微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

【人からもらったもの】を収益として上げてますか?

こんばんは。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■最近のコロナ禍により、


 税務調査自体が少なくなってきている
 というのが現状ですが、

 9月から11月位にかけては、
 税務署にとっての『本気モード』
 の税務調査が通常であれば
 開始されてきます。

 そこで今日は、

 『税務調査においての注意点』

 について、ごく一部ではありますが、
 見ていくことにします。


■通常の場合、


 税務調査は、
 その会社に税務調査官が出向き、

 調査当日の午前中に
 その社長と税理士と税務調査官が
 応接室などで、面談をすることになります。

 その面談の中で、いろいろと
 経営の状況をヒアリングされるわけですが、

 それと同時に注意しておきたいのが、

 【税務調査の視線】

 のこと。

 ベテランの調査官であればあるほど、

 【応接室の内部を見渡している】

 ということが往々にしてあります。

 これは、

 【そこに掲げられている賞状や、
 会議室内にある物品に目をやっている】

 という状況なんですね。


■その中で注意したいのが、


 【いわゆる高価なものが
 応接室に置いてある場合】

 です。

 法人税を計算する上での
 『収益』として考えるものとして、

 当然に資産の売買や
 サービスの提供をした場合においての
 対価のほか、

 【無償による資産の譲渡や
 サービスの提供を受けた場合も
 この法人税法上の収益に含まれる】

 という考えがあるんですね。

 そのように考えると、

 【この高価な物品を適切に
 その法人の資産として計上しているか】

 ということが問題となってきます。

 たとえ、この高価な物品を
 どなたかから『記念品』などとして
 もらっていたとしても、

 それはしっかりと資産に計上すること。

 また、その『もらった』
 という事実を考えると、

 【その物品のもらった際の時価
 収益として法人の帳簿に計上する
 必要がある】

 というわけなんですね。

 この収益(『受贈益』と言います)
 について、申告漏れが出やすい

 というのが現実なんです。

 

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■税務調査はこのように、


 そのスタートの段階から
 開始しています。

 雑談のような感じで
 スタートしていくのですが、

 その雑談の中に、
 調査官の話術のテクニックが
 秘められている

 ということが往々にして考えられますので、
 そういった点に注意をするとともに、

 上述した

 【物品の贈与をしてもらった場合には、
 それをしっかりと帳簿に計上していく
 ということが必要である】

 ということを、今回の記事を通じて
 理解しておいてもらいたい

 というところです。


■ちなみに、


 これが個人であれば、
 『贈与税』の対象となってきます。

 しかしながら贈与税は、
 年間110万円の控除が
 認められていますので、

 【110万円の時価までの物品については、
 申告も必要ない】

 ということですね。

 上述したことは、特に法人においての
 税務調査での注意点として
 しっかりと注意しておきたい内容である

 と言えます。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・税務調査は、

 【そのスタートの段階から、
 税務調査官のいわば『探り』が
 始まっているもの】

 と心得ておくべし。


法人税法において
 『贈与』により取得した物品であっても、
 これは【収益】として計上すべき
 対象となる。
 

・税務調査での指摘事項として
 よくあるのが、

 【社内の高価な物品を見つけられて、
 その受贈益の計上漏れを指摘される】

 ということ。

 【贈与によりもらったものであっても、
 これを会計帳簿に記載して
 受贈益を計上する】

 ということが必要であるもの
 と心得ておくべし。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


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微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

 

