微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

微粒子企業の【紹介】の定義とは

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■紹介キャンペーンで、


 『今月いっぱいにお友達を
 ご紹介いただいた方には
 3,000円のクーポンを進呈します』。

 こういったクーポンは
 よく見かけるのではないでしょうか。

 不特定多数の人に対して広告をして
 その商品やサービスの拡大を狙っていく

 という戦略は
 往々にして考えられるものです。

 そこで今日は、この『紹介』について
 見ていくことにいたします。


■紹介に関して言えば、


 その事業規模によりこの捉え方が
 変わってくるように感じています。

 それなりの規模がある企業については、
 紹介の定義が、

 『不特定多数の人からの
 不特定多数の人の紹介』

 に視点を置いているように
 考えられるのではないでしょうか。

 どうしてもそれなりの規模となると、
 人の雇用や広告費などに
 それなりのコストがかかってくるため、

 特定の人に対してその広告や
 人員のリソースを割いたとしても、
 そこから得ることのできる成果は
 限られたものである

 と考えられます。

 そうではなく、

 【あえて不特定多数の人によって
 そういった動きをすることにより、
 同じく不特定多数の人からの
 その成果を得ることができる】

 というもの。


■では、


 我々のような微粒子企業においては
 どうでしょう。

 これを上述した
 それなりの規模感のある企業と同様に
 不特定多数の者にアプローチしようすると、

 どうしても上述した
 『人員』の限界があったり、
 『広告費』にも限界があったり…
 ということになってしまう

 というもの。

 それなりの規模を持って
 紹介を得ようとすると、上述した

 【経営資源が必要になる】

 ということなんですね。

 そうではなく、
 我々微粒子企業の言う紹介とは、

 【しっかりと自らの経営理念や、
 商品やサービスに対する想いなどを
 その紹介していただく相手に伝え、

 同じような上述した価値観に
 共感していただいた方から「のみ」
 紹介をしてもらう】

 ということが得策なのかもしれません。


■逆に、


 冒頭で述べた、

 例えばクーポンなどを釣りにして
 (釣りと言うと言い方が
 悪いかもしれませんが…)、
 その紹介を得ようとしたとしましょう。

 そうするとどのような結果が
 想像できるでしょうか。

 当然そのクーポンに釣られる形で
 「紹介したい」という案件が
 舞い込むわけですので、
 それなりに量は増えるかもしれませんが、

 その質はと言えば、
 結局のところ『クーポン』
 という判断材料のみで
 紹介をしていただくようなものですので、

 どうしても自らの理念や想いに
 共感してくださる方がそこにいらっしゃる

 ということは
 考えにくいのではないでしょうか。


■そのような事情から、


 大企業のようなそれなりの規模感のある
 企業の紹介キャンペーンのようなものを、
 我々微粒子企業が真似ているとしたら、

 それは場合によっては
 かなり危険であるのかもしれません。

 どうしても、自らの想いや理念と異なる
 お客様がいらっしゃった際には、

 当然その相手のお客様との
 チューニングをしていかないと
 いけないため、

 それが大変な労力になる
 ということが予想されます。

 そのチューニングの労力が
 かかってしまうばかりに、

 本来大切にすべきである
 本来のお客様に対して
 同じく本来の適切な価値を提供することが
 難しくなってしまい、

 そこから客離れが進んでいってしまう

 というもの。


■いろんな角度から述べてはきましたが、


 そのような事情から、

 【『紹介』という定義を根底から
 書き換えておく必要がある】

 と言えます。

 そして、もし紹介していただく際に
 想いや理念をしっかりと乗せて
 情報発信をしたとして、

 その紹介でいらっしゃったお相手が
 もしその理念や想いにそぐわないとしたら、

 【勇気を持って、丁重にその紹介をお断りする】

 ということもまた必要。

 結局のところ、
 無理に方向性の合わないお客様を
 相手にすることにより、

 上述した

 【本来の商品やサービスに対する
 お客様に対する価値の提供】

 が疎かになってしまい、
 そこからお客様の不信感が生まれてしまう

 というものです。

 

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■ということから考えても、


 たとえ紹介ではあっても、

 「感覚が違うな」

 と感じた際には、
 これは以前の記事でも
 書かせていただいたことでもありますが、

 【直観力】

 を大切にして、

 【その感覚にそぐわないものに関しては、
 勇気を持ってその紹介をお断りする】

 という姿勢が大切なのかもしれません。

 

muratax.com

 しっかりと自らの経営の方向性を決定し、
 その決定したものに関しては
 極力ぶらすことなく、信念を貫いていき、

 本来のお客様に対する
 さらなる付加価値の提供に
 努めていきたいものです。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・『紹介の定義』に関しては、

 【大企業の場合と、
 我々微粒子企業の場合において
 解釈が異なってくるもの】

 と心得ておくべし。


・我々微粒子企業にとっては、

 【直接自らの経営理念や思想や価値観を
 乗せて紹介の依頼をすべきである】

 と言える。


・そうではなく、

 【大企業に倣ってその紹介をしたとすれば、
 どうしても自らの理念や想いにそぐわない
 お客様がいらっしゃる】

 と理解しておく方が無難であると言える。


・しっかりと我々微粒子企業にとっての
 『紹介』をする上では、

 【その経営に対する想いや理念を乗せて、
 そこに共感していただける方のみ
 紹介されたお客様として招き入れさせて
 いただく】

 ということが大切である。

 しっかりと
 【紹介をお断りする勇気】も持ち合わせ、
 その経営の方向性の決定を大切に
 していくべきであると言える。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

 

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アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

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