アンパンマンミュージアムからみるマーケティング
今日は家族でアンパンマンミュージアムへ。
ようやく仕事もひと段落し(ひと段落させ?)、お約束の家族水入らずの日曜日。
この日を迎えられたことを感謝しています。(多少大げさですが…)
さすがはアンパンマンミュージアム。
私はディズニーランドには行ったことないのですが、同じような感じなのでしょうか。
施設がアンパンマン一色(!)
子どもたちはキラキラ目を輝かせます。
子どもだけでなく、不思議と大人たちも日々の喧騒を忘れ、笑顔のひと時。
アンパンマンの笑顔はみんなを幸せにするんでしょうね。
このアンパンマンミュージアム。
不思議なのが、チケットが大人もこどもも一人1,500円(!)
まず、常識外れですよね。公共の交通機関などはこども半額ですので。
でも、ここでは価格のリミッターが外れています。
親も子どものことに対し、「こんなにウチの子が大好きなアンパンマンに会えるんなら!」という想いなのでしょうか。
我が家も例外ではなく、「はいは~い!」と支払いを終えます。(恐るべし!アンパンマンイリュージョン!)
施設内では、アンパンマンが出てくるショーなどで親子の心をわしづかみ。
その後、施設内をどんどん回っていくと、風船や景品が当たるゲーム、その他もろもろまぁまぁ高額と言えるものがここかしこに。
でも不思議とあまり迷うことなく手を伸ばしていくんですよね。
そして、(今回は買わなかったのですが…)アンパンマンのパン!(ややこしい・・・)
フランクフルトが入った「フルト」くんのパン、わかるでしょうか?
あろうことか、フランクフルトを巻いたパンの上に甘いチョコレートが(!)。その他にも甘いもの。
フランクフルトはケチャップにマスタードが定番。
なのに、甘いものなんです。
最初見たときは衝撃でした。
そして、そこまでおいしくなく、ちょいと高い・・・
これがアンパンマンミュージアムの凄さなのです。
高くてそこまで美味しくないパンでも、ためらいなく買っていく。
(決して批判しているわけではありません!我が家はアンパンマンミュージアムの大ファンです(^^))
これは、アンパンマンというキャラクターを通じて、親子とアンパンマンミュージアムの絆がつくられているということ。
この絆づくりこそ、マーケティングの基本です。
考えてもみてください。
街中のパン屋さんで、高くてそんなに美味しくないパンが当たり前に売られていたら?
・・・おそらくすぐ潰れちゃいますよね(汗)
でもアンパンマンミュージアムのパンは、
「あのパンって味ビミョーよね~(笑)!でもかわいいから買っちゃうよね~!」
という会話がここかしこで聞こえてきます。
アンパンマンというある意味特殊な例ではありますが、ここから学ぶべきことは本当に多いもの。
いずれにせよ、どの業界においても、この「絆づくり」が一番大切なことと言えるでしょう。
価格競争になりませんから。
強いですよね。
文具でいけば・・・
アーンパンチ!
お後がよろしいようで・・・