微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

芸は道によって賢し

 

年金は破たんする。

 

日本円は危ない。

 

人口減少が進んでいる。

 

いろいろなことを
ニュースや噂(?)などで
聞くことが多い。

 

経済の話、

 

年金の話、

 

お金の話。


身近ではあるけれども、


自分自身がそんなことに対し、


きちんとした知識を持って


情報を取り入れているだろうか。

 

 

もし、
きちんとした知識なく、

 

こういった話が
どこからか入ってきていると
するならば、

 

これは、
糠に釘(ぬかにくぎ)の状態

である。

 

しっかり話を聞いて
情報を入れているつもりが、

基盤である知識を

備えていないため、

 

ただ「わかった気」
になってしまうことで終わる。

 

そして、
そのことを
なかなか本人は気付かない。

 

この気付かない
ということがクセ者。

 

結局のところ、


自分の専門外のことなど、
わかっているようで
わかっていないのだ。

 

昨日はお金に関する
セミナーに参加してきた。

 

メインは


投資をすることの大切さ

 

についてであったが、

 

その前提で得ておくべき
知識として、

 

上に挙げた

 

・・・年金は破たんする。

 

・・・日本円は危ない。

 

・・・人口減少が進んでいる。

 

という現状を教えていただいた。

 


もちろん、
ニュースなどで

見聞きすることであるため、
(私はテレビを全く見ないため、新聞が主であるが・・・)


入ってくる情報は、
『知っていること。』

 

でも、

実は、

 

知ってるつもり。

 

の状態。

 

例えば、

年金制度が破たんする
ということに対して、

 

ポンッポンッと
根拠を出して
なぜ破たんするのかを
教えていただく。

 

「だから年金は危ないんだ・・・」

と新たな気付きを得る。

 

そして、


こういう風に危ないから、

こういう道の投資を選ぶべきなんだ・・・


という正しい解釈になっていく。

 

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この

知ってるつもり。
(いつぞやの関口さんの番組を思い出しますが(^^ゞ)

これが、実は怖いこと。

 

例えば、

投資について勉強しよう!
と思い立つとする。

 

あなたなら、どうするだろうか?

 

「本屋さんで本を買う!」

「ネットで調べる!」

あぁ~、よくわかった!


・・・じゃ、マズイのである。

 

上の話でいくと、


自分の解釈で、

 

「年金あぶないねー!」


「じゃあ、本に書いてあるみたいに株でも買おう!」

 

株の本を読むと、株のよいところが
書いてある。

そして、投資の知識がないため、

投資=株

などという

自分の常識の思い込み算式が

完成してしまっており、

 

あたかもそれが全てであるかのように
思ってしまう。

 

でも、
ゆくゆくプロに聞いてみると、
株を買うことは(一般的には)

リスクのある
誤った考えですよ、
と、しっかりとした情報を教えてくれる。

 

膝を突き合せて、
直接話すことができれば
なおのこと。

 

芸は道によって賢し

 

長くその道をプロとして

追及している人こそ、
そのことを詳しく知る人であり、

 

そういう人に
教えを乞う方が

圧倒的に早いし、
間違えることもないだろう。

 

一番疑うべきものは、
自分の常識。

 

この自分の常識を信じ込んで
しまうほど、
怖いものはない。

 

その勝手な常識の壁に

身を置いて、
自ら身を滅ぼしてしまうことになる。

 

悩んだら、

まずはその道のプロに教えを乞うこと。

 

意外と単純で、

しかし、

効果絶大な法則。

 

昨日のセミナーで、

改めてそんなことを考えた。

 

 

 

 

今日も生きていることに感謝。