人の温度に勝るものナシ
ここのところ、フィンテックの技術がすさまじい。
会計の入力を、領収書、銀行通帳、クレジット明細・・・などと進めていくわけですが、オンラインでつながっている通帳やクレジットのデータなどは、自動的に会計ソフトに読み込めるようになりました。
ここまで効率化してくると、人手が今までと比べても圧倒的に少なくて済むことに。
経営の効率化ですね。
時代の変化はとにかくすごいスピードなわけで、これについていくことができなければ、競争は難しいでしょう。
もちろん競争にならないブルーオーシャンに進むことは大切ですが、そのブルーオーシャンも日々刻々と変化していきます。
常に変化していくいわばカメレオン経営をやっていかないことには、未来への雲行きは怪しくなる。
ただ、一番大切なのはやはり人対ひと。
人としての温もりを持った人と接するその瞬間にこそ、人は喜びを共有し、充実感を覚えるように思います。
フィンテックが進化しようともこの原則は変わりません。
効率化を追い求めるがあまり、人の温度を失っているようでは元も子もない・・・
最近は育児も進化しており、赤ちゃんが泣き止まない時に、自動的にゆらゆらしてくれるベッドがあります。
でも、大切なのは親の温度。
時にはしっかり抱っこしてあげて、赤ちゃんに愛を伝えなければいけません。
でも使いたい・・・キツイ時だってありますもの。
育児も経営もうまく効率化を・・・(!)
自家用車も経費で落とせる??
我が家にも近いうちにマイカーか?
3人目の子どもが産まれ、レンタカー代がハンパないです・・・
チャイルドシートが2台、ベビーシートが1台で計3台。
チャイルドシートが2台だった頃は5人乗りの車でよかったのが、大きなシートが3台ともなると、7人乗りの車をレンタルせざるを得ません。
今まで高くて7千円程度だったのが、1万2千円ほどに跳ね上がります。
さすがに1万を超えるとかなりのダメージです。(気持ち的にも・・・)
そこで車を購入(!)と決めたわけですが、この車は仕事用にも使う予定です。
このようなケース。
経費はどうなるのでしょうか。
1.法人はゼロか100か
法人で車を買えば、当然のことながら法人名義。
法人名義となった時点で、法人の持ち物ですね。
法人の持ち物なので、車関係の経費は全て経費として認められます。
2.個人事業では?
個人事業で使う車となりますので、この場合は個人名義。
個人名義ということは、プライベートと事業とが混合している状況。
この場合、法人と同じように経費がゼロか100かになるのでしょうか。
結論として、ゼロか100かではなく、「事業で使用している部分」のみが経費となります。
3.使用している部分って?
どの程度事業で使用しているかということはかなり曖昧。
これを明確に、ということ自体が困難なことと言えるでしょう。
結構取り入れられている割合として、7分の5というものがあります。
週7日のうち、平日の5日間だけ事業として使用しているというわけですね。
迷ったらこれを参考にするとよいかと思います。
4.車両関係の経費がこの割合で経費に
車両関係の経費といえば、ガソリン代・車検代・自動車税・修理代・自動車保険料・・・いろいろありますね。
原則として、これら車両関係の経費は全て上記3.で決めた割合で経費に落としていきます。
5.減価償却費も
意外とみなさんやっていないのが、自家用車を個人事業の資産として計上するということ。
個人事業であってもお金を出して車を買っているため、その買った金額を資産として上げて、減価償却費で落としていくことができます。
これから独立される方で、既にマイカーを持っている人は、今市場に出回っている自家用車の値段(これを時価といいます。)をもって、資産として計上することもできます。
車の経費は、年間を通じると結構高額になってくるもの。
しっかり上げられる経費はしっかり計上して、節税に取り組みましょう(!)
5人乗りのレンタカーでも
妻に「チャイルドシートの間に入ってもらえば・・・」
なんてことは言えないですかねー??
・・・
・・・
ですよね。
売上を上げるタイミングには要注意(!!)
