微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

税理士を予防として活用する

「とにかく予防が大事なのです。」

 

予防が大事。

これは、ほぼ誰もが思っていることでしょう。

歯を磨かなければ虫歯になる。

虫歯を予防するために、定期的に歯医者へ行き、健康な歯を保つ。

 

定期的にカルシウムを採り、折れない肩甲骨を作る(汗)

いやいや、マジメにです(滝汗)

everydayrunchange.hatenablog.com

 

インフルエンザの予防接種などは、読んで字のごとく予防ですね。

予防接種については、賛否両論聞かれますが、あえてそこはスルーします。

 

さて、我々税理士も、実は予防を施すお医者さんのようなものかもしれません。

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1.税理士もいろいろ

 

一般的に税理士のメインの仕事は、個人事業主や法人との税務のことでの契約。

 

ただ、この顧問契約にもいろんな種類が。

 

① 年一度の契約

我々税理士の間では『年一』とか『年次』なんて言われるものですね。

年一度だけ、帳簿を作ったり申告書を作ったりするような契約です。

 

② 毎月顧問契約

これは『月次』と言われるもので、月に一度お客様となんらかの接点をもち、節税対策などのアドバイスを定期的にしていくような契約ですね。

 

 

2.年一で大丈夫?

 

そもそも、年一度しか税理士と会わないとした場合、例えば3月決算の法人だとしたら、大体の場合、決算日の後である4月か5月頃に会う、というケースが多いのではないかと思います。

ここでのポイントは、【決算日後】に会っている、ということ。

 

手の打てる決算対策は、決算日まで。

 

例えば、30万円未満の備品を買うにも、3月決算であれば3月31日までに納品されている必要があるわけです。

3月末までに納品されて初めて、決算・節税対策が生きてくるわけですね。

 

 

3.きちんと対策ができてますか?

 

これが、決算日後に税理士と会って・・・何ができるのでしょうか?(汗)

私には不思議でなりません。

経営者の方は、そんな疑問すら持たないわけです。

潜在的な疑問。

経営者の常識の中に、そんな思考がないんですね。

なので、これが普通と思っているわけです。

 

その一方で、

これをよしとしている税理士がいる、というのが問題ですよね。

 

節税対策は決算日までしかできない。(例外はありますが。)

そのことを知っていながら、なぜこのような決算日後に経営者と会う『年一』の契約にしているのか?

 

ということです。

もちろん、経営者の方がそのことを承知の上なら良いのですが、それはレアケースでしょう。

 

 

 

最近お会いする経営者の方とのお話の中で、こういったことが浮き彫りになってきて、怒りを感じざるを得ません・・・

 

今一度、私自身も襟元を正して、精進していきたいものです。

 

 

 

最近、長女が朝の絵本を楽しみにしています。

前の日の晩から、朝の絵本の約束をすることも。

そんな状況で、寝坊しちゃったりした日には、長女はかなりショック・・・

 

感受性豊かな子どもの心を傷つけることは本当に辛いものです。

 

 

 

長女の信頼を失うのは何より辛いこと。

寝坊しないように、今日はそろそろ帰ろうと思います(汗)