微粒子企業の身の丈ご機嫌ビジネス

【毎日配信】税理士の視点から見る経営や税務のことを書かせていただいています(^^)

ハイリスクハイリターンなお付き合い?

今日は、天神にてとあるイベントに参加。
「中小企業がパートナーとして選びたい福岡の30人」という書籍の出版イベントでした。

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以前ご縁のあった方からのありがたいお誘いで、参加することに。

ただ、この参加費が1万円。
普通の交流会の倍はするのです。

 

普通であれば、値段で判断してしまい参加しそうにないところですが、信頼している方からのお誘いということで、迷わず参加。


やはり、この1万円をケチらず(?)にいらした人ばかりでしたので、意識の高い人ばかりでした。

 

ここでのご縁がかなり大きく、将来の仕事に直結するような出会いがいくつか。
本当にありがたいことですね。

参加費でハイリスクを取ることは、結果として人脈というハイリターンを得ることになります。


以前から思っていたことではありましたが、すごくそのことを再認識した日でした。

本日のご縁に感謝いたします。

 

 

ハイリスクハイリターンの反対は、ローリスクローリターン。

 

日本の普通預金はローリスク。
なので、リターンも0.001%ほど(汗)
ローリターンですね・・・

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お金も、やはり殖やそうとするにはそれなりのリスクは必要。
リスクを取るからこそ、期待できるお金の殖え方が手に入るというもの。

 

 

 

殖えない先においておくお金より、ある程度のリスクを取って殖える可能性のあるお金を作ることが何より大切と言えるでしょう(!)

 

架空在庫で利益を増やす・・?

「うわっぷ!!」


週末は子どもたちとの入浴タイム♪
平日はどうしても仕事が遅いため、子どもとお風呂に入れる週末はすごく楽しみな時間です(^^)

 

「おとーしゃん、みてて。おかおつけれるよぉ~。」

 

最近長女が保育園でプールに入っていて、顔を水につける練習をしている様子。

お風呂でもこの練習を見せたいんでしょうね。

 

私が湯船につかると水かさが増します。
これがすごく楽しい様で、長女はいつも催促。

 

勢いよくボンっと入ると、ボコっとお湯が増えます。

少し驚く様子もかわいいものです(^^)

 

水かさが増す。

 

水増し。

 

とあるものを水増ししてませんか・・・?

少しコワイ利益のことについて見ていくことにします。

 

 

1.利益を上げるには

 

金融機関からの融資を受けるには、決算書で利益が出ている必要があるでしょう。
事業にはどうしても融資が必要な場面があるもの。
・・・利益を増やしたいという悩みはつきものですよね。

俗にいう「粉飾」(利益を多く見せること)をするには、次の手口が挙げられます。


 ① 売上を増やす
   架空の売掛金を計上して、売上の見た目を増やす、という手口。

 ② 経費を減らす
   使っている経費を、いったん「仮払金」として置いておく。
   見た目の経費は減りますね。
 
 ③ 在庫を増やす
   在庫を増やすと利益が出ます。
   ・・・これにハマってしまう会社が実に多い。

 


2.在庫を増やすと利益が?

 

商品を仕入れて、その商品を売り上げる。
このことによって、初めてこの商品から利益が生まれます。
つまり、仕入と売上が一体になって初めて生まれる利益。

逆を言うと、売上と仕入が独り立ちする状況はないわけですね。

 

仕入れたにもかかわらず、まだ売れていないものが在庫となります。

仮に、100円で仕入れた商品が売れ残ったとしましょう。
この100円の商品はまだ売れてないわけですので、仕入と考えてはいけないわけですね。

すると、この100円を仕入から抜く必要があります。
これが【在庫】なのです。

仕入という経費の科目が、「棚卸資産」(つまり【在庫】)という資産の科目になり、その分利益が増えます。

 

 

3.架空在庫の計上

 

上記2.のカラクリでいくと、実際は存在しない在庫を水増しすることによって、仕入という経費が減る・・・つまり利益が出るわけです。


ただ、翌期はこれがいったん全部仕入に振り替えられます。
そして翌期末にはまた同じ状況に。
また架空在庫を計上しないと、今度は大幅な損失になります。
なので、やむを得ずまた架空在庫を計上・・・
なにかの中毒であるかの如く、これが延々と繰り返されます・・・

 

どこかで調整をしたら、必ずどこかで反動が出てきます。
そんなもんですね・・・

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最近、長女が壁に立てかけてあるマットレスに体当たりして、跳ね返る気持ちよさを感じてます。

 

とある日、何を思ったのか全力疾走で体当たり(!)

 

見事にマットレスの反発にあり、跳ね返され転ぶ。

 

長女号泣。

 

結局は、そういうことですね・・・

家族を会社と考えてみる。~経営とは~

「対話は大事だね~」


本日、テレビに出演いたしました!

