微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

朝寝坊からの経営判断における学び

今日はかなりの朝寝坊。

子どもたちからたたき起こされます。
「もう朝だよ」
「ねぇ、お父さんおきてよぉ」

「ん?朝じゃないよー。起きれないよー。」
私も寝ぼけていたため、わけのわからない問答が続きます。

 

昨日の勉強会後の懇親会で、久しぶりにかなり遅くなったため、起きれなかったわけです。

そんな問答のもと、しぶしぶリビングへ。
今日は祝日で保育園もお休み。


子どもたちのリクエストにより、本日のモーニング(ブランチか?)は「チーズパン」。

 

なんともラッキー・・・
なんの人相もない食パンに、なんの了承もなく無意味に人間の都合のいいように切りそがれたとろけるチーズを乗せる。

 

そして、トースターで「チ~ン♪」。


ただこれだけ。ただこれだけのことに子どもたちは大喜び。
何ともラッキーな朝なんだ・・・

 

保育園がお休みとのこともあり、子どもたちはご機嫌であったかいパンをほおばる。


いつもなら、あったかく焼いたパンを前に、なかなか目覚め悪く、結果としてすごく冷えたパンを食べることになるのです。


・・・冷えたパンはおいしくない。なのに、「チーズパン、少し冷えて固くなってるのもおいしいね!」など、強引な大人の都合を押し付ける。

 

でも今日は、いつもパンから冷えたチーズだけを引っ剥がして食べる次女が、大口を開けてパンとチーズ・・・まさにチーズパンをほおばる。
この姿には感動。
次女がパンとチーズを一緒に食べている。なにこれ!?感動を通り越して、笑けてくる。

あったかいチーズパンはこんなにもすごいものなのか・・・

 

長女もかなりの勢いでパンを食べる。
「ね?あったかいパンが一番おいしいやろ?」


分かってはいるんです。
昨日は「冷えた固くなったチーズパンはおいしいね!」などとある意味暴言を吐いていたのが、「あったかいパンがおいしい」という支離滅裂なことを言っているということ・・・

 

でも、結論として、「あったかいパンは実に美味しい!」ということを家族全員で共有できた今日という日は、我が家にとっての記念日になるでしょう。

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チーズはあったかいうちに食べろ・・・
じゃなく、「鉄は熱いうちに打て」という暴言・・・いや、格言があります。

 

結局のところ、熱している間にやってしまうことがすごく重要。
昨日の講師をさせていただいたセミナーも、講師の依頼を受けたのは約数週間前。
主催の方の熱い想いを聞くうちに、こちらまでも熱くなってくる。
まさに鉄が熱くなっている状態。
この時に私に「ノー」という選択肢などないわけです。


もちろん怖い。講師なんかやることないですので。
でもここでノーということになると、自分から逃げることになり、そのことがずっと人生の負い目になる。
多くのことを通じて、そのことだけはよくわかっています。

 

そして、熱いうちに即答してイエス!と応えたその日から、セミナーの当日まで、準備をせざるを得ません。


多くの人は、準備をしてから実行する日を決めているのではないでしょうか?
かくいう私もその部類でした。


でも、これは一週間後にやろうとしたものが準備不足で、来月に、来年に、ひどいケースでは再来年まで持ち越されます。

 

なんとももったいないことでしょう。
ただ、意思決定と実行日の順序を入れ替えるだけ。
ただこれだけのことなのに、やらないというのはお金をドブに捨てることと同じようなことではないでしょうか?

 

経営においても、この熱いうちの意思決定が必要な場面が多々あります。

 

例えば、従業員の採用でもそうかもしれません。
この人は!という人が現れた時に、「もしかすると、〇〇かもしれない」という勝手な推測で、優秀な人材を失うなんていうことは結構日常で起こっていること。


ただ、日常で起こっているということを本人が気が付いていないケースが多いのが、また厄介なこと。

 

大きな物事を決めるには、「飛ぶ前によく考える」姿勢も確かに大事。
でもその一方で、素早く移りゆくこの時代においては、恐るべき早さで意思決定をしていくことがかなり大事だと私は考えます。

 

部屋のちょこちょこした3分程度の掃除を毎日やって、年末にガツンと大掃除をやるようなイメージでしょうか。
でも多くの人は、意思決定の際、常に大掃除をやろうとしていることが往々にしてあるように思います。
年末なんて年に一度しか来ないですから…

そもそもやっぱり間違っていますよね。
(私が年末大掃除タイプでしたからよくわかるんです。わかるんです・・・)

 

この軌道修正をしてくれるのは、周りの人(外部環境)ではないでしょうか。
所詮、自分のことなんて自分では気付きません。
誰かの立ち居振る舞いから気付き、すぐさま行動を改めていく。
これこそが、経営はもちろん、人生においてもうまく飛んでいくための秘訣であると私は思います。

 

そんな新たな外部環境が、昨日のセミナー講師のご縁を通じて生まれました。
このようなご縁に心より感謝しております。


セミナー自体で失敗したことにより、多くの学びをいただけたことも感謝ですし、本当に身の回りに起こること全てに感謝しています。

 

明日は平日。
子どもたちを起こす。あったかいチーズパンをおいしく食べさせる・・・

 

う~ん・・・胃が痛い。

 

がんばれ、おとうしゃん・・・