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あなたの財布の見張り役、税理士ユーキのブログ

私たちから切って離すことができないお金、そしてその価値を表す数字。数字は操る人によっていかようにも変わっていきます。そんな数字をキレイを操り、お金のあるべき姿を税理士ユーキがお伝えします。

そもそも、その価格設定でいいのでしょうか?

100円玉を握りしめて自動販売機でジュースを。


子どもを連れてお祭りに出かけた時、お店でジュースに200円のお金を払いながらそんなことを思い出しました。

私が子どものころは、消費税がありませんでしたので、100円でジュースが買えてました。80円のつぶつぶオレンジジュースなんかすごく懐かしいですね。


平成元年から始まった消費税。
平成元年当時は3%でした。
それが平成9年に5%に上がり、平成26年に8%に上がった。

この消費税が増税された際、増税分を売上価格に乗せきれなかった事業者の方が多くいらっしゃいました。
消費税は誰が負担するものなのでしょうか?
読んで字のごとく消費者であるはずです。
消費者とは最終的にモノを買ったり、サービスを受けたりする人です。エンドユーザーとも言います。
消費税分を価格に乗せないということは、消費者が負担すべき消費税を、事業者自らが負担してしまっているということになります。

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これでいいのでしょうか?
消費者は当然ながらモノを買います。
仮に1,000円(税抜)のものを1,080円(税込)で月に一度買うとしましょう。

1,000円なので、1,000円×8%=80円。80円の消費税ですね。
払っている消費税で考えると、年間でも80円×12月=960円。960円の負担です。

これが事業者側だとどうでしょう。
仮に月延べ1,000人のお客様に売るとしましょう。
すると、80円×1,000人×12月=96万円。
消費税分の値上げをしなかったばかりに、96万円(!)も損をしてしまうことになります。
これはお金をどぶに捨てているのも同然です・・・
消費者の方も消費税が増税されたことは知っています。
ここでその分値上げしたとしても、「高くなったな・・・」と思われるのはほんの数週間、数ヶ月だけです。

わけもなく、値上げをすることはお客様の反感を買うでしょう。
でも、例えばこのような消費税の増税、原油価格の値上がり・・・このような正当な理由があれば、なんのかんの言いながらもお客様はしぶしぶでも納特してくださるものです。
現時点では極めて不明確ではありますが、消費税が10%となる日が来るかもしれません。
もしそんな日が来たならば、自信を持って消費税増税分を価格に転嫁しましょう。
その他、原材料の値上がりがあった場合も然りです。

 

事業がうまくいくために売上を伸ばしたり、経費を減らしたりと四苦八苦するものですが、「そもそも」の価格設定で自分の首を絞めてはいないでしょうか。
事業のことはもちろんそうですが、特にお金が絡む決定をする時は、自分だけの判断でなく、第三者に相談して決めることをお勧めいたします。

本当に「そこでつまづいてしまうか・・・」というような事業者様が思いの外多いので。

そのような現状を見ると、私は悔しくてなりません。

今回は税務とは少しずれますが、「そもそも」の視点の価格設定の大切さについて語ってみました。