微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

すべては【他者の受容】から

【本日の活動】

・顧問のお客様のご面談

・保護者会へ参加

  

こんばんは。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所

 


■今日は仕事を早めに切り上げ、
 長女の通うフリースクール
 保護者会に参加。

 全生徒が7名で、
 すごくアットホームな学校
 なのですが、

 この保護者会がかなり
 有意義で結構楽しいもの。

 基本的にこの学校では、

 【自分で決めて自分で行動していく】

 ということがベースとして
 あるのですが、

 全てを子どもたちに任せっぱなし
 では心配ではないか、
 というようなことが、
 今日の会議で議題に挙がりました。

 

f:id:everydayrunchange:20191111230040j:plain





■具体的な話で言うと、
 クッキーを作るのが楽しくなり、
 明日もクッキー、明くる日もクッキー…
 というように、

 子どもたちの体にとって
 決して良いとは言えない
 砂糖を多く摂取している状況を、

 単に『自分たちで決めたことだから』、
 ということで
 任せっぱなしにしても
 良いのかといったこと。

 大人が、

 「砂糖は体に悪いから」

 ということで制止に入るということは
 簡単なのですが、

 子どもたち自身でそのことに気づき、
 子ども達みんなでの話し合いのもとに、
 自発的に食べすぎないようになる
 のが理想だよね、

 ということに話が発展しました。


■私自身も経験がある、

 「宿題をしなさい」
 
 と言われる度、
 せっかくやろうとしていた気持ちが
 完全に萎えてしまうといったこと…
 
 そうではなく、
 自分から『宿題をしよう!』と
 思い立った瞬間のエネルギーの方が、
 
 圧倒的に宿題を自発的に、
 そして高い熱量を持って
 進めることができるものです。

 大人が子どもにその意見を 
 押し付けるのではなく、
 
 子どもがそのことに気付ける
 環境を作ってあげることこそが、
 大人の本当の役割
 なのかもしれませんね。


■さて、これは子どもの例では
 あるのですが、
 我々大人にとっても
 学ぶことの多い話ではないでしょうか。

 よくあることとしては、
 雇用しているスタッフに対して。

 スタッフも人間。

 当然経営者の思い通りに
 動いてくれるということは
 そうそうはなく、

 スタッフ自身が
 自分の想いや信念を持って
 仕事をしているもの。

 ただ経営者として見ると、

 どうしてこんなことができないのか、

 なぜもっと効率的に仕事をしないのか、
 
 というようなことを思ってしまいがち。

 繰り返しになりますが
 スタッフも一人の人間。

 今の行動は過去に積み重ねてきた 
 経験の結果であるわけですし、
 
 何か理由があって
 この行動を作っているというもの。

 これは私がよく思うことなのですが、

 人から指摘されて自らの行動を正すより、
 自ら誤りに気がついて
 自らの意志で行動を正していく方が、

 圧倒的に自分にとって
 気持ちが良いものですし、

 しっかりとした確度を持って
 行動することができるものです。


■また、経営者ともなると
 基本的に自らが一番上の存在
 であるため、
 自分の意思に歯止めをかけてくれる
 人がなかなかいないもの。

 そのような状況の中で、
 例えば異業種の経営者の話を 
 聞いたとしても、

 それが自分の常識の外にある
 ものであるとしたならば、
 その話をすんなりと受け入れる 
 などということは、
 なかなか難しいもの。


■自分の意思で考え
 自分で行動すること
 ということには、

 他者を受け入れて
 他者の考えを尊重するという意味合いも
 内包されています。

 つまり、心の状態を常に
 フラットに保ち、

 他者のことを柔軟に受け入れる
 ことができる体制を持って、

 自らの行動を律し続けることにより、
 冷静に意思決定をすることが
 できるということがすごく重要である

 ということなのです。


■今日の保護者会では、
 このようなかなり深い学びを得ました。

 結局のところ、
 人に携わることというものは、
 
 教育にしろ経営にしろ家族関係にしろ、
 全て根本的につながる部分がある、
 ということですね。

 いろいろなことに話は
 派生していきましたが、
 つまりはそういうことなのでしょう。

 長女のフリースクール
 遠方にあるため、
 毎回の保護者会に行くことは
 なかなかできないのですが、

 このように深い部分で考えてくださる
 先生がいらっしゃるからこそ、
 我々保護者も安心して子どもを預ける
 ことができるわけですし、

 我々保護者自身もそのように
 学校の活動に携わらせていただく
 ことにより、
 いろいろと学ばされることが多いのです。

 すべての出会いに、
 心より感謝ですね。