【お金の動かし方】ほど、将来の経営に影響を及ぼすものは…
【本日の業務】
・顧問先の会計などのチェック
・自分の帳簿作成
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所
■今日は、当初予定されていた面談が
キャンセルとなったため、
終日事務所内で仕事をすることに。
スタッフとともに、
顧問先の帳簿の入力や作成、
確認等をしていきました。
ここのところバタバタしていたこともあり、
スタッフとこうやってスキルアップのための
時間を共有することが
なかなかできなかったため、
すごく充実した時間だったように思いますね。
その後は、少し保留になっていた
私自身の会計帳簿の入力を。
銀行から融資を受けたいこともあって、
なるべく早めに状況をつかむことに
努めているというわけです。
■今年度は、大変ありがたいことに、
ご縁がご縁を呼んでいる状況で、
売上高は前年比…詳しくは述べませんが、
かなり爆発的に増えています。
とは言え、
人件費を始め内部的な経費や研修費が
多額となっており、
結果としての利益はそこまで残っていない
という状況。
そうは言っても、当然利益は出るので、
しっかりと納税をしていきたいと思います。
■納税をした先に、銀行の融資があるわけで、
それを見据えてあえて納税する
という選択肢もあります。
ただ目先の税金を払いたくない
という理由をもとに、
いろいろと節税対策をするのも大切
なのですが、
将来の事業展開を見据えて、
『嬉々として』税金を払っていく
ということも、戦略のひとつ。
■今年度から顧問となっていただいた
お客様に対しては必ず言わせていただく
ことなのですが、
【税金のための対策】
は何を差し置いてもやっておくべき。
ここで言う
【税金のための対策】
というのは、
節税という観点ではなく、
将来的に発生してくるであろう税金に備えて、
毎月着々と準備をしておく…
つまり
【税金の積立をしておく】
ということ。
特に消費税を払っている事業者については、
年間の消費税額というものは
極めて多額になるものですので、
【前もって消費税の積立をしておく
ということは必須である】
と言えるでしょう。
■個人事業主の税金と言えば、
まずは3月15日に来る所得税の納付。
これについては口座振替を
利用することにより、
納期限を4月20日までに伸ばすことが
できるため、
そういった方法もお勧めです。
その次は、住民税の年間税額の通知と
国民健康保険料の年間額の通知が
6月頃に赤紙のごとく届いてきます。
この住民税と国民健康保険料は、
前年の所得…つまり儲けをもとに
計算されてくるため、
仮にその年の6月までの実績が伴わなくても、
前年が好調であればそれなりに多額の金額と
なってくるわけです。
ただ、そのような税金というものは
【前年の儲かっていた時期に対して】
かかってくるもの。
そう考えると、その儲けの中から
税金の積立額をあらかじめ天引きしておき、
毎月備えておくことにより、
税額の通知が来たとしても、
全くもって
【急には感じなくなる】
わけです。
■そして融資を受ける事業者にお勧めなのが、
この税金の積立を、
【将来融資を受けやすいであろう金融機関に
口座を開設し、着々と毎月行っていく】
ということ。
この定期的な預金の積上により、
金融機関との関係はだんだんと
良好になってくるものです。
■これは、
【お金の回し方】
という面から、
すごく重要なことであると言えます。
買い物するにしても、
現金払いよりクレジット払いの方が、
支払いのサイクルが長くなったり、
ポイントがついたりしますよね。
そして、取引の履歴がクレジットカードに
残ってくるため、
仮にクラウド会計を使っているとするならば、
その履歴が自動的に会計ソフトに
取り込まれることになり、
入力がかなり簡略化されるわけです。
■一つの行動で、将来簡略化できる行動の範囲が
拡がるということは往々にしてあるもの。
特にお金に関しては、
将来的な波及効果が時に極めて大きくなるため、
慎重に使い方を考えていきたいものです。