 現にそういった類の相談も多々。

 そこで、

 【その労働者の権利を逆手にとって、
 経営者を翻弄する】

 ということが大変経営者の身としては
 悲しいことなのですが、
 世間では多く見受けられるのもまた事実。

 そもそもこのこと自体が
 問題であるように思うわけですが、

 決して働いている人を
 一方的に責めるべきではないと思っていて、

 【求人の段階において
 双方の認識のすり合わせができていなかった】

 ことにより、
 このような事態を招いている可能性がある
 のではないか、
 とも思っている次第です。


■では、一体なぜ
 

 労働者の権利が強いのでしょう。

 それは、

 【経営者が経営者であるが故の
 自由な振る舞いを抑止するため、
 法が働いている】

 のではないかと
 私は思っているところですが、
 (あくまでも私見です)

 経営者としては給料を支払い、
 それに見合った労働力という対価を
 労働者から提供してもらう。

 労働者は逆に、
 その給料という対価をもらい、
 それに引き換え労働力という
 サービスを提供する。

 つまり、
 労働者においても経営者においても
 これは『権利』と『義務』が
 同時に生じているようなもの
 ではないでしょうか。

 …と述べてはきましたが、
 やはりそれは建前となっている
 というのが一般的であり、

 どうしても労働者の方が強くなっていく
 ということが少なからず
 見受けられるわけです。

 そのためには、
 やはり上述したように

 【求人の段階で双方しっかり対話をし、
 労働条件や給料の条件、
 提供して欲しい具体的な労働力のこと…

 こういったことを
 より細かくより具体的に
 認識のすり合わせをしておく】

 ということが極めて重要である 
 ように思うんですね。


■ここで根底に立ち返りたいところなのですが、


 大切なのは

 【人と人との繋がり】

 であり、

 経営者であれ労働者であれ
 結局は『一人の人間』。

 【その一人の人間同士が関わり合う中で、
 どうすれば相手が気持ち良く
 動けるだろうか】

 ということが、経営のみならず
 人付き合いの基本であるように
 思うんですね。

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 そのようなことを念頭において、
 求人を考えることで、

 上述してきたような認識の違いにより、
 経営者や労働者のどちらか一方が強い

 という状況は多少なりとも
 免れるのではないでしょうか。

 しっかりとそういったスタートの段階で、
 認識のすり合わせや対話をしっかりとして
 いきたいものですね(^^)。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・事業が発展してくるにつれ、
 より多くの『経営資源』が
 必要となってくる。

 その中でもとりわけ重要であり、
 なおかつ調整が難しいのが
 【ヒト】ではないだろうか。


・人は【人財】とも表記されるように
 まさに宝であると言える。

 その一方で、従業員としての
 法に守られた立場独特の
 鋭利な側面も持っているため、

 経営者としてはそういった点にも
 注意しておきたいところ。
 

・ただ、結局のところ、
 経営者であれ労働者であれ
 【一人の人間同士】。

 根底として、その一人の人間同士が
 より良い状態で関係性を保っていく
 ことができるとしたら、
 それはどのような状況だろうか。


・そういった点を視野に入れ、
 双方納得のいくように対話や
 認識のすり合わせを重ね、
 より良い状況で雇用関係を作りたい
 ものである。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

コロナ禍で再考すべき【税金のクレジット納付について】

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================


■事務所から徒歩10秒の
 『ほっともっと』。


 従来は人が少ない時間に行って、
 注文して少し待つ…といった具合でしたが、
 
 最近は『ネット注文』なるものがあり、
 事前にメニューを決め、
 クレジットやPayPayにて決済。

 もはやほっとだけでなく、
 「時短もっと」状態で、
 かなりありがたいですね(^^) 


