微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

年末調整を二重でやってしまうと・・・?

iPodのとある曲がバグりました。
曲というより購入したセミナーの音源ですが・・・

おそらく、二重にデータをライブラリに落としてしまったことによるものだろうと思うのですが、もう一度やってもどうもうまくいきません。
これが結構厄介で、停止や一時停止をするとすでに聞いているところまでグイ~っと戻ってしまうのです(汗)

止めずに全部聞け!ってことでしょうかね・・・

素直に従うことにしましょうか・・・(泣)

 

さてさて、バグりと言えば・・・

今日は年末調整のお話です。

 

1.年末調整ができるのは1つの会社のみ
当たり前と言えば当たり前ですが、年末調整は1つの会社でしかできません。
どんな人にも基礎控除という経費があって、この金額は所得税で38万円と決められています。
これを例えば2か所で年末調整してしまうと、2か所分で76万円(38万円×2人分)となってしまいます。
経費が二重計上になってしまうわけです。
こう考えるとやはりおかしいですよね?

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2.もし2か所以上でやると?
ご心配なく。
普通であれば、市区町村からクレームがきます(!)
誤りに気付いた市区町村が税務署にチクります(!)
いやらしいですが、間違っているものは仕方ない。

 

3.なぜ市区町村がわかるの?
会社は年末調整をするのと同時に、従業員ごとにその結果を「給与支払報告書」というものを使って市区町村に報告しているのです。
なので、市区町村はダブっていることに気付くと、すぐに突っ込んできます。


この時期にたまにある二重年末調整。
会社側も従業員ご本人側もしっかり気をつけたいものです。

面倒ですからね、双方ともに(汗)

 


iPodのバグりも、誰かがチクって元に戻らないものかと、あり得ない空想をしてしまうのでした・・・