私的要素が加わるとアウトなことも・・・
「車種的にNGですね。」
昨日に引き続き、融資のお話。
私も設備投資を検討しており、見積もりを取っているわけですが、思わぬところに落とし穴が(!)
今日はそんな融資の検討はくれぐれも慎重に、という小話です。
1.ここでわたくしごとを・・・
今回、私が引っかかってしまったのが、車の購入。
実をいうと、子どもが3人になったことにより7人乗りの車が必要となったわけです。
チャイルドシートはかなりのスペースが必要で、5人乗りの普通車だとアウトなわけです。
今までレンタカーで5人乗りの車を借りていたのが、7人乗りの車を借りることに。
すると6千円代であったレンタカー代が1万円を超えてしまうわけです(汗)
ここで、車の購入に踏み切ったという事情が背景にありました。
2.福岡市ではアウト(!)
今回私が申し込んだのは、福岡市の創業支援資金(福岡市 中小企業サポートセンター|各資金の概要)。
ここで、私が購入する日産セレナ(日産:セレナ [ SERENA ] ミニバン/ワゴン Webカタログ トップ)の車種が問題となったわけです。
要は、「事業用としては適さない」とのこと(涙)。
大逆転でアウトとなってしまいました・・・
3.公庫ではセーフ(!)
福岡市への申し込みの際に、日本政策金融公庫さんにも併せて融資のお願いをしていました。
すると、公庫ではセレナでもオッケーとのこと(!)
これも大逆転で救われたというわけです。
要は、多額のお金を動かす際は、入ってくるお金にせよ、出ていくお金にせよ、細心の注意が必要ということ。
しっかり情報収集して、くれぐれも先走らないこと(!)。
・・・ということを、自戒を込めて記させていただきました(汗)
設備資金は前もって買うとアウト
「それはダメですね…」
最近独立したという知人が、日本政策金融公庫さんの融資を受ける際に言われた一言。
今日はくれぐれも気を付けたい借入前の注意点について、見ていくことにします。
1.借入には2種類ある
借入金には大きく分けて、
①設備資金
②運転資金
の2つがあります。
2.設備資金とは
設備資金とは、設備投資をするための資金。
例えば、車両の購入・機械の購入・ソフトウェアの購入などといった、モノを買うために必要なお金のための借入資金です。
3.運転資金とは
運転資金とは、会社を回していくため、すなわち運転していくために必要な資金。
例えば、売掛金の回収サイクルが2ヶ月先であるにも関わらず、買掛金の支払サイクルが1ヶ月先であった場合、その差の1ヶ月の資金が不足してしまいます。
この不足を補う資金を運転資金といいます。
4.利率が異なる
設備資金はモノを買うのが明確な資金であるため、金利が優遇されています。
その一方で、運転資金は設備資金に比べ、資金の用途がそこまで明確ではないなどということから、金利が設備資金に比べ高くなっています。
5.先にモノを買ったらアウト(!)
設備資金を買う場合、とにかく先にモノを買ってしまったらそれまでです。
これから設備投資をするための借入なので、前もって買ってしまうと、「お金に困ってないやん」ということで、設備資金は受け付けてもらえなくなることに。
慎重にいきたいところです。
私自身も、先にモノを買ってしまったため、受けられるはずの助成金を逃しています(泣)
↓参考記事↓
everydayrunchange.hatenablog.com
何にしろ、お金を使う時はある程度慎重にいきたいものですね(汗)
ホントにそれって30万円(!?)
「ご立派な時計ですね」
最近、法人を設立したある経営者とのお話。
事務所に目を引くような美しい壁掛け時計があったのです。
お話を伺っていると、立派なはずで30万円もしたとのこと。
30万円?
大丈夫??