■さて、以前の記事の中で、


 『税金の種類によっては、
 クレジットによる納付も可能である』

 ということをお話しさせていただきました。

 「税金の種類によっては」…ということは、
 当然クレジットによる納付ができない
 税目もあるのですが、

 今日はそのクレジット納付をする際の
 注意点について見ていくことにいたします。


■大前提として把握しておきたいのが、


 【税金のクレジット納付をする際は、
 0.8%程のクレジット手数料がかかる】

 ということ。

 したがって、単純に考えると

 【現金納付に比べ
 そのクレジット手数料分を損してしまう】

 という風に考えられます。

 しかしながら、

 【仮にクレジットカードの納付により
 1%のポイントが付いたとしたら、
 差分の0.2%分はお得になる】

 ということなんですね。

 法人税や消費税なども
 クレジット納付が可能ですので、

 こういった多額になる税目ほど
 クレジットカードを使うことによる
 メリットは大きい

 というものです。


■しかしながら、

 
 クレジットカードを使用したことにより
 付与されたポイントの使い途は
 どうでしょう。

 ポイントを現金(同等物も含む)に
 還元できたり、
 事業で必要な備品などの購入の際に
 そのポイントが使用できる

 という性質のものであれば良いのですが、

 場合によっては、
 航空機のマイルなどに限定されている
 ケースも見受けられます。

 クレジットカードの種類は
 本当に多くありますので、

 【ポイント還元による利率】

 は第一に重要なのですが、

 【そのポイントの使い途】

 を今一度確認しておいた方が
 良いかもしれません。

 というのも、最近顧問のお客様との
 お話の中で多く出るのが、

 クレジットカードのポイントを
 マイルに還元できるものの、

 そもそもこのコロナ禍により
 出張自体が少なくなっているため、
 飛行機に乗る機会が少なくなっている

 という状況。

 こういった状況を考えると、
 そのマイル化したポイントを
 使わないとしたら、
 かえって損をしてしまう

 ということになってしまうでしょう。

 

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■その他にも、


 そのカードの特色により、
 いろいろなポイントの還元先が
 見受けられるわけですが、

 【その還元先のサービスが
 本当に必要なものかどうか】

 ということを再考することが
 重要であると言えます。

 
■コロナによる外出自粛などにより、


 こういった納税の方法にまで
 影響が出ている

 ということは
 案外考えられていないのかもしれません。

 しかしながら、実際の問題として
 こういった

 【ポイントの使途】

 も視野に入れた上で、

 【現金納付にするのか
 クレジット納付にするのか】

 を検討した方が良いわけです。

 なんとなく、ポイントがもらえるだけで
 オトクな気持ちになるのですが、

 ポイントを使えないことにより
 結果としてキャッシュアウトが
 大きくなってしまっては、
 元も子もないですからね…(汗)。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・従来は単純に、税金納付による
 クレジット手数料より、
 クレジットカードのポイントが
 上回った方が良いというのが
 一般的な考えであったが、

 このコロナ禍においては

 【そのクレジットカードのポイントの
 使い途をしっかり見極めること】

 が重要であるものと心得ておくべし。


・この問題で最もネックとなっているのが、
 クレジットカードの『マイルへの還元』。

 現実問題として、このコロナ禍による
 外出自粛などの影響により、
 飛行機に乗る機会は少なくなっている
 というもの。


・したがって、しっかりと
 そのクレジットポイントの使途を
 見定めながら、
 適切な納付方法を検討していくべき
 であると言える。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

良き、楽しき、「全員参加型経営!」

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================


今日は終日ほぼ主夫(^^)。

やっと落ち着きました( ^^) _旦~~

しかし、慣れない車の運転が続き、
ヘトヘトです・・・

 

