微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

【目標】と【対話】はビジネスの成否を分ける

【本日の活動】

・スタッフとミーティング

・顧問先との面談

・3人娘のお迎え

・その後歯医者へ


こんばんは。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

福岡で税理士をお探しの方、会社設立をするなら村田佑樹税務会計事務所

 


■11月を超え、
 12月に入ると税理士試験の発表が。

 スタッフの一人が、
 この夏に税理士試験を受験しており、
 12月の合格発表が近づいているため、
 今後のことについて打ち合わせ
 をすることに。

 お盆前の受験から、
 12月の合格発表まで、

 なんとまぁ期間の長いこと…

 税理士試験は、
 この【空白の】約4ヶ月間を
 どう過ごすかということが、
 来年の合否に影響してくるもの。

 どう考えても合格しているのであれば、
 その次の科目に進むわけですし、

 どう考えても合格が厳しければ、
 同じ科目の勉強を
 続けることになります。

 一番困るのが、
 どっちつかずの状態(汗)。

 『行こか戻ろか』

 『二兎追うものは一兎をも得ず』

 などという言葉にも見られるように、

 こういった中途半端な状態は、
 行動が止まる要因でもあり、

 あえて行動してしまうと、
 やはりどっちつかずの結果
 になってしまう

 ということが
 往々にしてあります。


■さて、ここまでは
 税理士試験の話ではあるのですが、

 経営においてもこういった

 【意思決定】

 というものは
 すごく大切なものになってきます。

 では、何を基準として、
 この意思決定の判断を
 していくのでしょうか。

 これがズバリ

 【目標】

 となります。

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■新幹線のホームに立って、
 これからどこに向かおうかと
 決めるのではなく、

 『東京に行こう!』と決めて、
 その手段として飛行機か新幹線か
 はたまた車か…という順序で
 行動を決定していくべきでしょう。

 新幹線に乗った瞬間、
 行き先はロックされて
 しまいますよね。

 【目的地】が決まったからこそ、
 その【手段】が選べるというもの。

 先に手段を選んで、
 その後に流れで目的地を決める
 ようなことは決してないはず。

 このような極端なことを言うと、
 『そりゃそうだ』となるのですが、

 こと経営の話になると、
 意外とこういった状況に
 なってしまっていることが
 少なからずあるのです。

 というより、
 (誤解を恐れずあえて言いますが)

 【ほとんどの】経営者は、
 こういった目的地を見据えることが
 できていない…

 つまり

 【目標設定ができていない】

 という状況なのです。

 (かく言う私も当初はそうでした。)


■私自身これまで
 200社以上の企業と関わってきて、
 このことは肌感覚で分かります。

 もちろん、
 私が関わらせていただいた
 中小零細企業だけのお話
 にはなりますが、

 これは事実としてあることなのです。

 目標があるからこそ、
 その瞬間の経営の意思決定が
 できるわけですし、
 
 目標がない状態で経営を進めていくと、
 あたかもひたすら回り続ける
 回転寿司のような状況…
 
 つまり何も未来に向かっての
 行動ができていない経営に
 なってしまっている
 可能性があるのです。


■そして目標を立てるのであれば、

 【できるだけ想像しうる
 限りの高い目標】

 を掲げるべき。

 その高い目標を掲げた未来に杭を打ち、
 現状とその未来の目標との
 綱引きをし続けることです。

 現在というものは
 過去が作っているため、

 過去のこれまでの自分の動きに
 現在は引っ張られています。

 一方未来の目標は、
 超絶な理想の姿に包まれているため、
 現実とかけ離れたものになっている…

 そう考えると、
 当初は当然のことながら
 過去の引力の方が圧倒的に強いため、
 
 どうしても現在が過去に負けてしまう
 
 のですが、

 未来への超絶に高い目標を
 意識し続けると、
 次第に過去の引力より
 未来引っ張られる力の方が
 強くなってくるものなのです。

 その結果、

 自ら掲げた目標を達成できる
 ということになり、
 それこそが経営の成就に
 つながることでしょう。


■先に、税理士試験に起きる

 【4ヶ月の空白期間】

 ということを
 書かせていただきましたが、

 目標設定においては
 この空白の状態…

 つまり現在と
 未来のギャップの状態を
 
 【あえて】

 作り出すことが
 極めて重要と言えます。

 こういったギャップに
 見られるような

 【健全なストレス】

 がなければ、

 惰性でビジネスをしてしまっている
 状態になってしまうもの。

 だからこそ、
 適切な目標設定が大切なのです。


■もう一つ、
 今日の出来事の中で印象的だったのが、

 自分は全然スタッフのことを
 わかっていなかったな、

 ということ。

 今後のことを話していく中で、
 そのスタッフの本当にやりたいこと
 というものを聞くことができました。

 それがまたなんとも恐ろしいことに、

 そのスタッフのやりたいことと、
 今私の事務所でやってもらっている
 仕事が完全にミスマッチ
 だったのです(滝汗)。

 私としては良かれと思って
 あえてそういうスタイルの仕事を
 してもらっていたのですが、

 それは決して

 【スタッフの本望ではなかった】

 ということ。

 毎日一緒にいるスタッフでさえ
 このような状況になって
 しまうのですから、

 お客様とのやりとりに関しても、
 もしかすると

 【大きなズレ】

 が生じている可能性があります。


■しっかりと【対話をする】こと。

 対話をすることにより
 相手との共通言語のすり合わせをし、
 ズレがほぼない状態で初めて
 具体的な行動の話をしていく。

 この順序を誤ってしまうと、
 相当な痛手を追うことに
 なってしまいます。

 現実問題、
 今日の対話はそういった意味で
 すごくすごく有意義なものでした。

 逆を言うと、
 今日の対話がなかったら、

 私とスタッフとの想いは、
 今後かなり乖離していく運命に
 あったことでしょう。

 いろんな意味で
 本当に学び多き日でした。


■そして今日は久しぶりに
 長女のフリースクールと、
 次女と三女の通う保育園へお迎えに。

 顔見るなり喜んで駆け寄ってくる
 姿を見ると、
 本当にこういった時間が
 大切なんだなぁと痛感しますね。

 いち早く業務改善を完了し、
 こういった家族との時間を
 多く持てるよう、
 しっかり頑張らないといけませんね。

 ワークライフバランスとは、
 従業員のこととして
 よく言われるものですが、

 経営者ほど

 このワークライフバランス
 壊れがち。

 まずは人生、そしてその次にビジネス。

 自分の人生があってのビジネスですので、
 しっかりと自分自身の全体を見渡して、 
 
 日々を有意義に
 過ごしていきたいものですね。