微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

相手の立場に立って考えることの真意とは?

「ちょっとお話を聞いてもらえませんか?」

 

私が速足で道を歩いていると、
何やらバインダーとペンを持った男性が、
気が付くと横に並んで歩いていた。

 

ビクッ!

 

『なんでこの人はこんなに急いでる私に
声をかけてくるんだろう?』

 

「なんですか?」

 

と一応聞いてみる。


もちろん、営業だとはわかっていた。

 


男性「不動産投資に興味はありませんか?」

私「ないですね~。すみません、今急いでますので…」

男性「歩きながらでも結構ですので!」

私「はぁ…」

 

大変なお仕事だなぁ…とこういう場面に出合うと
いつも思う。

 

なんで、わざわざ相手に嫌われにくるんだろう??

 

疑問でならない。

 

そもそも、知らない人を捕まえて、
〇〇に興味ありますか?
なんて聞かれて、
誰がその話にのるだろうか?

 

急いでいるところを呼び止められた時点で、
印象はよくない(^^;

 

さらに、興味ないというのにゴリ押し。

 

絶対にこんな人から話なんて聞きたくないし、
なにより、


この人からは買いたくない!


とすら思ってしまう。

 

 

 

金八先生


「えぃ。人という字はぁ…」


ではないが、


人は人とのつながりの中で生きている。

 

逆に言うと、

 

知らず知らずに人とのつながりを求めている。


このことは、消費の意思決定においても同じ。


自分と深くつながるその人から買いたい


と心の見えないところでの思いがあるもの。

 

そんなことも考えず、
行き当たりばったりで、
急いでいる人を捕まえて売ろうとする


そのスタイル自体が私は残念だなぁと思う。

 

もちろん、

知らない人にいきなり声をかけるという行為は、
そうそうできるものではないため、
度胸はつく、というメリットもあるかもしれない。

あくまでも、その人にとっての。

 

それより、

一人の人としっかり関係を深めた上で、
初めて商品の話をする

という流れの方が、
相手に

 

「この人から買いたい!」

 

と言ってもらうことができる。

 

 

まずは


相手の立場に立って考える

 

子どもの頃から学んできた、
行動の基本。

 

これが大人ができてないのは、痛すぎる。

 

そして、これができているからこそ、
仕事がうまくいくものである。