微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

退職金で税金もキレイに

「お世話になりました」

 

 

今日は長女と次女の最後の保育園の日。

朝、子どもたちの寝顔を見ると、今までのいろいろな記憶がよみがえってきて、なんとも言えない気持ちに。

 

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保育園の先生には本当に感謝ですね。

 

「お世話になりました…」

 

経営者にはとても耳の痛い(?)ことかもしれませんが、従業員からこのセリフが聞かれることも。

 

今日はそんな退職についての税金について見ていくことにします。

 

 

 

1.退職金を支払う

 

従業員の退職に当たっては、その貢献に報いるため、退職金が支払われることも多いでしょう。

退職金は、通常の給料と比べて随分税金が優遇されています。

 

 

2.どんな優遇があるか

 

まず、社会保険料がかからない、ということでしょう。

給与や賞与であれば、金額に応じて社会保険料がかかってきます。

事業主が支給する退職金には、社会保険料はかかりません。

 

そして、退職金は【退職所得】となり、所得税や住民税もかなり軽減されます。

 

こちらをご参照ください。

everydayrunchange.hatenablog.com

 

 

 

終わりよければ全て良し、という言葉もありますが、しっかり従業員の努力には報いたいものですね。

 

今日は保育園の最後のお迎えにも行ってきました。

先生方や子どもたちの顔を見ると、こらえきれず涙してしまいました。

本当に長い期間お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

明日からは新しい保育園。

親子ともどもがんばっていきますよー!

 

 

 

・・・と自分に言い聞かせます(汗)

幸せならお金で示そうよ♪~従業員への感謝のキモチ~

「感謝だねー」


この度、長女と次女が保育園を変わることに。


特に長女については、0歳から今の5歳までずっと保育園にお世話になっていました。

今の子どもたちがあるのは、保育園の先生方のご指導の賜物。
本当に感謝感謝です。

 

日常の多くの時間を過ごす保育園なので、子どもたちの人格形成に資することが極めて大きいですね。


日常をいかに変えていくか、ということが子どもたちの教育においてはすごく重要なことなのでしょう。

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さて、同じことが経営でも言えます。

日常の大半の時間を職場で過ごすことになる、従業員さんのことですね。

 

 

1.利益の源泉は労働力

 

大半の場合、人が何かしら動いて利益が得られるもの。
もちろん、権利収入など、不労的な利益もあるのでしょうが、

そのベースとなっているのはやはり「人」。

 

そのように考えると、

会社に勤めて下さっている従業員は、利益の源である

と言えるでしょう。

 


2.従業員を大切に

 

「従業員を大切に」などというと、差しさわりのないキレイな言葉に聞こえたりもすることでしょう。


ただ、利益の源泉である従業員を大切にしていくと、利益につながる

 

利益につながるから従業員を大切にする、などというとなんとなく聞こえが悪い気もいたしますが、
かなりまぎれもない事実でしょう。

 


3.どうやって大切にする?

 

じゃあどうしましょう?


徹底的に褒める?
感謝の言葉を常に述べる?

 

もちろん、そのようなことも大切でしょうが、

やはり「お金」や「モノ」などで従業員の努力に報いるということが、ある意味すごく有用です。

 

逆に考えたらどうでしょう。
自分が経営者でなく、従業員の立場としたら?

 

いつも「ありがとう」や「すごいね」などという言葉をかけられていたとしても、

もらえるお給料が変わらなければ、「ただの言葉だけじゃん!」となるのではないのでしょうか。

 

【幸せなら態度で示そうよ♪】

ではないですが、
【幸せならお金を払おうよ♪】

が、ある意味正しいのかもしれません。

これが現実問題として大いにあると思います。

 


4.人件費も経費

 

給料を支払う。
とはいえ、人件費は大きいですね。

 

特に、ベースアップをすると、社会保険料も大きく上がったりもしますし、なかなか難しい面があります。

 

一番手ごたえのあるのは、賞与でしょう。

そして、事業主の節税にもつながるのが、特に【決算賞与】

 

要は、利益が上がりそうであれば、賞与を出す。
従業員も

『当期の利益に貢献できたから、賞与がもらえた!』

と考えると、士気も高まることでしょう。

 

そして、賞与は単発で社会保険料がかかるだけで、毎月の社会保険料の上乗せはありません。

 

決算賞与の前に、社員旅行などを検討される方もいらっしゃいますが、
私の感覚(≒従業員の感覚?)として、


①決算賞与
②余裕があれば社員旅行

 

という流れで節税対策を組むことが、

税負担と従業員の士気などトータルで考えて一番コストパフォーマンスが高いように思います。

このような視点で、従業員の方への想いを表現されてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

週末は、家族のために(たまに(汗))私が料理を振舞います。


やはり、妻への努力に報いるためにはこういった私自身の努力が必要でしょう。

 

 

ん?

