売上よりも【利益の極大化】を!
こんにちは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
==================
■税理士として
いろいろな法人の決算書を
見ることが機会多いのですが、
顧問のお客様だけではなく、
多方面で様々な決算書を目にすると、
その性格も本当に十人十色ならぬ
「十社十色だな」
と思う次第です。
その中でも
「強い会社とは何だろうか」
と考えた際に、
【どれだけ会社としての
利益が残っているか】
そして、
【現預金が残っているか】
ということではないか
と思っているところです。
■極端な例かもしれませんが、
『売上高が3億円あって、
1千万円の利益を残している会社』
と、
『売上高が5千万円あって、同じく
1千万円の利益を残している会社』。
この2社を比較した際に
どのように感じるでしょうか。
対外的には売上高が大きい方が
見た目は良い気もするのですが、
『残った利益は』と言えばどうでしょう。
これは同額の『1千万円』なんですよね。
■これを内部の経営の状況を見て考えると、
往々にして売上高が3億円の方が
経営としてはずいぶん重たいのでは
ないでしょうか。
逆に売上高が5千万円の方が
フットワークが軽い状態で、
ポンと利益を生み出しているような感覚。
このように考えると、
【残る利益は同じと言えども、
売上高が大きくなった分、
いろいろな経費が増える】
ということが想定されますので、
経営全体を見渡すと、
もしかすると後者の、
『売上が少なく利益が大きい』
方が良いのではないか
と思う次第です。
■それに加え、
ここ最近のコロナ禍のこともありますので、
そのような状況で
【経費を増やしてしまう】
ということは考えようによっては
怖いものではないでしょうか。
利益を上げるためには
【売上を増やすか経費を減らす】
という大きく分けて2つの選択肢
しかない中で、
極端な話ではありますが、
【売上をキープして経費も減らし、
その結果の利益を従来より大きくする】
という視点も大切なのかもしれません。
もちろん、売上も上げて経費も下がるのは
なおのこと良いですね(^^)。
■大切なのは、
【今後経営がどう展開していくか】
ということ。
その展開を考える際に
希望ある未来だけではなく、
【万一の事態が生じることを想定して、
それに見合う対策をしておく】
ということ。
その中で考えられ得る手段の一つが、
こういった
【利益の最大化】
ではないかと思っている次第です。
どうしてもその業界の常識の中で
考えを巡らせたとしても、
その回答は通り一辺倒なものしか
出てこないのではないでしょうか。
ここで注目したいのが、
【異業種で売上に対して、
利益を大きくしている会社はないか】
ということ。
業種は違えども、
それを応用して転用することにより、
自社のビジネスに組み込むことが
できるかもしれませんよね(^^)。
■今日は、
いろいろな法人の決算書を通じて
思ったことを記事に認めさせて
いただきました。
うまくいっている経営はシンプルで、
そのビジネスの流れが
極めて綺麗であるような感覚です。
しっかりと、
現状の自らのビジネスを俯瞰して、
【もっと利益を最大化できる方策がないか】
ということを考えたいものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営を考えるにあたっては、
売上を伸ばすことも重要であるように
考えられがちであるが、
それよりも
【利益を極大化する】
ということが重要ではないだろうか。
・『利益を大きくする』
ということを考えると、
従来の経営の方法では満足のいく結果が
得られないかもしれない。
・したがって、同業他社だけではなく、
あえて異業種の業界も含めて俯瞰し、
最も自らの会社に適した方策を
経営手法として考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
ブログ | 福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所
また、こちらの記事は毎日メルマガとして
配信中です。
よかったら、こちらよりご登録くださいませ(^^)
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