自らの認識は【ごく閉鎖的な世界】

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■私は、


 コンサルティングをさせていただく身
 でもありますが、

 また同時に、コンサルティング
 受けさせていただく身でもあります。

 先日そのコンサルティング
 受けさせていただいたのですが、

 やはり『自分自身の常識や思い込み』
 から解放してもらえるのが
 このコンサルティングの醍醐味
 なんですよね。

 とは言え、私自身独立開業前から
 そこそこ良いお値段の(?)
 コンサルティング
 受けさせていただいており、

 そのことから、
 多くのパラダイムシフトが起こり、

 それと同時に従来の常識がその都度
 取り払われている感覚があったので、
 
 【思考を常識破りなものに常に書き換えている】

 ものと自負しているのですが、

 コンサルティングを受ける中で、

 【それがまだまだ
 自分の中の(狭い)常識の思考であった】

 ということを
 毎回痛感させられる次第です。


■今回も


 経営においての課題について
 いろいろ相談をさせていただいたのですが、

 今日はその中でも
 『万人に共通すること』
 をお話ししていきたいと思います。

 結論から言えば、それは

 【目標設定】

 についてのこと。

 先日の記事の中で、

 『最低でも週一回は目標を見直して、
 その経営の軌道修正をすべきである』

 といったことを
 書かせていただいたのですが、

 厳しく言えば、

 目標はそんなに生ぬるいものではなく…
 毎日見返すのはもちろんのこと、

 その日の中でも複数回にわたり、
 
 【目標と置かれている現状とのギャップ】

 をしっかりと認識し、

 【その希望ある未来の目標に向かって
 進むべく、その時々で考え続けているか】

 ということがすごく重要である
 ということなんですね。

 私のコンサルティングの師匠は
 常にそのような行動をされているが故に、
 やはり毎日進化を遂げているわけですし、

 私自身が、
 全くもってそういった領域に至っていない
 ことを自覚させられる次第。

 その原因は、こういった

 【まだまだ枠にはまった
 常識を身にまとっているから】

 ということに他なりません。


■私自身、


 動いていて本当に痛感するのが、

 【目標を設定して、
 その未来の目標に杭を打ち、

 その杭に身を引き寄せるが如く、
 毎日少しずつの改善を積み重ねながら、
 その未来に向かって近づいていく】

 という営みこそが本当に重要である
 ということ。

 逆に言えば、
 目標を考えることなくして、
 毎日を過ごしていると、

 ただ単に毎日が平凡に過ぎ去っていく
 ような感じがしてなりません。

 そのような状況だと、

 【経営においても
 同業他社の競争に飲み込まれる】

 ということも考えられ得ますし、

 やはり経営者として目指すのは

 【平凡ではなく『非凡』】

 であるべきなのでしょう。

 

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■いろいろと述べさせていただきましたが、


 大切なのは、

 【自分自身の思考に入り込まない】

 ということ。

 そのためには、しっかりと自分自身の
 思考をコントロールしてもらうべく、

 【第三者にしっかりと
 コンサルティングを通じて俯瞰してもらう】

 ということが極めて重要である
 と言えます。

 【自分自身を俯瞰する】。

 そして、

 【目標設定をし、現状と未来へのギャップを
 認識し、それを埋めるための行動をする】。

 これは、人生のどのステージに上がろうとも
 また、どのようなレベルにいようとも、
  
 決して揺るぎなく取り組んでいくべき
 ことなのだろうと思わされます。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・往々にして、現在の自らの思考は、

 【自分自身が歩んできた過去の経験】

 から作られているものであると言える。


・しかしながら、世界を見渡せば
 何十億もの人がいるわけで、
 その【常識】と言えるものも様々である
 と言える。


・したがって、しっかりと
 あえて自らの常識から外に出て、
 他の風を浴びることにより、
 
 【パラダイムシフトを
 積極的に起こしていく】

 ということが経営者にとっては
 重要であるのかもしれない。


・経営においてそのことを達成するために
 最も最たるものが

 【目標設定】

 であると言える。


・適切な目標を設定し、
 その希望ある未来の目標に向かって
 毎日しっかりと進んでいく
 という営みをしてみてはどうだろうか。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

 

法人設立は【10月まで】がオトクです

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■いよいよ9月に入り、


 来月からは10月となります。
 (当たり前ですが(笑))

