微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

住宅ローン控除を使い忘れたら・・・?

「たばこはハタチからの販売になりますので・・・」

最近たばこも最近高いですね。
私は吸いません。スイマセン・・・

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私の前に並んでいた女性が、たばこを買おうとしたところ断られた様子。
「私、40代ですけど・・・」

確かに・・・かなり小柄でかわいらしい人だったのですが、かなり落ち着かれている・・・

「申し訳ございません(!)」
店員さん平謝り・・・

思い込みは怖いですね(汗)

 

さて、思い込みと言えば、最近あった話。
住宅ローン控除を過去に使うことを忘れていた会社員の方のお話です。

 


1.住宅ローン控除の適用を忘れていたら?
住宅ローン控除の適用忘れ、ということはたま~にあります。
ただ、控除が大きいためあまり忘れることはないのですが、うっかりということは意外とあるもの。
そんな時、すぐにあきらめずになんとかならないかを考えてみましょう。

 

2.確定申告を過去にしている場合
過去に確定申告をしており、その確定申告をした年分について住宅ローン控除を受けようとします。
・・・残念ながら、このケースでは住宅ローン控除が使えないのです。
住宅ローン控除には「当初申告要件」というものがあり、確定申告をした時に適用を受けていないとしたら、もうアウトなのです。

 


3.過去に確定申告をしていない場合
ただ、確定申告をしていない年分については、過去5年以内であれば確定申告書を提出することができます。
提出期限を過ぎての確定申告のことを「期限後申告」といいます。
この期限後申告の場合は住宅ローン控除を受け直すことができるわけですね。

 


このように、住宅ローン控除の過去の申請は、確定申告をしているかしていないかで考え方が変わってきます。


先程のたばこのことではありませんが、思い込みは本当に怖いもの。


年齢のことは他人事ではなく、私も20代前半の頃から30代半ばに見られることがよくありました。
最近はようやくそれに追いついて、「もっと若いかと思いました(!)」なんて言われ、チョコをあげる機会が増えました。

 


・・・とにかく思い込みはコワイ・・・