今日は30万円でピンときてしまう税務のお話です。
1.30万円未満はOK
私が30万円という数字を聞くと、まずこのことが思い浮かびます。
青色申告をしている事業者が、30万円未満の資産を買うと、その全額が経費になるのです。
(ただし、その合計が年間300万円になるまでという上限があります。)
通常は、10万円以上のものは経費でなく資産となります。
資産となると減価償却という方法で、少しずつ経費化されていくことに。
トータルすると、経費になる金額は変わらないのですが、買った年度に例えば50万円のものを買って10万円しか経費にならないとしたら、差額40万円分が利益につながって税金が出てきてしまいます。
2.消費税に注意
この30万円未満かどうかの判断は、消費税の経理方法によります。
消費税がかかってくる事業者(「課税事業者」といいます。)は、
税込方式
か
税抜方式
のいずれかの方法を選ぶことができます。
↓参考記事↓
everydayrunchange.hatenablog.com
3.税込方式と税抜方式
税込で30万円の時計を買ったとしましょう。
すると、
税込方式では30万円
税抜方式では277,777円
となります。
なんとなくお気付きでしょうか?
税込方式だと、30万円ちょうどになり、30万円未満という条件から外れてしまいます。
つまり全額経費にならず資産計上・・・
一方、税抜方式だと28万弱なので、30万円未満になりOKですね。
同じ30万円のものを買ったとしても、このように経理方法で異なる結果となってしまうわけです。
4.今回の社長は・・・
今回の時計社長(時計屋さんじゃありませんが・・・)は、最近法人を作ったばかり。
原則として、法人は最初2年間、消費税の納税義務はありません。(もちろん例外もあります。)
つまり、消費税のかからない事業者(「免税事業者」といいます。)なのです。
課税事業者であれば、税込方式か税抜方式かを選択できますが、免税事業者であれば消費税がかかっていないので、その概念自体がありません。
つまり、税を抜くなどということがあり得ませんから、「税込方式」で経理していることになります。
税込だと、ちょうど30万円の時計を買ったことになり、アウト。
全額経費にできません・・・
時計社長は、このお話自体をご存じなく、たまたま30万円だったのですが、こういった金額の際どい取引をされる際は慎重に考えたいものですね。
そして、消費税の経理方法は選択可能ですので、しっかりご検討ください。
週末になると、子どもを連れてお出掛けをするのですが、テンション上がってトイレに行くのを忘れ、いつのまにかおもらしをしてしまうことが・・・
それを知らず、私は子どもを抱っこするわけですが、どうも服やズボンがおしっこくしゃいわけです。
これを帰ってそのまま洗濯でもしてしまうと、他の洗濯物にまでニオイが移り、パニック状態・・・
消費税だけでなく、休日の洗濯ミスには十分気をつけたいものですね。
子どもの教育からつかむ経営のヒント
「うちの子があんなに怒っとるのは・・・そういうことかぁ(!)」
今日は、我が家ではお馴染みになりつつある平野理都子さんをお招きしてのモンテッソーリ教育講座。
今回も大変多くの学びをいただきました。
1.難しいことだから価値がある
子どものやることに対して、親はつい正解を差し出そうとしてしまうもの。
ただ、いつも正解を差し出してしまうと、子どもは自ら考えることを放棄し、ラクな方へ行ってしまいます。
そして、「どうせボクが考えたって、お父さんやお母さんがダメって言うしさ・・・」とマイナス方向へ思考が及んでしまうことも。
当たり前のように親切心でやっていることが、子どもには毒だったりするそうです。
2.「ありがとう」は魔法の言葉
何よりも、子どもは自ら選んだものを集中してやり遂げることで、「できた(!)」「終わった(!)」という達成感が得られるとのこと。
そして、この達成した際に、親が「ありがとう」とか「助かったよ」などという言葉をかけることにより、子どもも自分がこの世に存在していることに価値を見出すことになるのでしょう。
このありがとうという言葉、改めて、本当にすごいものです。
↓ ↓ 参考記事 ↓ ↓
everydayrunchange.hatenablog.com
3.わが子の恋路を阻んでた(!?)
