思わぬギャップの皮算用
「激しいねー!」
今日で香港の旅も最終日。
前回の香港は、飛行機が欠航になったりと超珍道中。
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今回はそんなこともなく無事に3日の日程を終えることができそうです。
香港といえば違う国。
当然のことながら、住んでいる人も違う、交通マナーも違う、文化も違う…
郷に入りては郷に従え、というわけで、我々が香港事情をしっかり理解していないと、どうしても溶け込めないという状況になってしまいます。
特に驚いたのが、香港の食文化。
初日の夕食で入った現地の飲食店。
地元の人ばかりの店。
香港の日常生活が垣間見えるお店。
通してもらった席には、まだ前の人の食べ残しがこんもり(汗)
ただの食べ残しなら良いのですが、なんと、お皿の上でなくテーブルの上にエビの抜け殻や、魚の骨などが散乱している状態。
その環境にかなりゲンナリしてしまって食欲さえ失いそうだったのですが、テーブルには何重ものビニールが敷いてあって、前の人の食事が終わったあと、店員さんがこのビニールごと包んでポイッという流れ。
何とも合理的!
そして、お茶かと思ってまったりと飲んでいたものが、実はフィンガーボールだった様子(!)
ただ手を洗うだけではなく、現地の人はこのお茶(?)を器に注ぎ、お箸やスプーンをザブザブ洗ってキレイにして食べるわけです(汗)
どんだけ汚いのでしょう…(大汗)
そして店員さんのご飯の置き方もドーン!
お顔もかなりのしかめっ面…
店員さんの顔色を伺いながらヒヤヒヤものでした。
そして、食事が終わろうかという頃に思い切って写真を撮ってともらおうと、しかめっ面の店員さんにお願いを。
「おぉぅ、しゃーしぃーぃん??」
と恐る恐るお願いを・・・
とっさの日本語会話(!)
なんとか通じたらしく、スマホを預ける。
「おーけい??」
と店員さん。
その瞬間のことでした。
なんと!店員さんが笑っているではあぁりませんか!
…
…
なんていい人なんだ。
すごく感動的な瞬間でした。
しかし、しかしです。
やってもらったことはただ写真を撮ってもらっただけ。
でも、このしかめっ面の店員さんがニコッと笑ってくれたというギャップに感動したわけですね。
人は、特に日本人は・・・なのかもしれませんが、このようなギャップに弱い気がします。
マイナス要因を持つ人に、何かしらプラス要因が見られたら、そのギャップに人は心を打たれるわけです。
取調室でのカツ丼のシーンなど、顕著なものでしょう。
「ええ加減に白状せぃ!」
「もう逃げられんぞー!」
「…カツ丼、食うか?」
ズキューン!
なんていい刑事さん…
これに感動してしまい(?)白状する、ということですね。
逆にプラス要因の人に、マイナス要因の行動が見られたらどうでしょう?
いつも感じのいい人が、たとえば飲食店でクレームをつける。
「!!いい人だと思ってたのに…」
などと、ショックを受けられることでしょう。
プラスからマイナスへは、その人へのダメージも大きいですね(汗)
その人にとってのいい影響は?と考えると、マイナスからプラスがより良いはず。
これをビジネスに活かすかどうかはお任せいたしますが、最初にマイナスのイメージを相手に持たせておく、そしてプラスを感じさせるということはある意味有益かもしれません。
今回の香港の旅でそんなことを思いました。
子育てにおいても、最初にマイナスの印象を子どもに持たせ・・・るのはかなり勇気のいることですね・・・
マイナスのイメージを持たせて、それが原因で一生ノックアウト・・・
なんてことは避けたいものです(滝汗)