 


お金じゃないのかって??

 

 

 

 

 

そんな【おっかねぇ】ことはくれぐれもおっしゃらないでくださいませ(泣)

 

ICカードの経費、キチンと計上できてますか?

「使った時が経費です」

 

 

危うく定期券を買い損ねるとこでした。

なんと定期券の有効期限は1月3日。

期限が切れるまで放っておいたのが運の尽き。

3日に買おうとしたところ、定期券販売所はあいにく正月休み(汗)

 

がしかし、駅に設置してある券売機で買うことができることに気付き、事なきを得たわけです。

 

あいにくクレジットカードは使えず、現金払いとなりましたが。

定期券販売所でのみ、クレジットカードが使用可能なのです。

 

今日はそんな、電車の運賃についてのお話。

 

 

1.瞬時に改札

 

私が高校生の頃までは、改札に駅員さんがいて、切符を手渡しして改札してもらってたものです。

 

時はたち、今や駅員さんはいなくなりましたね。

ICカードでの改札です。

 

 

2.ICカードの仕組

 

ICカードを使おうとする時、初めて購入の際にデポジット(解約時には戻ってきます)を500-1,000円ほど取られるものの、

プリペイドカードの方式で前金を入金

②運賃の支払いの際にその前金から支払い

というのがこのICカードの仕組。

 

そして、

運賃の支払いの際は、電子データのやり取り

になり、駅員さんなど人の介在するようなことは不要ですね。

  

自動改札機にこのICカードをかざすことによって、自動的に運賃が前金から引き落とされる、という流れとなります。

 

 

3.経費はどうなる?

 

さて、このICカード

いつの時点で経費になるのでしょう?

 

考えとしては、

・前金入金(チャージ)時

・運賃支払時

のいずれかになるわけですが、

【運賃支払時】が経費となる時期

となります。

 

そして、

実際に引き落とされた(運賃を支払った)金額が経費の額

となることに。

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よく、

チャージ時にチャージ金額を経費にしていることがあるのですが、それは誤り

ということです。

 

あくまでもチャージはただの前払いであり、実際に使用した金額が経費になる

というわけですね。

 

この原則的な考え方は、しっかり抑えておきたいものです。

 

 

 

高校時代、朝課外というものがありました。

正規の授業の前に、朝早くから一コマの授業があるというもの。

 

これが体力的にきつかったですね・・・

若いとはいえ、部活で夜も遅かったので(汗)

朝ごはんを食べる時間さえ惜しんでいたような状況で、よく利用していたのがゼリー状のエネルギー補給剤

 

一瞬にしてチャージ!

 

・・・ほどなくしてお腹がなる・・・

 

 

このタイプのエネルギー補給剤であれば、チャージ時≒消費時となるので、チャージ時に全額経費処理してもさしつかえなさそうですね(汗)

 

利益とキャッシュのズレの原因

「なんでお金がないんだろう・・・」

 

 

先日の減価償却のお話の続き。

減価償却費は、支出のない経費なので、その減価償却費の分だけお金が残っていることになります。

everydayrunchange.hatenablog.com

 

同じようなことが、他の項目にも。

 

今日は、利益とキャッシュの違いについて、もう少し掘り下げてみていくことにします。

 

 

 

1.売掛金

 

現金売上であれば、

入ってきたお金=収益

となります。

 

ところが、例えば12月中の売上が、翌年1月に入ってくることになれば、その12月の売上は、入金はされていないものの、売上としてカウントされます。

 

要は売掛金ですね。

この売掛金は、現金の入金ができていないので、

この売掛金分だけ手元の現金が利益に比べて少ない

ということになります。

 

 

2.買掛金

 

同じく、

現金仕入であれば、

支払ったお金=経費

となります。

 

ところが、例えば12月中の仕入を、翌年1月に支払うということになれば、その12月の仕入は、支払はされていないものの仕入高(経費)としてカウントされます。

 

要は買掛金。

この買掛金は、現金の支出がないので、

この買掛金分だけ手元の現金が利益に比べて多い

ということになります。

 

 

3.在庫

 

商品を仕入れたら、経費が出てきますね。

そして商品を売ったら売上が出てくる。

 

でも、

10個仕入れたものの、7個しか売れなかったらどうでしょう?

