微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

先延ばしの見えざる損失

トイレに入る。

 

水を流し、ふと後ろの水の流れる蛇口のようなとこ(?)に目をやる。

 

・・・なんかみどりいろ・・

 

ん?コレ、もしかしてカビ??

 

・・・そう、カビだった。

 

そのほかのとこは徹底的に掃除していたのに、
ここだけ手抜かりがあった。
この手抜かりに早く気が付けばよかったものの、
おそらく3ヶ月は放置してしまっていたかも…

 

『少しずつでも磨いてたらなぁ…(T_T)』


う~ん、後悔・・・

 

 

 

今日は、定期的に訪問させていただいている企業へ。

 

この社長がすごくまじめでいい人!
物腰がとても柔らかく、笑顔もさわやかで、
一緒にお話させていただくのがすごく気持ちいい。

 

ただ、難点が・・・
お仕事が忙しすぎて、
経理などの雑務に手が回っていない・・・

 

しかも今月は申告月!
4月決算の会社なので、その2ヶ月後であるこの6月が
決算の申告をする月となる。


・・・もう逃げられない状況で、タイムリミットが刻一刻と…(^^;

 

毎年このタイミングで話が出ること。

 

「いやぁ、いつもちょこちょこやってればですね~(^^;」

 

・・・そうなんです!その通りなんです!

 

でも、やらない。というかやれる時間がとれていない(?)。

 

やれる時間がとれない。
本業が忙しくて手が回らない。

 

理由はいろいろあるかもしれないが、
その結果・事実はただ一つ。

 

経理ができていない(!)

 

私の感覚では、
毎日ちょこちょこやる経理の仕事は、
おそらく5分。もう少しかかったとしても10分程度。

 

もちろん、わかっていてもやれないもの(^^;
かつての私がそうだったからよくわかる・・・

 

これは、誤解を恐れずに言うならば、


『先延ばし癖』


に他ならない。

 

このお陰で、
3ヶ月も前の資料を整理し、
経理の仕事をすることになる。

 

・・・もちろん、そんな前のことは覚えていない。


思い出そうとしても、思い出せない。
2日前の晩御飯でさえ、すぐに出てこないもの(^^;

 

単純に考えれば、
5分で終わる一日の仕事を仮に3ヶ月(90日)分やったとする。


すると、


5分×90日=450分。

 

さらに、これに思い出す時間がかかる。


資料を遡って探したり、銀行に取引の確認をしたり(^^;

これがひと月当たり、
1時間かかったとするならば、


単純計算で、

 

1時間×3ヶ月=3時間。

 

トータルで450分プラス3時間(!)


この3時間。
本来必要なかった時間である。

 

悲しいことに、
一番の稼ぎ頭である社長が、
この無駄な3時間を浪費する。

 

仮に、
社長の時給を一時間当たり、7,000円程で考えてみる。
営業などで一番仕事をとってくるのは、社長。
実際はもっと高い時給になるはず。

 

7,000円×3時間=21,000円。

 

21,000円の機会損失をしていることになる。

 

そして何より、

ストレスがたまる!!

 


先延ばしがいかに悪いものか、
こうやって数字にしてみるとよくわかる。

 

今すぐ、
先延ばしなどという悪しき習慣は
断ち切ってしまおう!

 

今こそそのタイミング!