割り勘の場合の領収書が一枚だったら!?
「6千円!高いね~!」
今日は昔ながらの友人と再会。
とあるイベントで、バンドをやろうということになり、早速スタジオへ問い合わせ。
思いの外高くつき、みんなで6千円・・・
安いところが空いておらず、やむを得ず・・・
でも、みんなで6千円。
一人で負担するわけではありません。
今日は、こんな話にまつわることを。
1.食事代の経費
私はよくお客様とファミレスで打合せをすることがあるのですが、その際の会計は気になるところ。
よくあるのが、前回は払っていただいたので、今回は自分が・・・という話。
前回は相手の経費。
今回は自分の経費となりますね。
2.割り勘だと?
これもよくありことですが、会計を別にせず、いったん一緒に払い、その後で相手から負担分をいただくというケース。
この場合、領収書は?
当然、一緒に払っているので1枚のものですね。
もめますよね・・・1枚ですもの。
3.実体を考える
ただ、現実のお金の動きを考えてみましょう。
合計3,000円の食事代でA社長は400円のサンドイッチ、B社長は2,600円のビーフストロガノフを食べたとします。
いったんA社長が3,000円払う。
そして、B社長はA社長にビーフスト・・・代を2,600円払います。
がっつり食べるのが好きな一方で気の弱いB社長は、A社長に「領収書を・・・」などとも言えません。
A社長は400円のサンドイッチで、2,600円の牛肉代分の経費を手に入れたことになってしまいます。
2,600円の経費で税率が30%としたら・・・780円の節税(?)。
400円のものを食べながら、税金が780円も減ってしまうという訳の分からないことに・・・
おかしいですよね?
実体をしっかり考えましょう、ということです。
実体は、A社長は400円、B社長は2,600円の負担・・・ですよね?
4.領収書は仲良く分ける
あくまでも、実体に合わせないと先ほども述べたようにおかしな話となります。
2人で合計3,000円の経費です。
この場合どうしたらいいでしょう?
A社長は3,000円の領収書をいったんもらいますが、その後B社長にこの領収書のコピーを渡せばいいのです。
そして、領収書は3,000円ですが、A社長の負担は400円、B社長の負担は2,600円という風に付記して、それぞれの負担分のみ経費にします。
お金としては、A社長が400円の支出、B社長が2,600円の支出となっていますね。
これでつじつまが合いOKということ。
このように、税務を考える上では実体を考えます。
実体にあったものでないと、やはりおかしなことになりますので。
毎朝、長女と次女の小競り合いが。
両親監修のもと、食べ物を半分半分に分けるという約束を取り交わすのですが、特に粉状のものやスープなどだと、どうしても姉の方がここぞとばかりに多めに注ぎます。
次女は号泣。
さすがに毎回やるとマズイと思ったのか、ある日、「あぁ!てがすべったぁ!」みたいな茶番を演じて多めに姉が取る・・・
次女は号泣。
ある日はいったん半々に分けたものを、次女がよそ見している間に姉が分からない程度に取る。
次女気付かず。
ん~、なにやら税務署との攻防を見ているようでワクワクとふしだらな気持ちになってしまいました。
これが楽しいので、分け合ってもらう対象は、粉か液体に限りますねっ(!)