微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

従業員増えてませんか?大きな節税です。

我が家に3人目の子どもが誕生しました。
三姉妹(!)
父としては嬉しい反面、肩身も狭く・・・
5人家族でしっかりやっていきたいと思います。

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さて、晴れて我が家の人口が増加したわけですが、事業者の人口・・・すなわち従業員が増加すると、税金の恩恵を受けることができます。

 

従業員増加の恩恵は主に2つ。
今日はそのうちの一つである「雇用促進税制」について見ていくことにします。

 

1.従業員が増えたら税金が安くなる
前年に比べて、従業員の数が増え、給料が増えると税金が安くなります。
国としても雇用を生むことを応援しているわけですね。

 

2.どの位オトク?
この雇用促進税制。
どの位の税金が優遇されるのでしょうか?
ナント、一人あたり40万円(!)法人税又は所得税(個人事業主の場合)が安くなります。
大きいですね。
ただし、足切りがあって、最大で法人税の20%の金額が限度となります。

 

3.要件は?
この適用を受けるにはザックリ次のことに当てはまることが必要です。


青色申告をしている
②雇用促進計画をハローワークに提出している
③当期と前期に事業主都合による離職者がいない
④前期に比べ従業員が2人以上かつ10%以上増加していること(雇用保険に入っている主に正社員が対象)

 

4.都市部は対象外(!)
この雇用促進税制。都市部は対象外となっています。
少し前までは、私の本拠地である福岡市も対象だったのですが、最近の改正で対象から外れてしまいました・・・
福岡県では北九州市も対象外ですね。


参考までに、対象となる地域一覧です。
→ http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/pdf/chiiki-koyou_02a.pdf


この地域に事業所がある事業主の方は要注目の制度です。

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いかがでしたでしょうか?
かなり大きな税額控除ですよね。

 

かなりザックリした内容でお伝えしていますので、ここでは「もしかしたら、これ使えるかも!?」という意識が持てればOKです。


使える気がしたらすぐに顧問税理士に確認してみましょう。
一人あたり40万円ですからね・・・大きすぎます。

 

我が家の人口増加も何か恩恵はないものでしょうか。

いやいや、にぎやかになるだけで十分な恩恵ですわね。

本当に。

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