微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

割り勘の場合の領収書が一枚だったら!?

「6千円!高いね~!」


今日は昔ながらの友人と再会。
とあるイベントで、バンドをやろうということになり、早速スタジオへ問い合わせ。

 

思いの外高くつき、みんなで6千円・・・
安いところが空いておらず、やむを得ず・・・

でも、みんなで6千円。
一人で負担するわけではありません。

 

今日は、こんな話にまつわることを。

 

 

1.食事代の経費

 

私はよくお客様とファミレスで打合せをすることがあるのですが、その際の会計は気になるところ。
よくあるのが、前回は払っていただいたので、今回は自分が・・・という話。
前回は相手の経費。
今回は自分の経費となりますね。

 

 

2.割り勘だと?

 

これもよくありことですが、会計を別にせず、いったん一緒に払い、その後で相手から負担分をいただくというケース。


この場合、領収書は?


当然、一緒に払っているので1枚のものですね。

もめますよね・・・1枚ですもの。

f:id:everydayrunchange:20170722201738j:plain

 

3.実体を考える

 

ただ、現実のお金の動きを考えてみましょう。


合計3,000円の食事代でA社長は400円のサンドイッチ、B社長は2,600円のビーフストロガノフを食べたとします。


いったんA社長が3,000円払う。
そして、B社長はA社長にビーフスト・・・代を2,600円払います。

 

がっつり食べるのが好きな一方で気の弱いB社長は、A社長に「領収書を・・・」などとも言えません。
A社長は400円のサンドイッチで、2,600円の牛肉代分の経費を手に入れたことになってしまいます。
2,600円の経費で税率が30%としたら・・・780円の節税(?)。

 

400円のものを食べながら、税金が780円も減ってしまうという訳の分からないことに・・・

 

おかしいですよね?

 

実体をしっかり考えましょう、ということです。
実体は、A社長は400円、B社長は2,600円の負担・・・ですよね?

 

 

4.領収書は仲良く分ける

 

あくまでも、実体に合わせないと先ほども述べたようにおかしな話となります。
2人で合計3,000円の経費です。


この場合どうしたらいいでしょう?


A社長は3,000円の領収書をいったんもらいますが、その後B社長にこの領収書のコピーを渡せばいいのです。

そして、領収書は3,000円ですが、A社長の負担は400円、B社長の負担は2,600円という風に付記して、それぞれの負担分のみ経費にします。


お金としては、A社長が400円の支出、B社長が2,600円の支出となっていますね。


これでつじつまが合いOKということ。

 

このように、税務を考える上では実体を考えます。
実体にあったものでないと、やはりおかしなことになりますので。

 

 


毎朝、長女と次女の小競り合いが。

両親監修のもと、食べ物を半分半分に分けるという約束を取り交わすのですが、特に粉状のものやスープなどだと、どうしても姉の方がここぞとばかりに多めに注ぎます。


次女は号泣。

 

さすがに毎回やるとマズイと思ったのか、ある日、「あぁ!てがすべったぁ!」みたいな茶番を演じて多めに姉が取る・・・


次女は号泣。

 

ある日はいったん半々に分けたものを、次女がよそ見している間に姉が分からない程度に取る。

 

次女気付かず。

 

ん~、なにやら税務署との攻防を見ているようでワクワクとふしだらな気持ちになってしまいました。

 


これが楽しいので、分け合ってもらう対象は、粉か液体に限りますねっ(!)

 

本日、独立開業いたしました!

「おめでとうございます!」


本日、平成29年7月21日午前10時に
村田佑樹税務会計事務所をオープンいたしました。

 

午前中に税理士会へ登録の手続き。
その後、近くの警固神社へ参拝。
身の引き締まる思いです。

 

早速お祝いのお花をいただいて、感謝感謝です。

f:id:everydayrunchange:20170721224518j:plain

これからしっかりと頑張ってまいります!!!

 

まずは、ご報告まで。

 

皆様、これからよろしくお願いいたします!!!

