微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

経営者たるもの【経営の利回り】を過小評価するべからず

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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久しぶりに、

はてなブログへの投稿を再開してみます(^^)

これまでは一時noteに投稿をしていたのですが、

再度こちらに投稿をしていこうと思います。

 

 

それでは、本文です↓。

 

 

■ここ最近のコロナ禍においては、


 経営において

 【資金繰り】
 
 が本当に重要なものとなってきています。

 どうしても経営においての現金が
 枯渇してしまうと、
 体における血液が不足するような
 ものであり、

 あっという間に経営は
 死の淵に追いやられてしまう

 というもの。

 よくそのような状況下においては、
 いろいろな金融商品の勧誘があり、
 利回りだけを見てその投資を決めてしまう

 ということが往々にしてあります。

 しかしながら、
 その投資をした先が長期にわたり
 現金の出金ができなかったりするような
 ものだとしたら、

 それはその利回りが
 予定通り付いたとしても、

 「経営にとって
 本当に有用な選択だったのか」

 ということを考えてしまうものです。


■と言うのも、


 経営においての資金繰りですので、
 将来の利回り(ここで言う将来とは
 遠い未来を指しています。)
 を考えるにあたり、
 長い間現金の出金ができないとしたら、

 それは手元資金が消えている
 ということと同じになるわけですね。

 経営が順調に進めば進むほど、
 広告費を投じることにより
 さらにその集客が加速したり、

 要は手元に現金があり、
 その手元の現金を上手く使うことにより
 経営が加速度を増して回っていく

 という状況になってくるケースが
 少なからずあるということを
 念頭に置いておくこともまた大切で
 あるというわけです。

 いわゆる金融商品に投資をして、
 近い将来にそのキャッシュを
 手元に残せない状況に
 なってしまった場合、

 もちろん将来的には
 現金が増えて良いのかもしれませんが、
 当面の経営に関してはどうでしょう…

 ということなんですね。


■ここで大切になってくるのが、


 【投資の利回りを考えるとともに、
 自らの経営における利回りを考える】

 ということ。

 経営においての利回りをどう計算するか
 ということは一先ず置いておくとして、
 
 もしその手元資金を
 経営においての広告費や
 何かしらの資金繰り改善のための方策として
 投じることができたとしたら、

 それによりどの程度の利益が見込まれ、
 どの位の手元の現金が増えてくるか

 ということを考えたいものです。

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 それこそが

 【経営においての利回り】

 であり、場合によっては

 【金融投資をするより、
 自らの経営にその資金を投じた方が
 より高い利回りが期待できる】

 ということも考えられます。

 そのためには、しっかりと
 
 【自らの経営の定点観測】

 をしておくべきであり、

 極力その経営における功績を
 『数値化』しておくことも重要でしょう。


■例えば、


 1ヶ月間の来客数から
 その売上高を見たところで、
 平均客単価などを計算するのも
 良いでしょうし、

 天候に左右されたり、
 季節的なイベントに左右される
 場合は、その天候や季節ごとの
 売上高を計算してみるのも
 良いでしょう。

 そういった状況の変化により

 『数値によりどの程度の影響を受けており、
 どのぐらいの利益が上がり、
 どのぐらいの利益が逆に下がってくるか』

 ということを
 しっかり観測しておきたいところ。

 そのようにして

 【経営の状況を数値化】

 することにより、

 結果として経営においての
 上述した利回りを算出することができる

 ということに繋がるわけですね(^^)。

 その利回りと金融投資の利回りを比べ、
 経営における利回りの方が大きければ、
 当然、その経営に資金を投じた方が良い

 ということになります。


■そして、


 このコロナ禍においては、
 『現金がない』ということは
 本当に経営にとって命取りとなることも
 考えておかなければなりません。

 コロナ前は
 順調に経営が推移していたものの、
 コロナによりその状況が
 ガラッと変わってしまっている

 というケースが多く見られます。

 その中で経営を救ってくれるのは
 【現金】なんですよね。


■というわけで、


 いろいろ述べてはきましたが、

 【しっかりと現金を残しておく】

 という前提に立って、

 なおかつ、

 【経営における利回り】

 をしっかりと考え、

 その現金を投じる先を熟慮して
 経営方針を決定したいものです。


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《本日の微粒子企業の心構え》


・こういったご時世に不安を覚え、
 勧誘されるがままに金融投資へ
 進んでしまうケースも見受けられるが、

 【本当にその現金を
 『近い将来に換金できない』先に
 投じるのが最善か】

 ということを考えておくべし。


・場合によっては
 自らの経営にその資金を投じた方が、
 その近い将来の手元に残る現金としては
 増えるかもしれないし、

 このような状況であるからこそ、
 現金は確保しておきたいものである。


・しっかりと経営の利回りや、
 経営における血液である現金の意義を
 今一度考え、

 【現在必要な資金はどの位であるのか、
 またその現金を経営に投じることにより、
 どの位の利回りを確保できるのか】

 ということもまた熟慮して、
 その経営の方策を決めたいものである。

 
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

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