私の中で今回すごく衝撃的だったのが、子どもの成長する機会を親が奪っているかもしれない場面がある、ということでした。
うちの子たちも、例えば集中して自らの体を黒く塗りたくったり、
牛乳やお茶、お水を急須から家中のコップや湯呑、コーヒーカップにひたすら継ぎまくったり・・・踊り狂ったり・・・
親としてはこんなことは当然いただけません。
何より牛乳などこぼされた日には、モー臭いったりゃありゃしない・・・
ただ、これを注意すると猛獣のように泣き叫びます。
何がこんなに悲しいんだろう。
ダメなことをダメと言っているだけなのに…
この子どもの行動。
平野さんのお話によると、子どもが自分で「どのくらいやれば、どうなるのか」というようなことを、計って試している状態であるとのことです。
言い換えると、子どもが新たな環境に出合っているような状況。
もっと言うならば、子どもが環境という恋人に出合っているところ。
その恋人との距離を縮めていこうとしているところを、親が「ウヘヘェー(!)」とその恋路を阻んでいるわけです。
そりゃ怒りますよね。心からお詫び申し上げたい。
4.経営に通ずるものが・・・
いつも平野さんのお話を伺って思うのが、子どもの教育って経営と同じ仕組みだなーということです。
他社を模倣して商品を開発したり、サービスを提供したりすることは、極めて簡単。
ですが、
本当の顧客の潜在ニーズを掘り起こして、顧客の立場に立って他社にないものを生み出すことこそ、難しいことだけど、真に価値があること。
従業員の成長には、失敗が欠かせません。
失敗することにより、「何がダメだったのか」「どうしたらいいのか」ということが浮き彫りになってくるもの。
これを上司が圧力をかけ、「失敗するな(!)」「何やってんだ(!)」などとなれば、当然従業員は萎縮します。
そんな従業員が顧客のためを想い行動することなど、とても考えにくいですね。
難しい面も有るかもしれませんが、従業員の頑張りこそ、利益の源。
そんな従業員にはしっかり敬意を払い、顧客のことも考えていくべきでしょう。
子どもにしっかり失敗させてあげられる環境を整えてあげること。
これも経営に通ずるものがあります。
終盤に「秩序」についてのお話がありました。
子どものある時期に、あるべきところにあるべきものがないことがすごくストレスに感じることがあるとのこと。
確かにわが子も、「そこ、おとーのいすじゃないでしょぉ(!!)」と議会紛糾バリの抗議をしてくることがしばしば。
これこそが、秩序についてのこだわりの時期。
この秩序期を親が理解して、あるべきところにあるべきものを置いておくことが、すごく大事なようで、これを超えると成長していく中で、頭の中で物事をファイリングできるようになり、キチンと物事を整理できるようになるとのこと。
・・・私はおそらく、この秩序期をうまく乗り越えられなかったため、片付けが苦手なのでしょう(汗)
教育を考え、自らの経営を正し、子どもも親もあるべき方向へ。
こんな貴重な体験ができることに心より感謝です。
対話こそが真の利益につながる
「そんなこと思いよったとぉー!?」
先週末は、夫婦会議。
夫婦会議と言っても、我々夫婦だけでなく、他の夫婦も含めたイベント。
夫婦の対話を通じて、家庭の絆を深くして、しっかりした家庭を作っていくということ
が目的なのです。
妻との共有のクラウドカレンダーにいつの間にか予定されていた「両親学級」にビックリ(!)。
この中でたくさん意見を出し合って、私たち夫婦はもちろん、お父さん同士・お母さん同士でも話し合う機会がありました。
お互いの家庭のことを聞くことで、大変多くの気付きもあり、すごく貴重な時間に。
このイベントの講師である長廣ご夫妻が、ものすごく共感できることをおっしゃってました。
それは、
家庭を企業に喩えるなら、家庭での想いを夫婦で共有することは、企業で経営ビジョンを明確にすることと同じ。
ということ。
(少々、言い回しは違っているかもしれません(汗))
いかがでしょう?
私はこれを聞いてビビッときました。
ビジョンなき経営は、からっぽ。
「なんのために」経営をしているのか。
まさに、
「なんのために」家族がいて、「なんのために」一生涯を共にするのか。
これを明確にしていないと、企業でいえば倒産。
家庭でいえば・・・?
家庭崩壊・・・離婚…虐待…
このようなつらい事態を招きかねません。
少なからず、我々夫婦もこの機会をいただいて、対話をすることができました。
対話というのはおもしろいもので、相手がそんな風に考えてたのかという新たな発見はもちろんのこと、自分が発話する中で、「オレってこんなこと考えてたんだ…」と気付くことも。
夫婦との対話が、家庭の絆を強くして、家族が幸せになれる。
その幸せな家族である「人」が企業に入り、仕事をする。
そこでまた新たな幸せの増幅が起こり、企業が幸せになれる。
単純な考えですが、
幸せな家庭を築くことは、万事の幸せにつながるのではないか?