 

 

給与を自ら決めることの本当の意味

「給料はいくらにしたらいいんですか?」


法人の決算を迎え、翌期が始まるとよくこの話題に。

法人役員の給与は年に一度しか変えることができないため、慎重になるものです。

そこで、普通に聞いたら「?」な冒頭の質問。

 

自分の給料を「いくらにしたらいいんですか?」とは、聞こえ方によってはおもしろいものです。

 

 

1.個人と法人トータルの税負担は?

 

結局のところ、社長が知りたいのは個人と法人で、あまり税金がかからないようにするにはどうしたらいいのか?ということ。
税金だけでなく、社会保険料なども関係してくる問題ですね。

 

 

2.結局は「いくらほしい」か

 

法人と個人の税負担の分かれ目は、解釈はいろいろあるでしょうが、私からするとまだまだ初期段階。
このラインを超えていく時に、会社としての成長が見られるのかなという気がしています。

 

そして、法人のお金は個人のお金ではありません。
ですので、社長が会社のお金を使うには、役員報酬(給料)として取るしかないわけです。

ラインを超えたら、いくらほしいか?というところに視点をまず持っていくべきでしょう。

f:id:everydayrunchange:20170720231215j:plain

これを公私混同すると、過ちを犯すことになってしまうことになりかねません。

 

 

3.社長と会社とのお金の貸し借りが生まれる

 

会社にお金がないため、社長が会社にお金を入れることもあるでしょう。
そうなると、会社としては社長にお金を借りたことになるので、社長からの「借入金」

 

逆に、社長が会社からお金を引っ張ってくると、会社から見て社長に貸したことになります。
つまり「貸付金」ですね。

 

給料の金額だけでは事足りず、会社のお金を社長が持って行ってしまったとしたら、ややはり「貸付金」となりますね。

 

 

4.銀行の評価に注目!

 

この「貸付金」になっている状態が極めて危険に・・・


銀行としては、もしこの会社に貸したとしても、社長が自由に使うかもしれない、という危惧が生まれるわけです。


そんな会社にお金を貸したくないですよね?
イメージは極めて悪いです。

 

逆に「借入金」となっている状況は、社長が会社に個人のお金を入れている状態なので、純資産として見てもらえます。
どちらかというとプラスのイメージですね。

 

こんな風に、

役員報酬を決めることは、最終的に銀行の評価にもつながることもしばしば。


しっかり慎重に決めたいものですね。

 

ここまでは、会社と個人間の関係。

 

さらに突き詰めようとすると、個人の中身までグイッと入り込んで、家計のことまで考えていくべきでしょう。

 


給与は年に一度しか変えられない。

 

 

 

・・・そして、私自身には一生に一度のことがもう時期訪れます・・・

 

 

 

 

 

明日へつづく

節税しつつ利益を出す裏ワザ

「ん?なんで利益がこんなに出てるの??」


節税と銀行などからの融資は表裏一体の関係が。

 

節税しようとしたら、利益が少なくなるので銀行からはマイナスの印象。

逆に銀行からプラスの印象を得ようとしたら、利益が出ているべきでしょう。


節税をしたのに、利益が多く出ていることも(?)

そんなことも・・・できるんです!!!

f:id:everydayrunchange:20170719183255j:plain

 

 

1.経営セーフティ共済への加入

 

これは手元に現金が残っていて、かつ、利益が多く出ている場合のお話。
一時的に支払う税金を減らすために経営セーフティ共済(倒産防止共済)に加入し、共済金を払うことにより、払った金額が経費になります。
(↓参考記事↓)

everydayrunchange.hatenablog.com

 


2.経費にすると利益が少なくなる

 

経営セーフティ共済を実際に使っている経営者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

・・・どうやって経理していますか?


「保険料」として経費計上?

