微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

支払は忘れたころにやってくる【消費税のコワイお話~続き】

さて、前回の続きです。

 

4.48万、400万、4,800万は国税のこと(!)
??意味わかりませんね。
「消費税」というのは国に払う消費税のことをいいます。


厳密にいうと我々が払っている8%の消費税は、国と地方に払っているものなんですね。


なので、本当は「消費税」でなく「消費税等」という言い回しになります。
今の8%の税率というのは、実は国に払うものが「6.3%」で地方に払うものが「1.7%」となっています。
ややこしいですね。知らなくても差しさわりのないお話なのでスルーしてください(汗)

 

そして、前回いったこの48万、400万、4,800万とは国に払う部分のことです。
なので、実際に払っているのは国のものだけでなく、地方のものも含まれますよね?

 

ですので、こういう計算をしていきます。
48万円÷6.3%≒761万円→これが税率をかける前の金額。
761万円×8%≒61万円→これが実際払っている税額。

このような計算を全てでやってみますね。
すると・・・


48万円≒61万円
400万円≒508万円
4,800万円≒6,095万円


となります。

要は・・・ここだけ抑えてください(!)

前期払った消費税が
61万円なら年1回の予定納付(前払い)
508万円なら年3回の予定納付
6,095万円なら年11回の予定納付

ということです。
本当にここだけ押さえてもらえばOKです。

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5.こんなに払えない!そんな時は?
前期ほど当期の業績が芳しくなく、こんなに払えないという時は?
中間決算という方法を採ることによって、支払う消費税の前払いを抑えることができます。
具体的には法人税と同じなので、この記事を参考にしてください。
(↓参考記事↓)

everydayrunchange.hatenablog.com

消費税は本当に忘れた頃にやってきます。


消費税は多額になりがちですので、本当に経営者にとっては死活問題。

 

顧問税理士の方と密にお打合せをされてくださいね。

 

 

消費税で経営意欲までも消費されるとしたら大変なこと・・・


・・・ですよね。