■【業務効率化爆進中!!】


 以前の記事でも
 書かせていただきましたが、

 先月より新メンバーが加わり、
 その新チーム体制で
 仕事が進んでいます。

 そこで現状においては、
 (公にはしていませんが(汗))
 極力新規のご契約はストップ
 させていただいており、

 【所内の研修及び業務の効率化】

 を進めている、というところ。

 一般的な税理士事務所の課題として、
 顧問先の業務を行うのが『担当者制』
 であることが多いため、

 その担当者にすべての業務が
 集中してしまうんですよね。

 当然それはそれで
 一人がすべての業務を把握しているため、
 業務としては良いのですが、

 万が一その担当者が
 自らした処理を誤っていたという場合に、
 誰も気が付かない

 というのがデメリット。

 現に、そういったヒューマンエラーは
 どうしても出てきてしまうもので、
 弊所においても、
 過去にそういったことがあった

 という次第。


■そこで、ここ最近においては、


 さらなるデータチェックなどに
 力を入れているところで、

 【どの業務においても一人で完結する
 という状態にはしない】

 という方向で
 経営を進めているところです。

 最低でも二人チェック体制で
 進めているため、
 スキャン漏れや入力漏れ、
 チェック漏れなどがなくなってきている

 という状況なんですね。

 もちろん、従来一人でしていたものを
 二人にするため
 人件費は単純に考えると倍になります。

 とは言え、
 万が一ミスをしてしまった場合の
 顧問のお客様に対する
 税務上の問題の方が重要であるため、

 しっかりとこういったコストは
 使っていきたい

 というところ。

 …とは言え、キャッシュが出ていくのは 
 経営的にはやはり結構辛い状況では
 あります。


■しかしながら、


 これは私だけの知恵ではなく、
 スタッフ全員の知識やアイディアを
 総動員して、爆速でその複数の人による
 チェック体制が効率化している

 という状態なんです。

 結局のところ、スタートした当初は
 時間がかかるものではあるのですが、

 これを『マニュアル化』して、
 同じ作業は二度としないと胸に誓い、

 また、ミスしたものに関しても
 同じミスは二度と繰り返さないための
 マニュアルを徹底することにより、
 その時間もだんだんと短縮してくる

 というもの。

 そのように、着々と
 業務の効率化が爆速で進んでいる

 という状況なんですね。

 

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■どうしても


 毎日の経営となると、

 『左から来たものを右に流していく』

 というような単純作業で
 終わってしまいそうなものなのですが、

 【その単純作業に無駄はないか】

 だとか、
 
 【もっと効率性を追求できないか】

 だとか、

 そういった点に注意して
 効率化していくことを前提に
 経営を考えていくことにより、
 業務が効率的に進んでいく

 というもの。

 9月に入ったということもあり、
 
 さらにこの業務の効率化を
 徹底していきたい想いです。

 何より、スタッフを含め 
 全員が寄り合って(完全リモートで^^)、 
 こういった経営のことが
 前に前に進んでいくということは、 
 経営者としてすごく嬉しいですね(^^)。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・日々経営をしていると、
 毎日が『流れ作業』のように
 なってしまうものである。


・その毎日の作業の中に、

 無駄を排除したり、
 効率化を追求したりすることが
 できるものはないだろうか。

 そういった点を考え続けていると、
 意外と従来見落としていたものに
 気が付くものである。


・大切なのは

 【経営者のみならず、
 スタッフも含め現有戦力総動員で
 問題解決を探っていく】

 ということ。

 そうする中でスタッフにも
 同じ想いが共有でき、
 より同じ方向性に向かって
 経営を共に考えることができる
 というもの。

 しっかりとチームの力を総動員して、
 その経営の効率を追求していくのも
 良いのではないだろうか。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

売上高が1千万円前後の自己判断は危険

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■「残念ながら、
 2倍の消費税になっていますね…」


 以前の記事でも多く取り上げさせて
 いただいているように、

 前々年度の消費税の対象となる
 課税売上高が『1千万円』を超えていれば、
 今年において、
 消費税の納税義務者となってきます。

 そして、大切なのが

 【消費税の納税義務者として
 消費税を申告納付していく際に、
 『原則課税』により計算する方法と
 『簡易課税』により計算する方法とを
 適切に選択する】

 ということ。

 業種によっては、
 圧倒的に簡易課税の方が
 有利なケースがあったりするため、
 くれぐれも注意が必要なんですね。

 5年前にこの具体的なことを書いていますので、
 良かったらこちらも参考にしてください(^^)。

 (当時は8%だったので、8%の部分を
 10%と読み替えて下さい。)