そうすると経費が上がって利益が下がります。

銀行から見た決算書のイメージとしては、どちらかというとマイナスです。

 

 

3.経費でなく資産にする

 

この経営セーフティ共済
実は、会計上は資産(経費ではない)として計上することができます。


でも経費ではないので、利益が出る。
利益は出るのですが、法人税の額は、会計とは違ったルールで計算していくことに。

 

具体的には、この経営セーフティ共済は、会計上で資産として計上していようとも、法人税の申告書という専門の計算用紙では、マイナスしてもらえるのです。

 

要は、会計上は経費として上がってなくても、法人税経営セーフティ共済分安くしてもらえるというわけですね。

 

これを使わない手はないですよね。

どう考えても一粒で二度おいしいわけですので。

 

 

 

 

 

先日、保育園の保護者が企画する行事でバーベキューに行ってきました。

 

 

普通のお休みの日は、公園で子どもたちと遊び、一緒に走り回ったり。
翌日の筋肉の反抗は避けられません。
=子どものの信頼↑・体へのダメージ↑↑

 

ところが、

これが保育園の行事となると子どもは子どもみんなで遊んでワイワイ!
親同士はビール片手にガヤガヤ!
=子どもの信頼↑・体へのダメージ↓↓↓スペシャルサンクス♪♪

 

結局のところ、

 

経営セーフティ共済=保育園関係のBBQ(!!!)


という、大変インパクトのあること証明されました。

 

 

 

 

 


・・・今日はかなり疲れているようなので、そろそろ仕事を終わろうかと思います。

 

結局何を知りたいかの答えをガツンと知らせることこそが・・・

「基準雇用者給与等支給額がぁ・・・」


今日は北九州まで税理士会の研修へ。

福岡の研修会にどうしても出ることができなかったため、故郷の北九州の研修会に出ることに。

税理士会の研修なので、税理士ばかりの異様な空間・・・(当たり前ですが(汗))

 

今日の内容は、今年の税制改正の注意点を学ぶ研修会。

税理士だらけの研修会なので、講義も完全な専門用語。

私たちにとっては、当然のことながら理解しきっているコトバ。

 

・・・でも、これを一般の方や経営者が聞いたらきっと「???」だろうな・・・
などと妄想しながら、自分のお客様への姿勢を考えさせられました。

 

キチンとお客様がわかるように説明できているだろうか?


冒頭の【基準雇用者給与等支給額】というのは、「所得拡大促進税制」という制度の説明での話。


簡単に言うと、
「給料増やしたら税金が安くなるかもしれんよ。」
ということです。


私はとにかくかんでかんでかみ砕いて説明することを重視しています。

f:id:everydayrunchange:20170718211317j:plain

経営者にとって、減価償却とは何ぞや!などということはおそらくそんなに知りたくないことではないでしょうか。

 

それよりも、

「コレ買ったら税金安くなると!?」ということの方がストレートに知りたいことなはず。

 

難しい話は税理士がわかってればOK。

 

「相手が何を知りたいか?」をしっかりくみ取って、相手が望むを間違いなく提供することこそが、仕事の神髄ではないでしょうか。

 

税理士会の研修を通じて、改めてそんなことを思いました。

「今、相手はこんなことを知りたいのか?何を的確に伝えればよいのか?」

しっかり考えていきたいものです。

 

 

 


「これとこれ、どっちがいい~?」

 

友達の結婚式に行くときに、洋服を選ぶ妻。

 

「うーん、こっちかな?」

 

と意見を出すものの、

 

「えー、こっちやない?」

 

と妻。

 


・・・答えは決まっているのか?

・・・ただ、しゃべりたいだけなのか?

・・・同じものを選んでもらい、共感を得たいのか??

 

女性心理を読み解くことができれば、大抵のことはクリアできそうな気がします・・・

 

 

日々、勉強・・・

 

内装代にも税金がかかってくる

「なんで金払って税金取られないかんと!?」


とある飲食店の社長。

一等地にお店を構えており、集客も順調。
さらなる一手を、ということで店内を改装。

ところがここにワナが・・・

 


1.借りている物件に手を加えたら税金がかかる

この社長の怒りは、内装代を払って手元の資金が出ていったにもかかわらず、税金がかかるとのことを知ったためです。


何の税金でしょうか?


