微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

相手に憑依して、気持ちを考える。

世の中にはいろんな仕事があります。


私は他業種での経験がそこまでないのですが、
よく交流会などに参加すると、

実にいろいろなお仕事が
あるんだなぁ…とすごく関心を持ちます。

 

そんないろんな業界の人達とお話ししていると、
世間一般にその業界に対して、
どのような印象を持っているのか

ということを、
知ることができます。

 

例えば、


弁護士・・・『先生という偉い人』。
工事現場での作業員・・・『熱い中寒い中大変な人』
営業・・・『人に頭を下げてかわいそうな人』
(あくまでも、私が個人的に聞いた、一般的な印象です。)

 

そして、そう思われている張本人は、
『全然そんなことないんだけどね(^^ゞ』
という感覚がほとんど。

 

私も中洲の清掃活動に参加させていただいているので、
なんとなくそんなことが分かります。

 

私は、掃除をお仕事とされている人に対して、
『大変。きつくてかわいそう。』
などという勝手な印象を持っていました。

 

でも、実際にやってみると、


自分が携わったその道がすごくキレイになるということで、
すごく崇高な気持ちになれます。
かわいそうだなんてとんでもないわけです。

 

それだけだといいんですが、

掃除をしていることで、

なんとなく冷たい視線を感じたりもします。
悲しいですが、少し見下されたような・・・

 

 

 

今日は少し遠方のお客様のところへ、
会計の数字のお話をしに出かけました。


だんだんと着実に利益が上がっているこの会社。

 

「いつもありがとうございます。
もう少し顧問料を払えるように頑張りますね(^^)」

 

すごくありがたい気持ちですよね。
温かい気持ちにさえなります。


こちらも『もっと頑張ってお役に立ちたい!』
という想いが強くなります。

 

一方、
「顧問料高いですよね・・・」
社会保険の手続きやってもらえますよね?(当然のようなお口ぶり)」
(・・・顧問料も高くないし、社会保険の手続きはこちらではやれない

(制度上の規制で)のに。)
という方もいらっしゃいます。


正直、気持ちは決してよくない。

 

そして、こんな嫌なことを言われて、
『頑張ろう!』とも思えない。

 

従業員様に対しても、
前者の経営者の方は、「いつもがんばってくれてありがとう。」
後者の経営者の方は、「使えない。給料泥棒。」
などと、本当に言うことが対照的です。

 

従業員様の士気の低下にも関わりますよね。

 

そして、

 

前者は儲かっている。
後者は下降気味。


理由は、、、明白です。

 

ありきたりな話かもしれませんが、


自分の周りの関わる人は、
みんな同じ「人間」。


自分と同じ、
血の通った、生身の人間。
感情、想いを持った人。

 

だからこそ、


どんな人とも上下なんてないわけだし、
お互いに思いやりを持っていたい。


その想いを共有できることで、愛のある行動がとれるわけで、
そのことがお互いの発展・成長につながるのです。

 

そんなことを、強く感じました。