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テーマは夫婦の対話。

夫婦の対話を通じて仕事や家事・育児などを考える。

これが経営とすごく似ています。

 

夫婦が家の共同経営者。

この共同経営者は、同じ想いをともにして家族という組織を動かしていくべきでしょう。


夫婦の対話ができてないということは、経営のビジョンが明確になってないということ。

土壌が不安定なところに家を建てるようなものです。

 

グラグラ・・・不仲・・・離婚(汗)

 


経営においてもビジョンは何より第一に必要。
まぎれもない【土壌】ですから。

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いろんなところに経営のヒントが隠れているもの。

 

情報にはしっかり敏感になっていたいものですね。

 

税務調査は自動販売機から・・・

「ジュースは売れてますか?」


先週末は保育園の夏祭り。

夕方5時からだったものの、まだまだ暑く大人はバテバテ・・・
子どもは元気に盆踊り♪

忍玉音頭・・・サイコーに可愛かったです!

 

こんな暑い日なので、露店で出ているジュースもよく出ます。

「ジュース、売れてますか?」

もちろん売れてます!

 

・・・「ジュース、売れてます・・・よね・・・??」

 

 

1.自動販売機のコワイ罠

 

よく街頭で見かける自動販売機。
私たちはのどが乾いたら、何も考えずにお金を入れて買う。
当たり前の行為ですね。

 

では、この入れたお金。
どこに行っているか考えたことありますか?

 


2.税務署は見ている

 

税務調査が入る際、税務署はこの自動販売機を見ています。
なぜって?

自動販売機は売上を作る機械だからです!

 

調査に入った会社に自動販売機が併設されていたとしたら、おそらくそれはその会社のもの。
自動販売機が生む収益もその会社のものということですね。

この収益・・・キチンと計上してますか?

 


3.売上除外はシャレにならない

 

うっかりこの自動販売機の収益を売上に上げていなかったとしましょう。
これは、【売上除外】とされ、重加算税という重い罰が課されます。

 

飲食店が売上を抜いているのと同じ考えですね。
一発アウトになってしまいます。

 

故意じゃなかったとしても・・・なのです。

 

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この自動販売機は、税務調査でよく突かれます。

もし「あっ!」思ったらすぐさま計上してくださいね(汗)

 


最近は交通系ICカードでも、自動販売機が使えるようになりましたね~。
便利な世の中になったものです。

 

 

あっ、自動販売機って領収書が出ないですよね?

でも、経費としてあげることをあきらめないで下さいね。

 

everydayrunchange.hatenablog.com

知らないとこへはあえて飛び込む

「$♯!”は良い!」


今日は以前からお誘いいただいていた【仮想通貨】関係のセミナーへ。
私も金融関係のお仕事はやっていることから、いつかは勉強しないといけないなと思い、ありがたく参加することに。

 

やはり知らない世界というものは、知らないことだらけなわけで、お話自体が外国語のよう・・・

仮想通貨の概念などの深い話があり、すごく勉強になりました。


中でも、ブロックチェーンの話から暗証番号のことについて聞かせていただきましたが、これが一番私の中でヒット!

 

よく「8文字以上の大文字と小文字を混ぜたアルファベットと数字を合わせて暗証番号に・・・」という話がありますが、なにやらアメリカのなんちゃらというコンピュータでは2秒出解読されてしまうとのこと。

 

これを強固なものにするためには、冒頭の【$♯!”】を暗証番号に入れ込むと良いとのこと。

 

仮想通貨ももちろん勉強になったのですが、これも棚ぼたの良い情報でした。

 

何でも知らない世界のことを学ぶのは良いこと。

 

いろいろとセミナーのお誘いは来るのですが、その商品を買ったり、その運用をするしないに関わらず、知らない知識を入れることは実に有用なことですね。

 

 

そして、何より大事なのは、【本物の人】の話を聞くこと。

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今日の講師の方は本物だなという気がいたしました。
ありがたい情報でした。

 

 

 

 

 

 

 

 


・・・やりはしないんですけどね(汗)

・・・すみません・・・

 

 

社会保険料を抑えるには・・・

国保が高い・・・」


6月に入ったころから、個人事業主の方々より悲鳴が・・・
特に今年に入って起業した個人事業主の社長は、前職での年末調整での給料での収入から計算された国民健康保険料に大きなダメージを受けています。

この国保の高さ・・・どうにかならないのでしょうか。

 


1.社会保険の仕組みを考える

 

そもそも、国保とは何でしょうか。
国民健康保険
つまり、健康保険ですね。


個人では国民健康保険
法人では協会けんぽなどの健康保険

 

また、社会保険といえばもう一つ。
年金ですね。

個人では国民年金
法人では厚生年金

個人と法人によって、仕組みが異なるということに視点を向けていきいます。

 


2.いずれか一方加入していれば


法人であれば、どのように健康保険や厚生年金に加入するのでしょうか。
法人は社長に対して給料を払います。役員報酬ですね。
社長はこの役員報酬をもととして、社会保険・・・つまり健康保険と厚生年金に加入します。
そしてこの健康保険と厚生年金の金額は、役員報酬の額によって決定することに。

福岡県を例に出すと・・・

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/h29/ippan/290340fukuoka.pdf

 

法人の社会保険料は労使折半・・・つまり、個人と法人が半分ずつ負担します。


でも、経営者は実質個人も法人もないですね。
法人とはいえ自分の会社。
結局は自分が全部払うことになります。

そして、個人か法人かいずれかで健康保険料や厚生年金保険料を払っていれば、両方で払う必要はありません。

 


3.どっちが有利?

