微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

税務署と市区町村は切っても切れぬ関係

「税務署から手紙が来ました」
なにやら、赤紙が来たかのような青ざめ。
何だろうと思い見てみると、所得税の是正についての案内。

「扶養に入れることができない人を扶養にしていたため、改めよ!」というお手紙でした。

 

サラリーマンの人は会社が年末調整をして、所得税を還付してくれます。
そして、その会社は従業員が住む市区町村に「給与支払報告書」という形で、年末調整をした後の結果を報告するのです。
それだけです。

 

??

 

なぜそれだけなのに、税務署からお知らせが来るのでしょう?

 

話は簡単で、市区町村の「給与支払報告書」の情報が税務署に流れているからに他なりません。

サラリーマンの「給与支払報告書」は、基本的にもれなく市区町村にいっているわけですから、例えば夫婦でサラリーマンをしていて、奥さんの年収が扶養の範囲である103万を超えているのに、奥さんを旦那の扶養にしていたら市区町村でエラーが出るというカラクリ。
その情報が税務署にも行くので、結果として住民税はもちろん所得税も正しく計算して、適正な金額に是正することになります。

 

こそっと扶養に入れて・・・などということはやめましょう。
当たり前の話ですが・・・脱税ですからね、そんなことしたら。

 

でももし、故意でなくやってしまった時は、素直に所得税の計算をし直して、足りなかった分の所得税を払ってしまいましょう。

 

 

うちには、保育園からの赤紙が・・・
4月からの妻の仕事復帰まで、「短時間保育」となるとのこと。
体調が悪い妻にとっては寝耳に水。
悪い体にムチ打って、早くお迎えに行くことになります。
でも、保育園に入ることができているだけで感謝ですね、本当に。

 

赤紙は個人の心情など考えてくれません。
ですので、こちらも無感情で受け取りましょう。

 


でも所得税の是正は有勘定で(!)