 今年の10月に関して言えば、
 『消費税』において大きな制度が
 スタートしますね。

 その制度とは

 【インボイス制度】。

 インボイス制度については以前の記事でも
 再三書かせていただいていますが、
 実際の運用は再来年である
 
 【2023年の10月】

 となります。

 実際の運用は再来年なのですが、

 【その前もっての登録受付が
 10月より開始される】

 というところです。


■このインボイス制度の開始にあたっては、


 『消費税』についての変更がありますので、
 その法人成りの際は重々な注意が必要ですね。

 というのも、従来当然のように
 節税として利用されていた、
 個人事業主の期間と法人設立後
 2年間の期間を利用して、

 【最大4年間消費税の免税事業者である
 というメリットを享受することが
 実質的に難しくなってくるから】

 ということに他なりません。

 そして、インボイス制度について、
 実質的に法人としての 
 2年間の免税メリットを
 享受できる期間としては、

 【再来年の9月まで】

 となりますので、
 最長でこのメリットを受けようとすれば、

 【10月に法人を設立し、
 9月決算にすることにより、
 最大限このメリットを受けることが
 できるようになる】

 というわけです。

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  ■法人成りに際しては、  『消費税』についても検討し、  所得税やその消費税、  さらには法人税等の税負担を総合勘案し  決定すべきものでしたが、  その消費税の考え方について  大きく変わってくるため、  法人成りを検討する際には  場合によっては  【このインボイス制度を見越して  検討することが必要である】  と言えます。  そしてこのインボイス制度を  見越した上で法人成りを検討する  ということは、案外難しいもの。 ■そして、  『消費税』については、  【その計算方法の選択や、  実際の申告書の作成にあたって、  大きく税額が変わってくる】  ということも少なくありませんので、  そういった場合には自分だけで判断せず、  しっかりと専門家である税理士の知恵を  買うようにするのが得策である  と言えます。  (あくまでも一般論です。) ■この『インボイス制度』については、  いよいよスタートが  近づいてまいりましたので  メルマガの中でもこれから取り上げていこう  と思っているところ。  しっかりと消費税を含めたところでの  トータルでの税負担を考慮し、  法人設立などを検討していきましょう。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・法人設立に関しては、  従来所得税法人税等、  そして消費税についてトータルで  検討する必要があったが、  【その消費税を検討する際の前提が  『インボイス制度』によって変わってくる】  ものと心得ておくべし。 ・インボイス制度は、  消費税の課税事業者であっても  免税事業者であっても、  少なからぬ人がその影響を受ける  制度であると言える。 ・このインボイス制度を見越した上で、  消費税を前提とし、  所得税法人税等をトータルで総合勘案し、  適切な税対策を模索する  ということが今後重要となってくるもの  と心得ておくべし。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹


「やっぱり【目標あっての経営】だよね」と自問自答したお話

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■ここ最近は、


 6月決算法人の申告が8月で終わり、
 少しだけですが一段落…

 といった状況です。

 一段落ではあるのですが、
 その後の業務がまた逼迫してくる
 ということは明白ですので(汗)、

 こういった少しでも手が空いている
 (と言っても、そこまで空いては
 いないのですが…(笑))
 時間は有効に使っていきたい

 というもの。
 
 今そのような事情でここ最近の
 この比較的忙しくない時期は、

 スタッフに対しての研修の期間として、
 の位置付けをしているところ。

 スタッフもすごく意欲的に頑張ってくれて、
 その学びの成果とともに、
 経営自体もぐんぐん進んでいる

 という感覚です(^^)。


■その研修の中ではもちろんのこと、


 実際の仕事に入るにあたっても、
 大切なこととして伝えていること
 があります。

 それは、

 【しっかりと仕事の全体像を把握して、
 これから自分がやろうとしている仕事が、
 その中のどの部分にあたるのか
 ということを明確にする】

 ということ。

 俗に言う

 【木を見て森を見ず】

 の状況で業務に入ってしまっては、
 瞬く間に迷子になってしまう

 というものです。

 そうではなく、

 【これから進んでいく道が、
 この森林の中のどの部分の森で、
 その中のどの部分の山道なのか】

 ということを明確にしておくことにより、
 その仕事に対する向き合い方も
 変わってくるものですし、

 その目的地を見据えて山道を歩むこと
 ができますので、
 その効率性も自然と良くなってくる

 というもの。


■そしてこれは、


 まさに経営においても同じことが言える
 と私は思っていて、結局のところ、

 【しっかりと経営の目的地を明確にし、
 そこに進んでいくという形で
 日々の経営を進めていかないと、
 あっという間に迷走状態となってしまう】

 というもの。

 そうならないためには、

 【しっかりとした経営の目標設定をし、
 その目標に向かって駒を進めていく
 という形で、
 日々の経営に取り組んでいく必要がある】

 というわけです。


■特に、

 
 先月の私のように、
 毎日の業務が逼迫している状況で
 あればあるほど、

 こういった目標を見返すことなしに、
 業務に取り組んでしまうため、

 『ただ毎日忙殺されながら、
 何となく日々が過ぎ去っていく』

 ということになりかねないもの。

 そうではなく、
 定期的にその目標を見直し、
 また場合によっては、

 【経営のみならず
 自らの人生全体を俯瞰して、
 その目標さえも定期的に書き換え、
 「現状の」目標に向かって船を出す】

 ということが大切であるもの
 と思ってなりません。

 