最近3月決算の会社の決算処理がスタート。
今日の会社のお話に上がったのが、
3月に仕事が終わっていて、4月に入金があるような業務。
さて、この場合の売上はいつになるのでしょうか。
1.売上の計上は、「完成した日・完了した日」
売上を計上する際のポイントとして、モノであれば相手先に納品が終わった時点。
サービスであれば、相手先に向けてのサービスを完了した時点。
この時点をもって売上計上をしていきます。
2.入金がいつかは関係ない
上記のお話のように、3月はお金の動きがなく、4月に入金があったら?というケースがよくあります。
この場合どうなるでしょうか。
結論として、いつ入金があったかは一切関係ない、のです。
なんとも合点がいかないとこですよね。
お金が入ってきていないのに、税金の対象になるわけですから。
でも、これが会計のルールです。
逆に、お金を前もってもらっているけど、完成や完了をしていない業務に関しては売上に上げる必要はないわけです。
あくまでも、業務が完成・完了しているか、ということですね。
3.経費も同じ
売上に対応する経費を「原価」といいます。
小売業などでいえば仕入高、サービス業などでいえば外注費などですね。
この「原価」は売上に対応させるべきものですので、売上が上がらなければ当然原価にもなり得ません。
火のない所に煙は立たぬ。
売上なしなら原価もなし。
売上と原価は表裏一体の関係にあります。
決算月が近づいてきたら、今一度どの仕事が当期の売上になってくるかということをしっかり考えましょう。
単価が高い仕事になれば、納税額も大きくなりますので、慎重に検討していきたいところです。
今日はホノルルコーヒーに来て、残りの仕事をしています。
抹茶なんちゃら・・・というなんとも甘くておいしいドリンクが一杯380円。
「このホイップクリームがいくら、この抹茶のソースがいくら・・・」などと考えていると、この抹茶なんちゃらが悪魔に見えてきます。
飲食の際は心から邪念を捨てるべきじゃねん。
損をしてさらに損をするおつもりですか!?
先日、ワイヤレスマウスを買いました。
その買った次の日、仕事の合間に少し時間があったので、ネットカフェでお仕事。
その後の打ち合わせで、Excelを使おうとしたところ、
「マウスが・・・ない!!」
どうやらネットカフェに忘れてきた様子。
慌てて電話をして、無事にあることがわかり、無事に救出しました・・・
現金でもなくそうものなら大変なことでしたが、事なきを得てひと安心。
では、もし現金でも失くしていたら??
そんな時は税金どうなるの?
というあってほしくないお話です。
1.経費には3種類
よく言う「経費」というものは、大きく分けて3種類あります。
① 原価
これは、売上に直結するもの。
小売業だったら、仕入ですね。
サービス業だったら外注費かもしれません。
売上と連動して増減してくるものです。
② 費用
一般的に経費と言えば、コレ。
交通費や消耗品、給料などほとんどの支出が該当します。
売上とは直接関係しないものです。
③ 損失
読んで字のごとく、損をして失った状態のこと。
車を売って損をした。
モノを盗まれて損をした。
・・・など、通常ではあまりない突発的なことが起こるとこれに当たります。
2.現金を盗まれた!?
会社で現金を盗まれた・・・などということはあまり聞きなれないですが、
ある程度の規模があって、役員や従業員などの他人にお金の管理を任せているケースがあるとしたら、その現金を掴んでいる人がいつの間にかだまってお金を持って行ってしまうということも。
この場合、上で言うとどれになるでしょうか。
これは③の損失ですね。
3.損失を損と認めてもらうためには?
この損失。
悲観的な漢字のダブル表示で何とも目の当てられない状況ですが、ただかわいそうというだけで無条件に経費として認められるのでしょうか?
答えは否。
この損失を経費にするには、損をした期の経費として、自己申告をしなければなりません。
何が言いたいかというと、今年損をしたものは今年の経費にするしかない、ということ。
今年の損を来年に入っての損失として経費にすることはできないわけです。
この損失を経費にできる要件を「発生の事実」といいます。
発生したという事実が分かった時点で、その分かった期の経費にしないと経費にならないわけです。
意外と知られていないこの事実。
損をして経費として認められないなどとなれば、目も当てられません。
しっかり注意しておきたいものですね。
「牛乳?明日買ってくるね!」
という、我が娘との日常会話。
これが結構忘れてしまう。
「・・・ごめん、忘れ取った…ぎゅうにゅう・・・」
と言った日には、娘号泣。
取り返しがつきません。
父のプライド、大損失・・・
「牛乳?明日買うかもしれんよ~。」
というこそばゆい表現をして、万一の損失に備えることにします(!)
