微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

価値を価値と気付かせることこそ本当の価値

最初はトン、トン、トンと・・・か。

 

 

 

昨日は久しぶりに仕事の後の予定がない日。

 

予定がないと言えば偽りになるが、


昨日はリラックスできるお友達との食事会。

 

少し高級なお肉屋さん。

 

自分で焼くスタイルのお肉屋さん。


(要は焼肉・・・)

 

このお店、

赤身のお肉に力を入れている

 

実は、私が北九州に住んでいた頃に、
自宅の近くにあったお店だが、


5年ほど前に、福岡市の西中洲という地に移った。

 

実に5,6年振りの再会。

 

http://www.rikihanten.com/

 

すごくキレイな広々としたした空間で、
ゆったりした雰囲気のそのお友達と
リラックスしてお話ができた。


まずお肉が出てくるわけだが、

最初に店員さんが焼き方を教えてくれる。

 


油を引いて、

 

最初は鉄板にこびりつきやすいから、
トン・・・トン・・・トン・・・と


お肉を少しずつ鉄板に触れさせて、


お肉を鉄板になじませる。

 


その後は、
かなりこまめにひっくり返して、
火を通していく。

 

 


店員さん曰く、


赤身のお肉は、
さっ、さっとひっくり返して
少しずつ火を通すのがポイント。

 

巷で言われているように、
片面をしっかり焼いて・・・というのはNG
とのことだった。

 

赤身には赤身の焼き方があるんだ・・・

 

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この後、
しっかり理解して、
私とお友達がやるわけだが、

 

少しカタめのお肉が焼きあがった。

 

かなり難しい・・・

匠の技だな…

 

と感心。

 

少しお高いこのお店。

 

ここで、
普通の焼肉屋さんみたいに
自分の好きなように焼いていては、


美味しいお肉が、
残念なことになってしまう。

 

店員さんに焼き方を教わるなど、
思いもしなかった。

 

感動。

 

・・・感動。

なぜ、今感動したんだろう?

 

 

なぜ?

 

 

なぜ?

 

 

 

 

私の考えもしなかったことを、
この店員さんはやってくれたからだ。

 

焼き方を見せて、お客様に教えて差し上げる。

 

ただ、これだけのこと。

 

でも、

 

このただこれだけのことを、
お客様は想像すらしていない。

 

お客様が期待している価値を上回る。

 

そうすると、
お客様の心をガチっとつかむことができる。

 

いろいろ店員さんのお話を聞いていると、


お肉への嘘偽りのないこだわり、


お客様への心からの想い、


お店への愛情。

 

そんなことを感じて取れた。

 

 

まさに、純度100%の店員さんの想い。


ここには打算的なものは一切なかった。

 

グッとくるものがあった。

 

 

よくよく考えてみると、


ただ美味しいお肉を食べれただけでなく、


これから赤身を焼く機会があれば、


自信を持って誇らしく、焼くことができるであろう。

 

自分の人生で少しプラスなことを

もらったような、うれしい気持ち。

 

 


まさに、
お肉を食べること
という焼肉屋さんの当たり前のことを超えた

 

価値の創造

 

がそこにはあった。

 


お客様は、

価値を見出してすらいないことが多くあり、

 

その見出しきれていない価値を
お客様に気付いていただいて、

その価値を上回れば、


それが感動につながるのだろう。

 

 

自分の愛する仕事で
お客様にも愛していただける。

 

これ以上のことはない。

私はこのお店のファンであり続けるだろう。