微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

「税引き前」っていったい?

保育園の手続きで証明書を出す時期が近づいてきました。

この証明書をチラッとみると、税引き前の給料を書いてね、という欄があります。
なんだろ?税引き前って・・・

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税務の世界では、同じ呼び方だけど意味が違うものがあります。
その一つとして取り上げられるのがこの【税引き前】。

 

1.法人税では?
法人税の【税引き前】は法人税などを計算する前の最終的な利益の金額
この数字を基に法人税が計算されます。

 

2.消費税は?
これは「税抜」と同じことですね。
19,980円(!)などと言われながらも、実際は19,980円×1.08=21,578円だった(!)などということはよくあります。
セールスをする上の「錯覚」としてよく使われますね。

 

3.給料でも

給料でも「税引き前」というお話があります。
これは、所得税や住民税、社会保険料を引く前の給料収入のこと。
要は、給料の総額のことですね。

 

税引き前は読んで字のごとく、税を引く前のことではありますが、こんなややこしい側面もあります。

 

ちなみに消費税の話で、税抜経理だと、税込105,840円のものが98,000円となります。

税務調査ではケタが変わるとその数字に目が行きやすい・・・

税抜経理だと、セールスの話ではありませんが、こんな見えないメリット(?)も。

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今回は雑学として・・・