それでもまだ【値下げ】に走りますか?
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■7月は
5月決算法人の決算と申告
が立て込んでおり、
巷では長い連休があったものの、
今回の連休は全く休むことなく
仕事をしている状況です。
こうも忙しい状況が続くと、
何となく気持ち的にも滅入ってしまうもの。
そんな中、
「せめて着るものや頭髪などについては
キレイにして、サッパリしたいな」
とも考えてしまうものです。
■ここで質問なのですが、
「あなたは散髪をする際に行く
美容室は決まっているでしょうか。」
大半の人は
決まっているものなんでしょうか(^^)。
かく言う私も、美容室については
「ここに行く」ということを
無意識的に決めているような気がします。
もうずいぶん長いのですが、
その美容室を選ぶのは価格というよりは、
【人間性や人間味がある人だから】
とか、何より私にとって
【居心地の良い空間だから】
ということなんですよね。
単に『散髪をして終わり』
というのであれば、
1,000円カットなどに出向いて、
短期間で、低価格で済ませてしまう
ということも一つの手でしょう。
そんな中、
美容室経営者側からすると、
自分の美容室を選んでもらうのに
やはり一工夫は必要ですよね。
■税理士も
福岡では3千人近いほどの人数
(だったと思います…)がいる状況で、
その中で真っ向から勝負をしても、
とても敵うものではなく、
【何らかの工夫を
していかないといけない】
ということは明白でしょう。
美容室もまた同じであり、
【コンビニより多いとも言われている
美容室で生存していこうとするには、
それなりの経営戦略が必要である】
と言えます。
■ここで
上述した1,000円カットの例を
考えてみましょう。
もしあなたのそばに、
こういった1,000円カットなどの
いわば低価格で経営を展開しているような
競合する会社が迫ってきている
としたらどうでしょう。
往々にして考えてしまうのが、
「自社も負けないように
低価格で攻めようとする!」
ということ。
結論として、
我々微粒子機企業にとって
その低価格戦略をとってしまうと、
【瞬く間に経営が下火になってしまう】
ということが考えられます。
というのも、
低価格で攻めている同業他社を見ると
大体の傾向が掴めると思うのですが、
往々にしてそれは、
それなりに『大きな規模の企業』
ではないでしょうか。
1,000円カットにしても、
大企業がやっているからこそ
その低価格の競争に参入できるものであり、
これを我々微粒子企業が真似ようとしても、
『蟷螂の斧』状態で、
とても太刀打ちでできるものではない
ということは
容易に想像が付くかと思います。
■では、
どのようにすれば
我々微粒子企業が選んでもらえる道が
見えるのでしょうか。
これは上述した、私が
【その美容室に通う理由】
を考えてみると少し見えてくる
部分もあるのですが、
結局のところ、
お客様にとってその企業が魅力的で、
【ここで買うしかないという存在になる】
ということが重要ではないか
と想像ができます。
これを低価格競争に参入してしまうと、
あっという間にそこは
【レッドオーシャン】
となってしまい、
本当に値下げ値下げで勝負していかないと、
どうしようもなくなってしまい、
それがまた負のスパイラルを生んでしまう
というもの。
そして、あっという間に
人手が足りなくなり、
また無理難題を要求してくる客に遭遇し、
精神面でも疲弊してしまう結果と
なってしまうのではないでしょうか。
安きを求めてこられるお客様は、
いわゆるクレーマーであったり、
価格以外で問題を抱えているということが
少なからずあるもの。
■我々微粒子企業が
生存していく道としては、
【唯一無二の存在になっていく】
ということ。
もしかすると、
その唯一無二さを考えた際に
ターゲットとなるお客様が、
その低価格戦略により
3人集客しないと元が取れない状況を、
その単価設定により1人だけで
その3人に相当する金額を支払って
いただけるとしたらどうでしょう。
それだけで、
経営に使う認知と労力は3分の1になる
ということですよね。
どうしても、
生存していこうと考えると
『値下げをしよう』
としてしまうものですが、
【自らの存在がそのお客様にとって
唯一無二のものとなれば、
その分価格も上乗せできる】
というもの。
こんな時代だからこそ、
しっかりと
【あなたが選ばれざるを得ない】
状況を目指し、
【特定のお客様にとって
オンリーワンの存在】
になれるような経営をしていきましょう(^^)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・どうしても競合が見えると、
『値下げ』をする方向に行ってしまう
ものであるが、
我々微粒子企業のような
資金力のない状況でそれをやってしまうと、
あっという間に経営が疲弊してしまう
ということを心得ておくべし。
・我々微粒子企業が目指すべきものは、
【唯一無二の存在】。
大きな資金力が重要となってくる
低価格戦略で攻めたとしても、
それは『蟷螂の斧』状態になってしまい、
早い段階で経営の終焉を迎えてしまう方向に
進んでしまうものである。
・自分にとって唯一無二な存在となるには
どのような状況が想定されるだろうか。
しっかりと日頃のお客様との
会話の中などにヒントを見出し、
これからの時代に生存できるための
【オンリーワン】の術を思索し、
経営を今一度見つめなおしたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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