 

本当の意味での利益を考えると、7個売れたものに対する7個の仕入分だけを経費にすべきですよね。

everydayrunchange.hatenablog.com

すると、3個は在庫となります。

 

言い方を換えると、3個を仕入から抜くということになるわけです。

さらに言い換えると、仕入から抜くということは、

【利益が増える】

ということ。

 

ということは、利益が増えているにもかかわらず、現金に変動はない。

つまり、

在庫が増えた分、現金は少なくなっている

という状況になります。

 

 

このように、

売掛金と在庫が増えると現金が利益に比べ、少なくなる

・買掛金が増えると現金が利益に比べ、多くなる

ということに。

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この仕組みをざっくり理解しておけば、なんとなく原因がつかめるかもしれませんね。

 

 

4.借入金

 

借入金が入ってきたときは収益とならず、借入金を返済したときも経費になりません。

ですので、

借入金が動いた分、損益は動かず現金の増減があっている

ので、これも利益とキャッシュのズレの要因です。

 

 

 

 

先日、近しい人も言ってました。

「なんか、財布の現金が少なくなっとるんよね・・・」

気のせいだろうと、勝手ながら思っていたわけですが、

なんと泥棒さんに盗られてたとのこと!!

 

こんなハプニングによっても、現金の増減はあります(滝汗)

 

 

 

 

 

こんなハプニングがないようにしないといけませんが・・・

環境づくりもしっかりと・・・ですね。

意図的に環境を変えてみる

「気持ちいいぃ~!」

 

心機一転!

ということで、

オフィスの模様替えをしてみました。

 

今年は新入社員の入社の年でもあり、自分の家のように使っていたオフィスをある程度整えていかないといけない・・・という押し迫られた状態での模様替え(汗)

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先日、ちょっとした待ち時間の間に、ミスドに行き、こりゃまたちょっとした仕事をしてみました。

そうすると、意外にかなりはかどったわけです。

everydayrunchange.hatenablog.com

 

いつも同じ環境で同じように仕事をしていても、なかなかうまくはいかないもの。

 

それよりも、たまには思い切って環境を変えて、心機一転!ということでやってみるのもいいかもしれません。

 

ミスドなど、人目のつくところに身を置くことで、

衆人環視

の効果もあり、また時間を区切れば

締切効果

もあるでしょうから、さらに良いですね。

 

実際に、オフィスの模様替えでも、私の座る場所が変わり、心機一転頑張れそうなのです。

 

 

 

 

・・・でも、やたらと日差しの良い場所に座っているため、うとうと心地よいですね♡

 

 

経営における肉食系とは

「断食系・・・」

 

最近、よく結婚についての相談を受けるのですが、よく話題に出てくるのが、

男性諸君の在り方(滝汗)。

 

女性の間では、最近の男子は

【断食系】

などと言われているのをご存知でしょうか。

 

変遷を述べると、

 

昔の男子は

肉食系
ポルシェなどに乗るのをステータスにしていたような時代。

 

続いて

草食系
これは最近出てきた言葉ですね。
女性に対してあまり積極的に動けないような男性を意味するようです。

 

そして、最近聞くのが

【断食系】
そもそも女性に興味がない。
結婚にも興味がない。
といったところでしょうか。

 

人口減少、高齢化が叫ばれている昨今。
さらに断食系男子がその流れに拍車をかけるかもしれませんね(汗)

 

さて、そんな中だからこそ、

肉食系が功を奏す

とも言えるかもしれません!

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これを経営に置き換えてみましょう。

 

顧客満足と言いながら、お客様の言いなりになっていませんか?

