微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

売上を上げるタイミングには要注意(!!)

最近3月決算の会社の決算処理がスタート。

今日の会社のお話に上がったのが、

3月に仕事が終わっていて、4月に入金があるような業務。

さて、この場合の売上はいつになるのでしょうか。

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1.売上の計上は、「完成した日・完了した日」

売上を計上する際のポイントとして、モノであれば相手先に納品が終わった時点。
サービスであれば、相手先に向けてのサービスを完了した時点。
この時点をもって売上計上をしていきます。

 


2.入金がいつかは関係ない

上記のお話のように、3月はお金の動きがなく、4月に入金があったら?というケースがよくあります。


この場合どうなるでしょうか。


結論として、いつ入金があったかは一切関係ない、のです。
なんとも合点がいかないとこですよね。
お金が入ってきていないのに、税金の対象になるわけですから。
でも、これが会計のルールです。


逆に、お金を前もってもらっているけど、完成や完了をしていない業務に関しては売上に上げる必要はないわけです。


あくまでも、業務が完成・完了しているか、ということですね。

 


3.経費も同じ
売上に対応する経費を「原価」といいます。
小売業などでいえば仕入高、サービス業などでいえば外注費などですね。
この「原価」は売上に対応させるべきものですので、売上が上がらなければ当然原価にもなり得ません。

火のない所に煙は立たぬ。

売上なしなら原価もなし。


売上と原価は表裏一体の関係にあります。

 


決算月が近づいてきたら、今一度どの仕事が当期の売上になってくるかということをしっかり考えましょう。
単価が高い仕事になれば、納税額も大きくなりますので、慎重に検討していきたいところです。

 


今日はホノルルコーヒーに来て、残りの仕事をしています。
抹茶なんちゃら・・・というなんとも甘くておいしいドリンクが一杯380円。
「このホイップクリームがいくら、この抹茶のソースがいくら・・・」などと考えていると、この抹茶なんちゃらが悪魔に見えてきます。

 

飲食の際は心から邪念を捨てるべきじゃねん。