金八先生の「ひとというじはぁ~」から学ぶ○○
金八先生を見ながら、いりこをつまみ、牛乳を飲み、時々鼻血を出す。
背を伸ばしたいという願望があったのでしょうか。よく覚えていませんが(汗)
そんな中学の青春時代。
いつも金八先生を取り巻く生徒の人と人とのぶつかり合いに深く感動していたことを思い出します。
結局のところ、人は人との関係で喜び、怒り、哀しみ、楽しくもなる。
その、人との関係の原点である「人」。
そんな喜怒哀楽が生まれる関係である「人」。
私は税理士としての仕事柄、積極的にお金の話をします。
お金の話は聞いてソンのない話なのに、よくお金の話というだけで、敬遠されます。
日本人はお金のことに関してマイナス意識が強すぎるというのはよく知られている話ですが、どうやらそれだけが理由でないような気がします。
お金の話に対して後ろ向きでも、
「あんたが言う話なら・・・」というように、
私からの話だからこそ聞きたいと言ってくださる方もちらほら。
そんな時、何物にも代えがたい嬉しさを感じます。
結局のところ、相手との深い関係が作れているからこその「人」という字。
人と人が支え合えている関係の強さというのは、人と人同士の関係の深さに比例するように思えます。
人と人との関係ができていれば、「あなたから買いたい!」という意識が生まれるが故に、「価格競争」という概念さえも消えてしまう。
価格競争ができるのは、大手の企業。
大手の企業は大量仕入れで安くものを仕入れることができる。
でも零細企業が価格競争に参入し、安売りをしてどうなるでしょうか。
大企業とは違い、高い価格で仕入れ、逆にそれを安く売る・・・
誰がどう考えても潰れます。
「お客様のために!」と言ったとしても、それによって自分が潰れてしまっては元も子もない。
お客様は潰れてしまった会社の商品を買えるはずもないわけですから、結果としてお客様も不幸になります。
大切なのは人と人。
まずはこの「人と人」の関係を厚く熱くしていくべく、対話を数多く重ねていきたいという想いです。
我が娘とも対話を重ねていきたいものですが、最近なかなか相手をしてもらえず凹みます。
金八先生に教えを請いたいものです。
ということで、まずは長髪にしようかと思います。
・・・周りを挑発しそうなので、思うだけにしておきます。
商品に歓送迎で節税を
春は出会いの季節でもあり、別れの季節でもあります。
我が子も、4月の新年度から新しいクラスになり、子どもながらも緊張しているのがなんとなく伝わってくる・・・
私の友人も3年程勤め上げた職場を退職することを決めたとのことです。
「石の上にも三年」ということはよく言われたもので、冷たい石の上にも三年もいれば暖かく感じてくるということ。
我慢強く辛抱していけば、必ず報われる。
ただ、私が思うに、
「石の上にも三年」ではあるものの、その三年を超えれば次の場所へ行かなければならない。
今の変化の多いこの世の中、三年を超えて安穏としているようでは、極めて危険であると言えます。
さて、今日はそんな危険なモノ。
不良在庫について見ていくことにしましょう。
1.不良在庫って?
読んで字のごとく、悪くなった在庫のことです。
要は、仕入れたもののもう廃れてしまって売れなくなったというものですね。
石の上にも三年ではないですが、三年も立てば売り物になっていないことも多いでしょう。
2.税金対策で使えないの?
当然、もう売れないのですから、在庫をそのまま寝かしておくのももったいない。
かと言って売ろうとしても売れない・・・
だとしたら、いっそのこと処分してしまいましょう(!)