 

everydayrunchange.hatenablog.com


■そして、


 この簡易課税制度を選択するには、

 課税事業者となる前年の12月末までに、

 【簡易課税制度を選択して
 消費税の申告と納付をする旨の届出書】

 を提出しておく必要があります。

 

[手続名]消費税簡易課税制度選択届出手続|国税庁

 最近の税務相談の中で
 よく見受けられるのが、

 順調に業績が上がってきて、
 売上高もアップしており、
 同じく順調に(?)消費税の納税義務者
 となっているケース。

 しかしながら、上述した

 【簡易課税制度を選択する】

 ということすら知らない状況で、
 税務相談に見られた際には、

 【その提出期限を超えていた】

 という状況が少なくなく、
 もはや後の祭り・・・

 これは主にサービス業で
 よく見受けられることなのですが、

 【原則的な消費税の計算方法に比べ、
 簡易課税により計算した方が圧倒的に…
 場合によっては倍近く…
 消費税額が変わってくる】

 ということが少なからずあります。

f:id:everydayrunchange:20210902061018j:plain


■ここでしっかりと
 念頭においておきたいのが、


 【売上高が1千万円を
 超えていないかどうか】

 ということ。

 もし当期や前期に
 超えている状況であれば、
 すぐさま税理士に相談した方が
 得策かと言えます。

 税理士と顧問契約をしないにしても、
 単発の税務相談で、
 場合によっては数十万単位の
 消費税額が変わってくる

 というケースも少なからずあり、

 私自身も税務相談で
 そのような状況になったということは
 少なくない状況。

 これは全くもって

 「税理士である私のもとに
 税務相談に来てくださいね」

 という話ではなく(汗)、純粋に、

 【そのような行動を取らないと、
 本当に多くのお金が流出してしまう
 ことになりますよ】

 ということなんですね。

 余談ですが、税理士としては、
 単発の税務相談は
 超絶にコストパフォーマンスが
 良くない商品ですので(笑)、
 あまりオープンにはしたくない

 という状況です。

 したがって、
 私でなくても、他の税理士にでも
 ぜひそういった場合には
 税務相談に行っていただきたい

 と思っている次第。
 
 正直、どうしようもない状況に
 なってしまってからでの
 税務相談ほど辛いものはありません…


■大切なのは、


 【「売上高が1千万円を超えたら
 消費税に注意しないとな…」
 ということを念頭においておく】

 ということ。

 そうすると、今回の記事のような
 消費税の具体的な話は
 覚えていなかったとしても、

 「税理士に相談しないと
 いけなかったよな…」

 という注意が出てくるというもの。


■というわけで今日は、


 税金の中でもとりわけ
 その負担額の多い消費税について
 再度見ていきました。

 どうか売上高が1千万円前後になった際は、
 ぜひ今日の記事を思い出して、
 経営者として適切な経営判断
 してもらえたら…

 と思っているところです。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・消費税の納税義務者は、

 【前々年度の課税売上高が
 1千万円を超えた場合、今年において
 その納税義務が発生するもの】

 と心得ておくべし。


・前々年度の課税売上高が
 『5千万円以下』であれば、
 【簡易課税制度の選択】を検討すべし。

 場合によっては、
 簡易課税制度を選択し
 申告納付することにより、
 通常の原則納付の半額などになる
 ということも考えられ得る。


・しっかりと、

 【売上高が1千万円前後になってきたら、
 税理士に相談する】

 ということを徹底したいもの。

 どうか後悔先に立たずの状態に
 ならないためにも…


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹


【アンカリング】でより効率的な経営を

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■「ヨッシャー!ヨッシャー!
 ヨッシャー!」


 というのは、18年ほど前に
 私が毎朝叫んでいた言葉(笑)。

 と言うのも、当時の私は
 税理士業界の新入生であり、
 最初に就職した事務所の出勤前は、
 毎日緊張していて、

 その事務所に入る前に、
 実際に大声は出してはいないものの、
 事務所近くの駅のトイレの中で、
 そのような掛け声とともに
 気合を入れていた

 という状況…。

 現在において思い起こしてみると、
 何とも恥ずかしいものなのですが、
 そんなことをしていたんですね(^^;。


■ただ、


 ここ最近においても、
 実は同じようなことをしています。
 (さすがに叫んではいませんが(汗))