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■同じ仕事をするにしても、


 目標に向かって仕事をするのと、
 そうではない状態で仕事をするのとでは、

 その仕事に対する取り組み方も
 変わってくるものですし、

 何よりその『効率性』や、
 『達成感』といった面でも
 大きな差が出るように感じます。

 
■【経営においての目標を設定すること】


 は、そのように間接的ではありますが、
 かなりその後に影響を及ぼすものである

 と言えます。

 毎日目標を見返すことは難しいにしても、
 せめて週明けの週一回程度は、
 その目標を見定め、

 【これから行おうとしている仕事は、
 この目標を前提にすると
 どの位置に該当するのか】

 ということを的確に見定めた上で、
 その経営を進めていきたいものです。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・経営においても学びなどにおいても、
 
 【その目標を適切に設定すること】

 は極めて重要であると言える。


・目標なしに物事を進めてしまっても、

 【ただ単に時間を浪費している】

 という状況になりかねないものである。


・逆に、

 【しっかりとした目標設定をし、
 その目標に近づくために、
 これから取り行おうとすることが
 どのような位置づけなのか】

 ということを俯瞰して把握することにより、
 その行動自体が有意義なものになってくる
 と言える。


・【目標を定期的に見直すこと】は、
 上述してきたことから考えると
 大変重要なものであるため、

 定期的に…少なくとも週に一度程度は
 その目標を見直し、
 希望ある未来への取り組みとして、
 その行動の意味を明確にしたいものである。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

法人成りの際の【お金の移動】について

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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■私自身、


 6月に新法人を設立したのですが、

 最近の法人に対する口座開設の審査は
 相当厳しいですね…

 インターネットの銀行であれば
 比較的作りやすいのですが、

 地方銀行などとなると、
 その審査が厳しく、
 すぐにでも開設したいのに、
 数週間審査を待ってようやく開設…

 という状況が少なからずあります。


■今日のお話は、


 個人事業主から法人成りをしている
 ケースについて。

 個人事業者から法人成りをする場合においても、
 その業務は止まることはなく
 続けていくものですよね。

 上述したことから、
 その法人成りが完了した日に
 口座が完成しているはずもなく、

 法人設立後も、やむを得なく
 これまで使っていた個人事業の口座を
 使用していくことになります。


■ここで気を付けたいのが、


 【たとえ法人口座がない状態であっても、
 その法人の活動としての現金の出入りは、
 当然にその法人のものである】

 ということ。

 しかしながら、(分かってはいるものの)
 個人事業の通帳や財布を使用して
 その現金を管理するような状況は
 どうしても避けられないため、

 その時点で

 【法人のお金が自分(個人)のお金である】

 というように錯覚してしまうということが
 往々にしてあるわけです。

 
■考え方は上述した通りなのですが、


 法人口座が無事開設された後の
 流れとしては、

 【まずその法人設立にあたっての
 資本金の額をその法人口座に入金すること】

 からスタート。

 その後、

 個人事業の財布(通帳)に
 入ってきた売上から
 
 同じくその個人事業の財布にて
 支払いをした経費を引いた残額を

 法人口座に入金する。

 これにより、法人設立後に
 個人事業の財布を通じて動いていたお金が
 適切に法人口座に移動される

 ということになるわけです。

 これは売上が順調であればあるほど、
 その売上をいったん個人がもらっている
 状況になるため、

 将来的に法人にその売上金を
 返さないといけない額が増えてしまう

 というもの。

 そのような状況なので、
 法人の口座開設は極力速やかに、

 そして早期の段階で
 いったん個人で法人分を仮受けし、
 そして仮払いをしているものを精算すべく

 【その法人として動いてきたお金を
 個人から法人口座に移動する】

 ということが必要となるというわけです。

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  ■場合によっては、  法人口座自体を開設しておらず、  そのまま個人事業の財布で  やりとりをしているケースも  見受けられますが、  これは極めて危険であると言えます。  というのも、  【どれが法人のお金で、  どれがプライベートなお金なのか  ということが分からない】  状況になってしまいますからね… ■というわけで、  法人設立に際しては、  その法人口座の開設までの期間のお金を、  上述してきた点を念頭において  しっかりと管理していくことを  おススメいたします。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・マネーロンダリングなどの関係もあり、  ここ最近の法人口座開設は  困難な状況になっている。 ・その法人口座の審査から開設までの期間は、  どうしても【法人口座以外の場所】で  現金の管理をしていく必要がある。 ・その法人口座外での資金管理は  細心の注意を払い、  法人開設後はその法人として  動いてきたお金の残金を  速やかに法人口座に入れることにより、  その精算も早期にしていきたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹


最近のコロナのSNS投稿を見て、経営者として感じること

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■先日の記事の中で、


 このコロナ禍においては、
 オンラインでの集客や紹介が
 主要な集客の手法となるかもしれない

 といったことを書かせていただきました。

 そのことについて今日も続けていきます。


■今回は『オンラインでの情報発信』
 について。


 どうしても、この状況下においては 
 リアル対面が難しいもの。

 そうなると半ば必然的に
 オンラインでのアプローチを検討していく 
 ということになりますよね。

 そして、これは同業他社においても
 同じことが言えるはず。

 【その中でどういった
 情報発信をしていくか】

 ということは今後のキーワードと
 なってくるように思うわけです。


■その中で注意したいのが、


 【経営にとってのマイナス要素】

 として考えられる情報発信。

 いわゆる

 【ネガティブな投稿】

 などはその典型かなと思います。

 ここ最近はコロナのことで
 世の中が大きく動いていますので、

 それを好機と捉えてあえてそういった
 コロナに関しての情報発信により 
 人の目を引くべく投稿をしているケース、
 
 ただなんとなく(深い思慮もなく)、
 そういった投稿をしているケースなど 
 いろいろかなというところですが、

 いずれにせよ、
 そういったコロナに関しての
 情報発信が多くなっているように
 見受けられます。

 その中で、そのことに対し
 特定の意見を持つ人に対する
 『攻撃』とも取られかねない言動を、
 SNSの投稿などで少なからず
 見聞きするような状況です。
 
 (自覚、無自覚問わずに。)


■私自身は、


 その情報発信に対して、
 自分の考えが左右される

 ということはほぼないのですが、
  
 往々にして、
 そういった特定の考えを持っている人を
 攻撃するような内容については、

 ほぼ例外なく、その後のその方の
 投稿を見ないようにしています。
 
 (ただ、『そういった関連の事業』
 をされている方の投稿については、
 正しい情報を得たいため、
 むしろ見ることはもちろんありますし、
 大変学ばせていただいてもいます。)

 【自分が発する情報によって
 傷つく人も多かれ少なかれいる】

 ということは容易に想像できますし、

 これを経営的な視点から考えると、

 そのような傷つく側の人が現在のお客様や、
 これからの見込みのお客様に対して
 いらっしゃるとすれば、

 それは相当なダメージともなり得る
 ものではないでしょうか。

 そもそも、その分野に関して
 『何物でもない人』がそういった
 情報発信をすることにより、
 
 逆に、上述したような
 経営に対する余波が働いてしまう
 ということを考えきれていない

 ということが、同じ経営者としては
 大変残念だなと思ってしまう次第です。


■そうは言っても、


 【自らの経営に対する
 スタンスを明確にする】

 ということは必要ですよね。

 しかしながら、
 その想いを伝える際にも、

 【相手を思いやるような
 しっかりとした配慮を持っての
 情報発信をすべきではないか】

 と思ってしまうんです。

 結局のところ、

 【その情報により傷つく人がいる】

 というのは事実ですので、

 【基本的には、直接その情報が
 経営に関係しないものであればあるほど、
 そういった類の情報発信はすべきではない】

 と言えるのではないでしょうか。
 (あくまでも私見です。)

 たとえそれが経営外においての
 個人的な投稿であったとしても、
 それは少なからず経営に影響してくる

 というもの。

 経営者の存在となると、
 どうしても公私一体として、
 その人の価値観や立ち居振る舞いを
 見られるものですから…

 

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■長々と書いてはきましたが、


 コロナ禍において、
 どうもそういった人を攻撃するような
 発信が多くなっているような状況も
 見受けられ、

 何だか寂しいような気持ちがして、
 今日の記事を認めさせていただきました。

 我々微粒子企業としての情報発信が
 そこまで影響があるもの…
 とも言い切れないですが、

 多少なりとも、

 【その情報発信により
 不快な思いをする人がいる】

 ということは重々念頭において、
 その伝え方を注意していきたいものです。

 (大きな自戒を込めて…)