 

表のとおり、法人だと最低月額で健康保険が6,867円、厚生年金が16,000円。
国民健康保険だと、例えば福岡市のマックスで月額約64,000円ほど。
国民年金は定額で現在の月額が16,490円。
厚生年金はほぼ同じです。

 


4.裏を返せば

 

国民健康保険で払うより、法人で給与(役員報酬)を少なくしてなるべく少ない健康保険料を払った方がよいかもしれませんね。
また、法人の健康保険料は扶養が増えたとしても金額は変らない。
一方、国民健康保険は扶養が増えるごとに金額が増します。

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5.つまり

 

個人事業でやっている事業の一部で法人に移せるものがあれば、法人に移して少ない役員報酬を取り、社会保険料を低く抑えることができれば、合理的かもしれませんね。


もちろん、キチンとした根拠が必要ではありますが。


正当な事情で法人から社会保険料を支払っていくということが、資金を残すポイントかもしれません。

 

 

 

 

 

 

防災から考える人工知能の恐怖

「こわい・・・」


今日は同じ保育園のご家族と共に、近所の防災センターへ。
我が家の下には「警固断層」というものがあり、地震の可能性が極めて高いのです。

8千年に一度の大きな地震が来るとか来ないとかいう噂も・・・

 

感心なことに妻はそういう情報をイチ早く察知して、「防災士」という資格まで取得。

実際震度7地震を体感してきましたが、シャレになりません・・・
防災センターの机にしがみつくのがやっと・・・
本当の机は固定されているわけではないので、もっと深刻な事態になるのは目に見えてます。


何より地震により、モノが壊れ、家財が失われ、時には命までが奪われる。

「起こるかもしれない」ということが分かっている。

とするならば、しっかり備えておくことが大切ですね。

 

 

1.起こるかもしれないこと

さて、地震はもちろん怖いのですが、今我々仕事をしている人にとって怖いのが、人工知能の存在ではないでしょうか。


人工知能の発展により、多くの仕事が奪われるかも・・・ということは、多くの方が耳にしたことがあるはず。

 

タクシーの運転手は、行き先を判断し、お客様を目的地へ運ぶことがお仕事。
トラックの運転手も同じく、行き先まで荷物を運ぶということがお仕事。

 

これだけ考えると、行き先は今でもカーナビが賄っている状況。
あとは、自動で運転してくれれば、怖いことに運転手という職業が奪われてしまう・・・と考えざるを得ないでしょう。

 


2.税理士は・・・

「税理士だったら将来安泰ですね!」などとよく言われることがあります。
・・・が、本当にそうでしょうか?

 

税理士の仕事は税務のことを判断し、節税の提案をし、申告書を作る・・・
こんなとこではないでしょうか。

 

税務の判断や、節税の提案は過去のことから、申告書も作り方さえプログラミングされれば、人工知能様にやれないことはないでしょう。

 

私は、税理士はまず危ないと思っています。

これは、どうしても予見できてしまうことですね。

 


3.だったらどうする?


もし、自分が人工知能にとって代わられそうな仕事に就いているとしたらどうしますか?
かくいう私も、税理士なので、人工知能にやられていくでしょう(汗)

 

残念ながら予見できてしまうこと。

 

だとしたら、手を打たないといけません。

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私はさすがに危うさを感じているので、しっかりと手を打っています。
税理士だけでなく、常に他のことにもアンテナを張っている状況。

 

「マズいよね~。」と言いながら、多くの人が何もしないというのが現実問題として極めて深刻なのです。

なぜ、マズいのに行動を起こさないのでしょうか?

 

こと、お金に関しても同じです。


「年金もらえるんかなぁ?」
「高齢化・・・医療費ヤバいよね~。」


などという話はしょっちゅう耳にすること。

 

でも、具体的に何かをしようとする人はあまり見受けられません。

 

なんとかなる??

・・・ならないですって!!

 

とにかくすぐ行動を移すこと。
これに尽きると思います。

 

お金に関しては私がアドバイスできますが、自らのお仕事のことは先手を打っておくことを心よりお勧めいたします。

 

 


我が家も、備えあれば憂いなしということで、再度防災に心を向けたいという思いが。

 

かわいそうなことに、長女が防災センターに行ったことで、「地震こわい・・・」と恐怖を感じてしまっています。

 

逆に次女は、地震や火災現場の体験などで、アトラクションのごとくニコニコ・・・

 

少しだけ、次女の精神を長女に、長女の慎重な性格を次女に、それぞれシェアしてあげたいものです(汗)