 どのようなことかと言えば、
 仕事に入る前や、
 休憩からまた仕事モードに入る際、

 …その他にもいろいろな場面において、
 このようないわば

 『切り替え』

 をしているという状態なんですね。

 具体的に言えば、

 毎朝仕事に入る直前に、
 ちょっとした『筋トレ』をして、
 仕事に入るようにしています。

 つまり、そのちょっとした筋トレが

 「これから仕事に入るぞ!」

 という自分から自分への
 ゴーサインであり、

 そのサインにより、
 仕事モードに入っている

 という状況なんですね。


■同じく


 面談前や、コンサルティング
 させていただく前にも、

 『とある行動により、
 スイッチをオンにする』

 ということをしている状況です。

 特定の動作をすることにより、
 特定のモードに入る…

 このことは、

 【アンカリング】

 と言われたりするものですが、

 これをするかしないかにより、
 そのモードの入り方が
 大きく変わってくるように思うんですね。

 モードというのは
 いわゆる『ゾーン』や、

 スター・ウォーズで言うと
 『フォース』などとも言い換えることが
 できるものかもしれません。

 そのような『モード』や『ゾーン』、
 『フォース』に入ることが
 できているかどうかにより

 その後のパフォーマンスも
 大きく変わってきている感覚です。

 

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■そしてこれは、


 意図的に自ら作り出すことが可能。

 私の場合は上述した『筋トレ』
 などなのですが、

 例えば、そのモードに入る前に
 右手で左腕にタッチするなどという
 単純な方法でも良いわけです。

 要は、

 「この動作をすれば、このモードに入る!」

 ということに体に覚えこませておく
 ということ。

 私は心理学の専門家ではないので、
 こういったアンカリング効果に
 詳しいわけではないのですが、

 そのようにして、
 なにかしらの行動により

 【自分の持っているモードを
 その都度切り替えていく】

 ということは
 重要なことなのではないでしょうか。


■どうしても経営者ともなると、


 得意先と商談をする場面、
 スタッフと対話をする場面、
 経営者として思索をする場面…

 いろいろな経営者としての顔を
 持っているはず。

 そのような行動場面を切り替える際に、
 ただのんべんだらりと
 その次の行動に移るのではなく、

 しっかりとメリハリをつけて、
 場合によっては上述してきたような
 『アンカリング』をし、

 【自分をその都度軌道修正しながら
 適切な方向に進んでいく】

 ということが
 重要であるように思うのです。


■どうも毎日に変化がないとか、


 プライベートと仕事とのオンオフが
 難しいという状況であれば、

 ぜひこういった

 【アンカリング効果】

 について少し学んでみて、
 それを実践に生かしてみる
 ということは案外有効かもしれません。

 しっかりと、経営者として
 自分をコントロールし、
 その経営の効率性を
 高めてまいりましょう(^^)。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・いわゆる【アンカリング効果】は、
 経営者としてその『モード』
 を切り替えていく際に、
 重要な要素であると言える。


・経営者として動いていると、
 いろいろな場面での『経営者の顔』
 を持っているものなので、

 その仮面を取り替えるが如く、

 【スイッチのオンオフ】

 を上手に機能させていくことを、
 経営者の手法として
 持っておいてはいかがだろうか。


・そういった『スイッチのオンオフ』
 をしっかりとしていくためにも、

 【自分独自のアンカリングを生み出す】

 ことは有用であると言える。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

 

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微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス



起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