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・経営者による情報発信においては、

 【その発信により、
 周りの人がどのように感じ取るのか】

 ということをしっかりと俯瞰して、
 その影響を見定めるということが
 必要であると言える。


・一般的に、【ネガティブな投稿】や
 【特定の人を攻撃する投稿】は、
 その読み手にとって不快な思いを
 させてしまうもの。


・そういった情報を受け取って共感する人も
 もちろんいるかもしれないが、
 それは全体からして何%程の人だろうか。

 往々にしてそれは、
 経営にとってマイナスに動いていく
 要素となり得るのではないだろうか。


・経営者の仕事として、
 先日の記事でも書いたように

 経営の次の一手は、これまでのプロの技術を活用すべきでは | 福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所

 【何によって憶えられたいのか】

 ということを明確にすることにより、
 その情報発信の仕方も変わってくる
 ものであると言える。

 しっかりと
 上述してきたようなことを視野に入れ、
 適切な情報発信をするべきなのかも
 しれない。(自戒を込めて…)


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

これまで書いてきた記事は、
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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

個人と法人を同時進行させる場合の注意点

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

==================

■事業が順調に進み、


 【個人事業主から法人成りをする】

 というケースが見受けられますが、

 その際にはいろいろな
 税務上の注意点を意識しておきたい

 というところ。

 その中で検討することとして
 考えられるのが、

 【現在の個人事業をあえて残したままで、
 その他の業務を法人に移していく】

 ということ。

 これはその置かれている状況により
 ケースバイケースであるものなのですが、

 場合によっては、

 【法人において
 最小限の役員報酬を取ることにより、
 社会保険料所得税、住民税を含めた
 トータルの税負担をコントロールできる】

 ということも考えられます。


■しかしながら注意したいのが、


 その法人に移行していく業務と、
 個人事業に残しておく業務について。

 その大前提として
 念頭においておきたいのが、

 【法人の業務は、その法人の
 定款に定められたものしかできない】

 ということ。

 そうなると、

 【個人事業で営んでいた事業であっても、
 その法人の定款に記載していないもの
 については、
 法人においてはその事業ができない】

 ということになってしまうわけです。


■逆に、


 法人の定款にその業務を行う旨が
 書いており、

 法人でその事業を行うと同時に、
 個人事業主としても同じ事業を
 行っているとしたらどうでしょう。

 これは税務のお話ではないのですが、

 【法律上『利益相反取引』などとして、
 会社の利益に反する行為を
 個人事業主である代表者が行っている】

 ということで、
 法的に問題となってしまうんですね。

 

■そして、


 個人事業と法人で取り組んでいく
 業務については、
 上述してきたことに加え、

 【何かしらの合理的な理由や
 合理的な区分により
 その業務の棲み分けをしていくこと】

 が必要であると言えます。

 というのも、何も理由なしに
 そのような区分けをしているとしたら、
 それは

 【租税回避行為】

 とみなされ、
 税務調査でそのような行為を
 否認されてしまう

 ということにもなりかねないわけです。

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  ■というわけで今日は、  個人事業と法人を同時に走らせる  場合において注意すべき点を、  記事に認めさせていただきました。  とは言え、しっかりと  上述してきたようなことを視野において、  その対策をしながら  業務を分散することにより、  税負担がグンと少なくなることがある  というのもまた事実。  【自分自身が  どのような状況におかれているか】  ということを今一度俯瞰して、  最適な経営の解を模索するように  しましょう(^^)。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・法人と個人事業とを並行していくためには、  法律上や税務上で重々注意が必要であるもの  と心得ておくべし。 ・【法人の定款】に謳っているもの  以外の業務は法人で行うことができず、  また、法人の定款に謳っている業務を  個人事業で行うことは、  【利益相反取引】  などとして禁じられるもの  と心得ておくべし。 ・税務においても、個人事業と法人を  同時並行していくにあたり、  【その区分けをしている理由を  合理的に説明できるようにしていくべき】  であると言える。 ・上述したような、  法人と個人との棲み分けを  上手にすることにより、  場合によっては  大きく税負担が変わってくることもある  ということを重々理解しておくべし。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。



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起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