「控除」の本当の意味を知っていますか?
最近は年末調整の時期ということもあり、扶養についてのご質問を多くいただきます。
中でも配偶者控除については、ニュースで取り上げられていることもあり、みなさん興味津々の様子。
でもこの「控除」についてきちんと理解している人は意外と少ないのが現実。
今日と明日は、この控除について見ていきたいと思います。
1.控除って?
読んで字のごとく、「引く」ことです。
引くことということは、減ることですね。
税金が減っていくもととなるもの。
2.控除には2種類ある(!)
この控除。
所得税では、「所得控除」と「税額控除」というものがあります。
3.所得控除とは?
ざっくり言うと「経費」です。
例えば、8万円のモノを仕入れて、10万円で売るとしましょう。
すると8万円が経費ですね。
この8万円にあたるものが「所得控除」というイメージです。
4.具体的には?
よくご質問をいただくもののほとんどが、この「所得控除」、つまり経費にあたります。
・医療費控除
・扶養控除
・配偶者控除
・社会保険料控除
・障害者控除
・寡婦(寡夫)控除
といったものですね。
5.税額控除とは?
これも読んで字のごとくなのですが、税額を引いてもらうことです。
最終的な税金をダイレクトに引いていきます。
代表的なものは、「住宅ローン控除」ですね。
一般的に言われる控除は、「所得控除=経費」ということはしっかり押さえておきたいところ。
明日は、具体的な違いについて見ていきます。
最近雨が続きますね。
税金を引くのはいいことですが、
風邪を・・・これ以上は恥ずかしいので言いません。