処分しても、その処分する費用はかかりますが、それ以外にお金は動きません。
でも、在庫として上がっている仕入商品を「不良在庫処分」として処理すれば、買った値段分が損失となり、経費にできます。
利益が上がって何か節税を、という時に、ぜひこのことも視野に入れておきたいものです。
お仕事をしている間に、幾多の辛いことや嬉しいこと、悔しいことや、腹の立つこと・・・
すごくいろいろな想いがわいてくることと思います。
ただ、自分が辛いと思ったことは、誰かが同じような状況になったとしても同じく辛いはず。
逆に自分が嬉しいと思ったことは、誰かが同じような状況になったとしたら同じく嬉しいはず。
これを素直に受け入れていけば、
自分発信で悲しみ・怒りというような負の感情(必ずしも負とはいえないこともありますが)は小さくできるし、
逆に嬉しい・楽しいというような正の感情は同じく自分から多く多く発信することで、周りの人も幸せになれます。
ただ、たとえばずっとプールの中にいて、潜った時の苦しさやクロールで速く泳げた時の爽快さを5年、10年と感じ続けるよりも、
プールは3年で抑えて、今度はサッカーをして走ることのキツさ、ゴールが決まった時の爽快感を感じる方が、より人間としての深さが増すことでしょう。
それがその人の感受性や人間味の母体となり、それに共感してくれる人が集まってきます。
自分に合う人なので、気持ちのよい関係ばかり。
こんな人たちと一緒に仕事ができれば最高だなぁとよく思います。
今私たちがいるのは、広い宇宙の中の地球。
その地球の中の日本。
そのまた日本の中の九州。
そのまた九州の中の福岡。
実に狭い狭いところです。
この狭いところにずっといるより、視点を広く持って、どんどん違う空気を吸いに出かけることはすごくいいことだと思います。
この間行った事務所の物件見学では、下が飲食店の場所があり、毎日お料理の違う空気が吸えます(!)
その日はおそらくガーリックシュリンプ(!)
・・・やめときます。この事務所は・・・
一括がいいの?分割がいいの?
今月末に事務所を移転することになりました。
今のところが手狭になってきたため、作業場としての事務所を天神に構えます。
これを機に会計ソフトの入れ替えや備品の購入なども検討しているのですが、
ここで考えるのが「一括で買うか分割で買うか」という選択。
私のクライアント様でもよく聞かれるいわば永遠のテーマですね。
みなさんはどうでしょうか?
1.経費の面から考える
一括と分割って税金面からどうなの?
という質問はよく受けます。
結論として、「変わらない」というのが答え。(細かく言うと違う部分もありますが、あくまでザックリ。)
30万円以上のモノは全部経費にならず、いったん経費ではない「資産」として取り扱います。
そこから、そのモノの耐用年数に応じて毎期少しずつ経費にしていく(「減価償却」といいます。)という考えになってきます。
お金を払うタイミングは関係ナシです。
「お金を払う≠経費」
これはよく覚えておきたいポイントです。
消費税も同じです。
払ったタイミングでなく、そのモノを納品した日に消費税を払ったものと考えて、納品した期の納付する消費税からその分を引いてもらえます。
2.お金の動きから考える
では、実際のお金の流れを考えるとどうでしょう?
1.でも述べたように、税金関係は変わりません。
ここからは保守的にマイナス思考でいきます(心は常にプラスですが♪)。
一括で買うとなると、その瞬間にお金が消えます。
300万のものを買うと、300万が一時に消えるわけです。
ただ、余裕資金の中から300万を払うとしたらまだいいです。
・・・でしょうか?
もし、
取引先の倒産で売上代金が回収できなかったら?
自分が病気になって、売上をあげられなかったら?
・・・などと考えると、やはり「今のお金」が必要なわけですね。
そういう風に考えると、やはり私は分割をオススメします。
もちろん、その分の利息は取られます。
でも今の低金利の時代、利息などほんの少し。
利息は万一があった場合の保証料と考えると納得いきませんか??
不思議な心理で、「借金は悪」と考えている人がかなりの確率でいらっしゃいます。
でも、もしものことを考えると私から言わせれば「借りれるお金は借りておこう!」という話。
利息で安心が買えるとしたら安いものですね。
我が家は女子が4人・・・
安心のためのたまに買う手土産は、生活していく上での利息です。
利息を払って休息を得る・・・
・・・と考えると、
がんばれそうです。
・・・
・・・うんうん。