そんなことを考えました。
この幸せの源であるイベント。
↓↓↓どんどん拡げていってほしいものです↓↓↓
さてさて、「ビジョンなき経営はからっぽ」であり、「想いなき家庭は破たんを招く」ことに繋がってしまうわけですが、
ことお金に関しても同じことが言えます。
お金に想いがあるでしょうか?
お金に何か感情があるでしょうか?
お金にそういったものがあるはずもなく、
お金はただの利用手段。
とするならば、
きちんとした目的をお金に持たせてはじめて、お金に価値が出るというもの。
「なんのために」その節税をするのですか?
「なんのために」、「いつ」「いくらの」お金が必要なのでしょう??
家庭であれば、子どもの教育資金、我々自身のための老後資金。
企業であれば、株主への利益分配、退職金準備、設備投資のための資金・・・
ただただ、お金がたまっていくほど残念なことはないように私は思います。
なんの感情もないお金はある意味とってもコワイもの・・・
結局のところ、何の目的もないお金が手元にあるがために、
ある人は詐欺にあい、
ある人は浪費をしてしまい、
ある人はただただお金を置いているだけ、
ということになってしまいます。
お金にも、しっかりビジョン・目的を持たせて、命を吹き込むこと。
まずはこのことこそが、何より重要。
この度の両親学級を通じて、経営やお金のあり方についてまで深く考えさせられるよい機会になりました。
平日夜は、ガッツリ仕事(!)
週末は相談の上、やれるだけ仕事をし、あとは家族との時間。
両親学級が終わってからの妻との会談で、そんなことが明確になってきました。
何はともあれ、妻には頭があがりません(!)
いつも家のことをやってくれて、子どもをのびのびと育ててくれているのはまさに妻。
本当にありがとうございます(!!!!!)
・・・と、このクラウド対話でしっかりとアピールしておくことにします。
受け入れて考える
「行きます!行きますー!!」
今日は私が税理士とセットで業務を行っている資産形成セミナーの案内を粛々と・・・
これが反応が大きく分かれるところで、やはり意識高く自分を変えたいといった想いや、常に新しいものを取り入れたいという前向きな気持ちを持たれている方は、すごく興味を持たれます。
逆に、自分が知らないから「怪しい」、「お金の話なんていやらしい」などと、マイナスの感情を持たれる方もしばしば。
本当に良いものを提案しているのに、話も聞かずに去ろうとすることはなんとももったいないこと・・・
何でもいったん受け入れて、情報をしっかり取捨選択するという行為は、何事においても極めて重要。
この変わりゆく時代、経営はもちろん、自身の意識もしっかり変えていかなければなりません。
私もしっかり良い意味での変化を求めて、突き進んでまいります(!)
次女の行動がハンパない。
知らない道を、知らない人の中を練り歩いていきます。
ある意味こういった子どもの純粋な感情をもつことが大切なのかもしれません(!)
固定観念が経費を壊す(!)
社長「自転車を買いました」
私「そうですか。」
「何に使うんですか」
社長「事務所から得意先への移動です」
私「じゃあ、経費にしましょうね。」
社長「(!!)経費になるんですか(!?)」
1.固定観念??
自転車は経費にならない。
当然ですよね。
なぜ当然なのでしょう?
自転車は個人的に使うから。
ということではないでしょうか?
2.事業に必要なものは経費
個人的に使う自転車はもちろんアウトですね。
経費にならない。
でも、この社長のように事務所からお得意先へ行くための自転車であれば・・・良い気がしませんか?
しかもこの社長、自宅に別の自転車があるとのこと。
どう考えてもプライベートのニオイはしませんよね(?)
このように、思い込みにより経費にできるものをしないということは実にもったいないこと。
ぜひ、今一度自身の支出を見つめて、経費にできるものは経費にする努力をしてくださいね。
以前お話した、美容師さんの靴も同じ理論です。
↓参考記事↓
everydayrunchange.hatenablog.com
仕事が遅くなったら、家族に手土産を買って帰ったり・・・
これにより妻は仕事に寛容になる。
業務がスムーズに進むとなると、これは経費?
・・・
経費うんぬんより身の安全のためにしっかり買って帰ることにします。