それは【償却資産税】という税金。

 

借りている物件に払う内装代は、原則として【償却資産税】という税金がかかってきます。

 


2.償却資産税って?

 

文字通り読むと、償却する資産にかかってくる税金。
償却ってよく聞きますよね。
減価償却】と同じ響きですね。

要は、減価償却する資産にかかってくる税金】と、基本的には考えてもらっていいかと思います。
内装代も修繕でない限りは、減価償却資産となってくることに。

 


3.とりあえずどんな物にも税金が

 

上記で、「借りている物件」には償却資産税がかかると書きました。


では、自分で持っている物件だとしたら?


これは、償却資産税でなく、【固定資産税】がかかります。
固定資産税は役所が評価をして勝手に(?)かけてくるもの。
税金の名前は違っても、しっかり税金は取られてしまいます。

f:id:everydayrunchange:20170717095025j:plain

 

 

ただ、車は償却資産税の対象外です。


ラッキー!・・・とは言えず、車は自動車税が取られてますね・・・
さすがに二重課税になってしまうので、抜かれているわけです。

 

特殊な車・・・例えばフォークリフトは、大きさによって自動車税がかかったり償却資産税がかかったりします。
→ 

フォークリフトに課せられる税金 | JIVA - 社団法人日本産業車両協会


この中の【固定資産税】とあるのが「償却資産税」のことです。

 


4.税率は

償却資産税の税率は1.4%
固定資産税と同じになります。


例えば1,000万円の内装を払ったとしたら、14万円の償却資産税が。
結構痛手ですね・・・
償却資産税は固定資産税の一部です。

ただ、減価償却資産にかかってくるものなので、評価額は毎年下がってきます。


税金は抜け目がないのが現状。
どこかで必ず課税されるものです。

 

 

 

「おとーさんにこのぶどういっこあげる~」


長女の思いやりが最近身に沁みます。

 

「ありがとね~」

 

食べ終わったところ、

 

「こんどおとーさんのぶどうさんこちょうだいね~」

 

 

 

 

 

 


・・・長女の食に対する執着も実に抜け目ない・・・

 

移動手段で効率化

「うぉぉぉぉぉ~!!!」


昨日から3連休。
もちろん私はお休みなどないわけで、今日も朝早くから仕事してます。

家族サービスは大事なのですが、今は走る時間ということで、今日一日は仕事・・・!

昨日妻と子ども達を妻の実家の佐世保に送り、その足で福岡に戻りました。

佐世保まで車で約2時間弱・・・
運転が好きでない・・・むしろ嫌いな私は、この時間が苦痛で仕方ない・・・

神経使って肩がバリバリになるわ、高速代やガソリン代がかかるわで、とにかく疲れます(汗)

 

そこで車がなかった頃のことをふと思い出す。

!!
高速バス!!

 


車がなかった頃は高速バスで移動してたんだった・・・

 

高速バスは片道1,800円。

 

車だと
・片道高速約3,000円。
・ガソリン代
・疲労・心労・・・

!!!!


考える余地なしっ!

f:id:everydayrunchange:20170716091001j:plain


ということで、昨日は子どももいるため移動が大変なので、車で佐世保へ。
そして、妻の実家に車を置かせてもらい、高速バスで帰ることに。

今日一日は仕事。
そして、明日は朝から佐世保に迎えに行き、家族サービス。

当初は車で行って帰って、また行って帰って・・・という思考回路しかなかったため、考えるだけで憂鬱だったのですが、霧が晴れた気分でした。


金銭面はもちろんのこと、貴重なのは時間が買えること。

everydayrunchange.hatenablog.com

運転だと両手両足がふさがって何もできない。

でも、バスだとメールもでき、本も読め、寝て疲労回復することもできます。

 

時間は極めて希少性が高いもの。

 


何はともあれ、こうやって仕事をできる環境を作ってくれている妻に感謝。
そして、それをまた理解してくれる妻の両親にも感謝。

 

他の人が休んでいる時こそ、烈火のごとく燃え上がり、猪突猛進すべき時。

しっかり頑張ってまいります!!!