微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

事業の赤字は積極的に

「損してるからもういいよ」

 

 

自営業をされている方からよく聞かれるこのセリフ。

この不景気な状況ですので、どうしても利益を出していくことがなかなか難しい様子。

 

今日は、残念ながら赤字となった、個人事業主の賢い確定申告の仕方について見ていくことにします。

 

 

 

1.給与所得と損失をぶつける

 

昨日の記事でも書いたとおり、個人事業での損失は、給与所得と相殺されます。

利益が出れば、当然合算ですね。

 

そして、給料からは源泉徴収がされてますので、給与所得で所得税が出ていれば還付されることに。

 

ですので、事業上の赤字は積極的に計上しましょう。

 

 

 

2.事業所得のみの場合は

 

では、事業所得のみの場合ではどうでしょう?

結論として、積極的に赤字を出してください、ということです。

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これは青色申告に限ってのことではありますが、今年赤字になったとしても、3年間はこの赤字を繰り越すことができます。

 

例えば、今年100万の赤字になったとして、翌年は100万の利益が上がったとしましょう。

すると、税金の計算上、100万の利益に100万の損失(赤字)をぶつけていきますので、利益はゼロとなる、というカラクリです。

 

 

青色申告はその他にもいろんな特典が設けられています。

everydayrunchange.hatenablog.com

まだ青色申告をしていない方は、ぜひ青色申告されることをオススメいたします。

 

 

 

何はともあれ、赤字は遠慮なく積極的に出しましょう。

メリットは結構大きいものがあることが多いです。

ただ、銀行の融資を受けたい場合は、配慮が必要なこともあります。

 

 

 

 

先日、いぼ痔になって無事手術を終えたわけですが、今度は切れ痔に・・・

座りすぎでしょうね。

出張も多かったので、無理がたたったのでしょう。

 

そんな時、病院などで目にする赤い字での「痔」の文字。

 

 

事業の赤字はよくても、痔の赤字は赤痔を彷彿させて、肛門が引き締まってしまいます(痔獄)