事業の赤字は積極的に
「損してるからもういいよ」
自営業をされている方からよく聞かれるこのセリフ。
この不景気な状況ですので、どうしても利益を出していくことがなかなか難しい様子。
今日は、残念ながら赤字となった、個人事業主の賢い確定申告の仕方について見ていくことにします。
1.給与所得と損失をぶつける
昨日の記事でも書いたとおり、個人事業での損失は、給与所得と相殺されます。
利益が出れば、当然合算ですね。
そして、給料からは源泉徴収がされてますので、給与所得で所得税が出ていれば還付されることに。
ですので、事業上の赤字は積極的に計上しましょう。
2.事業所得のみの場合は
では、事業所得のみの場合ではどうでしょう?
結論として、積極的に赤字を出してください、ということです。
これは青色申告に限ってのことではありますが、今年赤字になったとしても、3年間はこの赤字を繰り越すことができます。
例えば、今年100万の赤字になったとして、翌年は100万の利益が上がったとしましょう。
すると、税金の計算上、100万の利益に100万の損失(赤字)をぶつけていきますので、利益はゼロとなる、というカラクリです。
青色申告はその他にもいろんな特典が設けられています。
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まだ青色申告をしていない方は、ぜひ青色申告されることをオススメいたします。
何はともあれ、赤字は遠慮なく積極的に出しましょう。
メリットは結構大きいものがあることが多いです。
ただ、銀行の融資を受けたい場合は、配慮が必要なこともあります。
先日、いぼ痔になって無事手術を終えたわけですが、今度は切れ痔に・・・
座りすぎでしょうね。
出張も多かったので、無理がたたったのでしょう。
そんな時、病院などで目にする赤い字での「痔」の文字。
事業の赤字はよくても、痔の赤字は赤痔を彷彿させて、肛門が引き締まってしまいます(痔獄)