 

言いなりというと表現は悪いのですが、

お客様のニーズは本当のニーズではないかもしれません。

 

本当のカリスマと呼ばれる方々は、お客様を最大限最高の状況に持っていくような人達。

 

お客様自身が自分のことをわかっていないことは往々にしてあるもの。

お客様に必要なことを、お客様に教えて差し上げるということが、真の顧客満足

 

お客様からの要望は、顕在的なもの。
それに対して、お客様が気付いていない真のニーズがあります。
いわゆる

潜在的ニーズ

ですね。

 

この潜在的ニーズを掘り起こして差し上げることこそ、真の顧客満足に繋がります。

 

このように、経営における【肉食系】をある程度視野に入れておくとよいかもしれませんね。

 


・・・という私は、家で妻と娘3人を前に、ほぼ断食系であることはここだけの話にさせていただきます(寒)

利益とキャッシュの違いは・・・ここにあり!

「結局お金はあるの??」

 

 

今日から仕事初め・・・という方も多いのではないでしょうか。

12月で決算を迎えた個人事業の方。

だいたい損益は見せてますか?

 

・・・いえいえ、まだ会計の入力自体が終わってないという方がほとんどですかね。

余計なことを言うと石でも投げられそうですね(汗)

 

それはそうと、

利益が出ているけど、なんか実際に残っているお金と違うような・・・

なんてことありませんか?

 

今日は、

その基礎の基礎

利益と現金の流れの違い

について見ていくことにします。

 

 

1.基本は利益=キャッシュ

 

現金商売を例にとって考えてみましょう。

 

現金で仕入れて、現金で売る。

経費も現金で支払い、クレジットカードも使わない。

 

・・・とした場合、

利益=キャッシュ(現金)となるのは、お分かりでしょうか。

 

2.減価償却費が影のボス

 

上記のように、【基本的には】利益=キャッシュ。

 

ただ、10万円以上のモノを買った場合、これは原則として一括で経費になりません。

 

いったん【資産(経費ではない【物】)】として考えて、

これを決められた期間(【耐用年数】といいます)で、経費化していきます。

 

いわゆる減価償却ですね。

 

減価償却とは、

そのモノの値がった部分を、耐用年数で規則的に償却(経費化)する

という仕組みです。

 

例えば、100万円のモノを現金で買ったとしましょう。

 

この耐用年数が5年とすると、

 

① 利益(経費)

 100万円÷5年=20万円。

 1-5年目まで、20万円を経費にしていくことになります。(定額法の場合)

 

② キャッシュ

 1年目は100万円の支出。

 2-5年目は当然キャッシュの動きは0円ですよね。

 

このように、

10万円以上のモノを買って減価償却をしていくことになると、利益とキャッシュにズレが出てくる

わけです。

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3.減価償却の分だけ

 

上記の例でみると、

1年目・・・100万円(キャッシュ)-20万円(減価償却費)=80万円。

⇒80万円、利益に比べて現金が少ない。

 

2-5年目・・・20万円の減価償却費のみで、キャッシュの動きなし。

⇒20万円、利益に比べて現金が残っている。

 

このように、

減価償却費分だけ現金の残りに差異が出る

ことが分かりますね。

 

 

 

というように、全て現金取引であっても、減価償却費分だけ利益と現金にズレが出てくるわけです。

 

言い方を換えると、このようになります。

 

手元の現金=利益+減価償却

 

減価償却費分だけ手元の現金は残りますね。

あくまでもざっくりではありますが、この仕組みはしっかり覚えておきたいもの。

 

 

 

 

先日、年末の洗車をしたのですが、

その際に洗車チケットを勧められました。

4回分ほどの洗車料金で、5回分の洗車ができるもの。

 

これ、減価償却の考えにすごく似ています。

 

チケットを買った時点で、5回分(オトクな4回分)のチケット代が出ていく。

でも、実際に使うのは、洗車するときです。

洗車でチケットを使った際に、初めて経費になるわけですね。

 

 

・・・ちなみに私は、当面の資金繰りを考えて、その都度洗車代を払うことを選びました。

資金繰りの考えとして最も優れた考え方だと自負しております(!)

 

 

 

 

・・・なんて言うとカッコいいですが、もしかするとここには二度と来ないかもしれませんからね♡

 

という、保守的な考えなだけでした。

 

 

 

 

・・・これが5回目の洗車を終えた時点で、石橋を叩いて壊す結果となったことがハッキリしてしまいます。

もしも・・・そんなことを考えるとなかなかごはんも進みませんね(汗)