微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

税金の準備、大丈夫ですか?

【本日の活動】

・ほぼ終日、顧問先の決算業務


 

こんばんは。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所

 

 


■東京から戻ってきて、
 今日からまた通常業務。

 この時期は個人事業主の節税対策
 に追われます。

 正確に言えば、

 【節税対策と銀行対策】。

 今年の払う税金を抑えていきたいのか、
 それともあえて税金を払い
 銀行からの融資を取りつけるのか。

 そういった判断が必要となってくる
 この時期。

 これは特に、

 今年から税理士としての関与を
 させていただいているお客様のお話
 になるのですが、

 かなり利益が上がってきて、
 駆け込みで私との顧問契約につながる
 ことが少なからずあります。

 利益が上がってきているため、
 当然のことながら税金はガッポリ出る…

 うれしい悲鳴ではあるのですが、
 必ずしも笑っていられる状況ではなく、
 税金を払うための資金がなくなっている
 という状況が往々にしてあります。


■これは、決して
 無駄遣いをしているわけではなく、
 (場合によっては無駄遣いをしている
 こともなくはないのですが…)

 手元にお金が入ってくるため、
 それを右から左へ使ってしまっている状況。

 たとえ事業の経費であったとしても、
 お金は出て行くもの。

 事業の経費であれば、

 当然のことながら利益からマイナス
 していけるのですが、

 借金の返済になるとこれは
 
 【経費ではない】

 ので、

 利益は上がりっぱなしで
 現金だけがなくなってくる状況
 となってしまいます。

 危険なのがこの状況。

 利益は上がっているのに 
 支払う税金がない…

 そうなると銀行からの融資を
 頼らざるを得ないわけです。

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■今年はどうにかして
 銀行からの融資で乗り切ることが
 できるかもしれないのですが、

 こういった現象には解決策があります。

 それは、

 【毎月積み立てをしておくこと】。

 つまり、大体の年間の税金の予測
 を立てて、それを12等分して
 月々の積立として
 納税資金をプールしておくと、

 急な税金が来ても、
 そこまで動じることはないわけです。

 もう11月も後半。

 今のうちに今年の大体の税金の試算と、
 来年に向けての納税資金の積立を
 しっかりと考えておく必要があります。


■現金は人間の体でいう

 【血液】

 に当たるものです。

 血液がなくなってしまうと、
 生きていくことができない。

 しっかりときれいで清らかにさらさらと
 流れていく血液を目指して、

 資金繰りを考えていきたいものですね。